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9/15【新日本】オカダに暗雲 YOSHI-HASHIと亀裂、ホワイトは身勝手暴走

『DESTRUCTION in HIROSIMA』広島サンプラザホール(2018年9月15日)
○棚橋弘至&真壁刀義&本間朋晃vsオカダ・カズチカ&ジェイ・ホワイト&YOSHI-HASHI×

 ホワイトの身勝手暴走が呼び水となり、YOSHI-HASHIとの誤爆をキッカケに亀裂が発生。棚橋戦を控えるオカダに暗雲が立ちこめた。

 今年のG1 CLIMAXを制し、1・4東京ドームでのIWGPヘビー級王座挑戦権利証を手にした棚橋は、その争奪戦の相手にオカダを指名。9・23神戸での一騎打ちが決定した。今シリーズでは連日前哨戦で火花。棚橋が「試合にYOSHI-HASHIを懸けろ」と迫れば、オカダが権利証の入った白いアタッシュケースを「センスが悪い」と難癖をつけるなど心理戦も続いている。

 そんな争奪戦の前哨戦に今宵からシリーズに合流したホワイトが登場。G1で棚橋、オカダから直接勝利をあげているスイッチブレードが試合をひっかき回した。ホワイトはのっけから動く。先発は棚橋とオカダとなり、場内は沸き返るが、ホワイトは強引にタッチを交わし、2人の戦いに割って入った。会場はブーイングに包まれる。

 ホワイトはラフファイトを織り交ぜて棚橋をやり合うと、その後も不遜な態度を続け、オカダと距離を取る。連係攻撃には加わらず、棚橋を場外で襲撃。オカダが詰め寄り、不穏な空気が漂った。

 試合はCHAOSが本間を攻め込む展開に。オカダは何度も控えの棚橋に視線を向ける。オカダとホワイトのタッチも何とか成立した。

 しかし、代わった真壁がCHAOSをナデ斬りにすると、ホワイトがまたも不可解な動きに出る。真壁に猛攻を受けたホワイトは、コーナーでうずくまるオカダを叩いて強引にタッチを渡す。いきなり試合権を手にしたオカダはそのまま真壁に攻め込まれてしまった。

 オカダがダメージを引きずった場面で棚橋が登場。ツイスト&シャウト、スリングブレイドと大技攻勢に出る。棚橋は一気にハイフライフローを狙うも、オカダはドロップキックで抵抗。コーナー上の棚橋を抱え上げてツームストンパイルドライバーの構えに。これは不時着を許したが、カウンターのドロップキックを叩き込んだ。

 タッチをもらったYOSHI-HASHIはヘッドハンターを繰り出すも、またまたホワイトが動く。パイプイスを持ってエプロンに上がり、YOSHI-HASHIに渡そうとしたのだ。YOSHI-HASHIが拒否すると、息を吹き返した棚橋がホワイトを場外に排除。そのまま正規軍トリオがYOSHI-HASHIに畳みかけた。

 真壁&本間のサンドイッチラリアット、本間の小こけしから、棚橋がハイフライフローを狙うが、ホワイトが阻止。ならばと棚橋はダルマ式ジャーマンの体勢に。オカダがYOSHI-HASHI救出に入るが、フロントハイキックが痛恨の自爆。すかさず棚橋が丸め込んで、巧みに3カウントを奪い取った。

 試合後、YOSHI-HASHIがオカダに激怒。なだめるオカダを振り払って怒りをあらわにする。YOSHI-HASHIは棚橋と視線を交錯させたものの、何も行動せずにリングをあとにした。オカダはホワイトも押し問答。思わぬCHAOSの内紛にオカダは頭を抱えるばかりだった。

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