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10/2【DRAGON GATE】PACが電撃復活 土井吉、YAMATO、Kzyが包囲網、6人タッグ4WAY戦で激突へ

 『THE GATE OF VICTORY 2018』後楽園ホール大会が2日、行われ、PACがREDの新メンバーとして電撃復活。吉野正人、土井成樹、YAMATO、Kzyが呼応して包囲網を作った。それを受けて、11・6後楽園でRED、MaxiMuM、TRIBE VANGUARD、NATURAL VIBESによる6人タッグ4WAY戦が行われることになった。

 8・7後楽園ではビッグR清水が、9・6後楽園ではBen-KがMaxiMuMを裏切ってアンチアスに加入。さらに、9・24大田区ではKAZMA SAKAMOTOが新メンバーとして加わると、アンチアスはユニット名をREDに変更し、更なる勢力拡大を宣言した。

 セミファイナルではそんなREDを討伐すべくMaxiMuMの土井&吉野が清水&Ben-Kと激突。土井吉は抜群の連係で裏切り者を完封し、最後は土井がバカタレスライディングキックで清水を撃破して、極悪ユニットの勢いを止めたかに見えた。

 しかし、メインイベントでそれを覆す大きなうねりが起こる。起点は新メンバーの「X」だった。Eitaは鷹木信悟&B×Bハルクの同期タッグ結成に合わせて、「X」投入を予告していた。鷹木、ハルク、Eitaの3人がリングに入ると、最後にXとしてPACが登場。場内は騒然となった。

 PACは2007〜2012年にかけて常連外国人選手としてDRAGON GATEマットで活躍。ブレイブゲート王座、などを戴冠した経験がある。2012年には新日本プロレスのベスト・オブ・スーパージュニアにも参戦した。同年にWWE入りを果たし、クルーザー級戦線で活躍。しかし最近、一部報道で退団したと報じられていた。

 そんなPACは6年ぶりのDRAGON GATEマットで躍動。空中殺法は健在で、強烈なミサイルキック2連発をハルクに見舞うと、Eitaの背中を踏み台にしたキリモミプレスも完璧に決まる。REDの暴走スタイルにもキッチリと順応。Eitaとのチームワークも抜群で、トラースキック&ハイキックの同時弾をハルクに叩き込んだ。

 鷹木のパワーに手を焼く場面もあったが、REDのメンバーから援護射撃を受けると、最後はEitaのトラースキック乱射からPACが360°シューティングスタープレスを投下して勝負あり。所属最後の後楽園出場となった鷹木から完璧な3カウントを奪い去った。

 REDの新メンバーとして紹介されたPACは、土井、吉野、ハルク、YAMATOの標的に掲げて宣戦布告。DRAGON GATE制圧を予告した。それに呼応して各選手が次々にリングに飛び込んでくる。まずはYAMATOが「世界を渡り歩いてきたお前に指名されるのは光栄だ。だがな、お前がこのリングを去ってからの6年間、俺たちがこのリングを守ってきたんだ。そして、これからも守っていくんだ。俺とハルクを潰すだ? 上等じゃねえか。やってやろうじゃねえか」と迎撃を宣言。続いて吉野とともに現れた土井は「PAC、久しぶりやな。お前の口から土井吉の名前が出た以上、俺らも黙っているわけにはいかへんな」と言い返し、YAMATOと押し問答を始めた。

 それどころか、名前を出されていないKzyもNATURAL VIBESの面々を引き連れて登場。「俺たちはREDに借りがあるんだよ。お前が帰ってきてそこに入る。好都合だ。今は土井、吉野、YAMATO、ハルク…俺も忘れてもらっちゃ困るんだよ。昔のm.c.KZだと思うなよ!」と詰め寄ると、土井やYAMATOも割って入り、リング上は大混乱に。

 すると、見かねた八木隆行本部長が止めに入り、「口でいくら揉めてしょうがねえだろ? キッチリ正々堂々、試合で揉めてもらおうか?」と4ユニットによる6人タッグ4WAY戦を提案。11・6後楽園に舞台を指名した。

 NATURAL VIBESはトライアングルゲート王者のKzy&横須賀ススム&堀口元気、MaxiMuMは土井&吉野&ジェイソン・リー、TRIBE VANGUARDはYAMATO&ハルク&フラミータが出場すると宣言。REDはPAC&清水&Ben-K組が名乗りを挙げ、4ユニットによる総力戦が正式決定した。

 さらに、その直後、Eitaがドラゴン・キッドを襲撃。キッドが1年半かけて育てた新マスクマン「ドラゴン・ダイヤ」を11・6後楽園でデビューさせると休憩明けに発表したことを受けて、Eitaは「お前が下のヤツを育てられるわけねえだろ。俺と神田(裕之)で2人を相手をしてやろうじゃないか」と宣言し、両チームの対戦も決定した。

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