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9/15【全日本】青柳無念 快勝・崔が2回戦進出、ゼウスを決勝指名

『第6回 王道トーナメント』開幕戦
新潟・三条市厚生福祉会館(2018年9月15日)
「第6回 王道トーナメント」1回戦=○崔領二vs青柳優馬×

 崔が青柳を撃破し、2回戦進出を決定。三冠王者・ゼウスを決勝戦の相手に指名した。

 この日から秋の祭典『第6回 王道トーナメント』が開幕。1回戦2試合が組まれた。先陣を切って行われたのはアジアタッグ王者・青柳と、崔の対決。野村との決勝対決を誓い合っていた青柳は何としても初戦を突破したいところだった。

 だが、崔の容赦ない猛攻が青柳を襲った。場外戦でDDTを連発して先手を取ったものの、崔はシュミット流バックブリーカー、キャメルクラッチと腰攻めで鎮圧。青柳もドロップキック、ジャンピングエルボーで反撃し、ダイビングボディアタックを連発したが、ジャーマンは崔が阻止。ブレーンバスターで叩きつけ、サッカーボールキックで蹴りまくった。

 粘る青柳も追尾式ジャンピングニー、ジャーマンで食い下がったものの、ロックスターバスターを阻止した崔がトップロープからの雪崩式ブレーンバスターを敢行して完全に失速。すかさず崔が赤川鉄橋をぶち込んで3カウントを奪った。

 この結果、崔が2回戦進出を決定。9・21広島でボディガーvs火野(9・17後楽園)の勝者と対決することになった。「僕の中で青柳と野村のこの二人は紙一重じゃないですか。吸収早いし、勝っても負けてもどっちもおかしくない」、「この(成長の)スピードは恐ろしいなと思うし、プロレスに向き合ってる姿勢が凄い」と手放しで絶賛した崔だが、まだまだ譲るつもりはない。「全日本プロレス、最高峰のヘビー級が集まって、最高のトーナメント」で頂点を目指すのみだ。

 そこで崔は「今、全日本のお客さんに観てもらいたいカードというのは俺とゼウスの中で俺ら二人の試合なんで、それをこのトーナメントの一番いいとこでやるというのはマスト」と決勝戦の相手に三冠王者を指名した。崔とゼウスはかつてチャンピオン・カーニバルや王道トーナメントで対決し、そのたびに大会ベストバウトといってもおかしくない激闘を展開してきた。その定番カードを崔は決勝の舞台で実現させ、秋の栄冠を勝ち取るつもりだ。

【崔の話】「直前まで北海道の方まで巡業してたんですけど、最近、参戦が少なくて、半分ぐらいしか参戦してなくて、その間にも青柳、野村がこれだけ伸びてる。ランズエンドってところで僕も団体やってますけど、ホント全日本プロレス、凄いなって思うのが下の人間がこんなできてたら驚きですよね。僕の中で青柳と野村のこの二人は紙一重じゃないですか。吸収早いし、勝っても負けてもどっちもおかしくない。2年半前かな。俺が参戦した時はそうじゃなかった。まだ若手だった。このスピードは恐ろしいなと思うし、プロレスに向き合ってる姿勢が凄いんじゃないかなと正直思いますね。このトーナメント、次、ボディガーでしたっけ? あのあたりと当たるんですけど、僕はこのトーナメントの前評判なんて別にそんなことどうでもいいと思うんですよ。前評判がどうこうで変わるわけじゃないから。ただ、僕は信じてますね。このトーナメント、全日本プロレス、最高峰のヘビー級が集まって。それはもう試合みればわかるし、みんな一生懸命やってるし、みんな命がけの試合やってるし。ここのリングは本当に間違いない。お金払ったお客さんを必ず満足させる。全ての基本じゃないですかね。最高のトーナメントだと思ってます、勝っても負けても。個人的なこといえば決勝までいって最近誌面をにぎわせてないんで。ゼウスはどっちのブロックでしたっけ? 向こう側? ゼウスと準決勝、決勝どっちでもいいから当たりたいなと思います。そこじゃないかなと思いますね。今、全日本のお客さんに観てもらいたいカードというのは俺とゼウスの中で俺ら二人の試合なんで、それをこのトーナメントの一番いいとこでやるというのはマストかなと思いますね」

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