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9/23【新日本】BUSHIとの苦闘制す KUSHIDAがIWGPジュニア返り咲き王手

『DESTRUCTION in KOBE』兵庫・神戸ワールド記念ホール(2018年9月23日)
IWGPジュニアヘビー級王座決定トーナメント1回戦=○KUSHIDAvsBUSHI×

 KUSHIDAが苦戦の末にBUSHIを撃破し、IWGPジュニア王座決定トーナメント1回戦を突破。1年ぶり6度目の戴冠に王手をかけた。

 ヒロムの負傷欠場による返上に伴い、空位となったIWGPジュニア王座を争う王座決定トーナメントが行われることになった。出場するのはKUSHIDA、BUSHI、オスプレイ、マーティー・スカルの元王者4人。この日はKUSHIDAとBUSHIが1回戦で対決した。

 ゴングと同時にBUSHIがエルボー合戦を連打で制し、低空ドロップキックを見舞えば、KUSHIDAはハンドスプリング式キック、エプロンからのランニングローキックで応戦。アームロックとヘッドシザースの複合技で絞め上げた。

 場外戦で逆転したBUSHIは首4の字固めでスタミナを奪い、トップロープに乗せてのミサイルキックを挟んでSTFで絞め上げる。KUSHIDAが耐えてもミサイルキックを見舞い、着ていたTシャツで首を絞め上げた。

 負けじとKUSHIDAは低空ドロップキックやランニングエルボー連発で反撃。トップロープからの雪崩式ブレーンバスターで叩き落とす。バックトゥザフューチャーはBUSHIが変型旋回バスターで叩きつけて阻止。エルボー合戦、チョップ合戦と打撃戦の様相を呈し、BUSHIが張り手を見舞えば、KUSHIDAはミドルキックを連発して左腕を狙い撃ち。負けじとBUSHIは飛びつきストマックブロックで撃墜。トペスイシーダ、カナディアンデストロイヤーで一気に攻め込んだ。

 KUSHIDAもエムエックスをホバーボードロックで切り返した。BUSHIが反転してレフェリーと接触し、そのスキに黒い毒霧を噴射。顔面が黒に染まったKUSHIDAをブシロールで丸め込んだ。何とか肩を挙げたKUSHIDAはその場飛びエムエックスを阻止すると、バックトゥザフューチャーを敢行。それでも飽き足らずKUSHIDAはそのまま起き上がると2発目のバックトゥザフューチャーを爆発させて3カウントを奪った。

 KUSHIDAが決勝進出を決定。顔面が真っ黒に染まりながらも「俺の師匠(TAJIRI)を誰だと思ってんだ? てめぇの毒霧なんて効くわけねぇだろ」と豪語し、「BUSHI、お前だけじゃあいつのベルトに対する無念の思い、背負いきれねぇだろ」と覚悟の違いを強調するように言い切った。

 これで昨年10月に第75代王者から陥落して以来、1年ぶり6度目の戴冠に王手をかけた。KUSHIDAは」9・30ロサンゼルス大会で行われるオスプレイvsスカルの勝者と10・8両国大会で新王者決定戦を争う。

プロ格 情報局