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9/22【全日本】ジェイク肉薄も宮原が大熱戦制す、準決勝で火野との雪辱戦へ

『第6回 王道トーナメント』福岡・博多スターレーン(2018年9月22日)
「第6回 王道トーナメント」2回戦=○宮原健斗vsジェイク・リー×

 宮原が2ヵ月ぶりの再戦となったジェイクを返り討ち。準決勝で火野との雪辱戦に臨むことになった。

 「優勝しかありえない」と宣言して臨んだ王道トーナメント。宮原は1回戦でヨシタツとのヨシケン対決を制し、この日の2回戦に勝ち進んだ。相手は秋山から初勝利をもぎ取ったジェイク。7・1札幌以来2ヵ月ぶりの再戦が実現した。

 序盤から一進一退の攻防が続く中、宮原は場外戦でフェンスへのギロチンホイップを敢行し、頭突きを連打するなど先手を取った。負けじとジェイクもサッカーボールキック、ミドルキックを連打し、花道上でのDDTで突き刺して譲らず。エプロン上での攻防でもブラックアウトをキャッチしてDDTでエプロンに叩きつけ、ローキックで胸板を蹴りつけた。

 流れをつかんだジェイクはランニングローキック、ミドルキック連打で攻めまくる。前夜の広島大会で初公開したドクターボムを爆発させたが、バックドロップは宮原が決めさせず。ジェイクのヒザが火を噴く前にブラックアウトを前後から連射した。

 だが、シャットダウンをジェイクが阻止すると、ジャイアントキリング葬を予告していたジェイクのヒザがここから冴え渡った。振りほどくと同時にニーリフトを突き上げ、カウンターのニーリフトもグサリ。秋山ばりのニーリフト乱打を浴びせると、後頭部を踏みつけるえげつない攻撃も披露。反撃を狙う宮原をカウンターのニーリフトで迎撃し、ジャイアントキリングをぶち込んだ。

 窮地に陥った宮原だったが、むき出しにした右ヒザによるジャイアントキリングを狙ったジェイクをブラックアウトで迎撃して突破口を開いた。二段式ジャーマンで追い討ちをかけると、ブラックアウトをこれでもかと連射。最後はシャットダウン・スープレックス・ホールドを爆発させて3カウントを奪った。

 大熱戦の末にジェイクを返り討ちにした宮原がベスト4進出を決めた。ジェイクが大いに肉薄し、宮原にとっては薄氷を踏むような勝利だった。「もう俺が知ってるジェイク・リーじゃない。王道トーナメント1回戦で彼は違う人間になった」と表現し、「俺のとこ来いなんて彼に偉そうなことはもう言えない。もう俺のライバルだ」と認め、ネクストに思いをはせた。

 最高男にとっては王道トーナメント制覇が今現在の最重要テーマ。9・24大阪大会の準決勝では火野と対決することになった。4月のチャンピオン・カーニバル公式戦で勝利しているが、8・26流山大会で雪辱を許したばかり。「大阪決戦まで残った。必死だ。必死だ、全力だ。全力で今日まで来た」と胸を張った宮原は、「大阪、優勝狙うには2試合か。その日も全力を出して、全力を出して、結果的に優勝。優勝しかないだろ」と言い切った。初優勝まであと二つ。最高男は大阪決戦を「全力」で駆け抜け、栄冠を勝ち取る。

【宮原の話】「よっしゃあ。勝ち取ったぞ。勝ち取った。大阪決戦まで残った。必死だ。必死だ、全力だ。全力で今日まで来た。その結果が勝ちにつながった。よっしゃ。(優勝まであと二つで、準決勝の相手が火野だが?)流山で負けた火野裕士。大阪、優勝狙うには2試合か。その日も全力を出して、全力を出して、結果的に優勝。優勝しかないだろ。ジェイク・リー、もう俺が知ってるジェイク・リーじゃない。王道トーナメント1回戦で彼は違う人間になった。それぐらい、俺のとこ来いなんて彼に偉そうなことはもう言えない。もう俺のライバルだ。ついに現れた。ライバルだ。これから…もう始まってるけど、まだまだ奴との物語は続く。ただ、今は王道トーナメント優勝だ。それしか、俺の今プロレス生活においてそれ以外の目的はない。優勝だ」

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