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10/3【全日本】三冠2度目の前哨戦 ゼウスが宮原眼前でヨシタツ粉砕 「高い鼻をへし折る」

『GROWIN' UP vol.16』東京・新木場1stRING(2018年10月3日)
○ゼウス&TAJIRI&KAIvs宮原健斗&青柳優馬&ヨシタツ×

 三冠戦へ向けた2度目の前哨戦は王者・ゼウスが宮原の眼前でヨシタツを豪快に粉砕。「本当にいきがってるよね。俺がこんな鼻へし折る」と通告し、最高男に代わって全日本の牽引者となる構えをみせた。

 10・21横浜文体での三冠戦へ向けた前哨戦が9・30熊谷大会で幕開け。2度目の激突となったこの日はゼウスがTAJIRI&KAI、宮原がヨシタツ&青柳とそれぞれ組んで対戦した。

 両者の直接対決はいきなり実現。ゼウスが逆水平、宮原がエルボーを激しく打ち合い、ゼウスが競り勝てば、宮原もフロントハイキックでやり返して譲らない。戦場が場外に移ると、宮原が花道上で頭突きを打ち込んだ。

 ゼウスも黙ってはいない。宮原にみせつけるように青柳を圧倒。そして終盤戦は王者の独壇場となった。ヨシタツの猛攻をしのぐと、バイセップスエクスプロージョンでヨシタツと青柳を次々になぎ倒す。宮原がブラックアウトで鎮圧にかかってもキャッチし、バイセップスエクスプロージョンを叩き込んで返り討ちにした。そして最後はTAJIRIにセーブされる宮原の眼前でジャックハマーを爆発。ヨシタツを豪快に料理した。

 2度目の前哨戦はゼウスが快勝。試合後、宮原の眼前で三冠ベルトを掲げた王者は、「健斗。王道トーナメント制覇したからっていきがるなよ。俺が全日本プロレスの三冠チャンピオン、ゼウスや。おい、10月21日、楽しみにしてるからな。気合い入れてかかってこい」と宣戦布告した。宮原が「俺は王道トーナメントを優勝する前からいきがってんだよ」と言い返して去ると、「俺、こんな話、大好きやねん。ムチャムチャおもろいよね。本当にいきがってるよね。俺がこんな鼻へし折る」とジェスチャーつきで言い切った。

 「必ず2人でこの前に(7・29)大阪でやった三冠戦を超える三冠戦をして、俺が全日本プロレスの三冠チャンピオン、そしてこれからはしばらくこの俺が全日本プロレスを引っ張っていく」。そう宣言したゼウスは宮原に連勝し、自らが新たな全日マットの牽引者となるつもり。圧倒的な女性人気を誇る宮原に対抗意識を燃やしつつ、「まだ7割5分ぐらいなんで。ここから21日に向けて、100%、120%の仕上がりにしていけたら」とV2戦へ向けて調子を上げていく構え。「この三冠戦に今年の命運懸かってるから。ここで最高な試合をして勝つ。そして今年を最強タッグで締めくくる」との青写真も描いていた。

【試合後のゼウス】
――今日は2度目の前哨戦。宮原選手の目の前で豪快に勝利したが?

▼ゼウス「まあ、豪快に一応勝利しましたね。けど、自分の中で自分の試合っていうのは、まだ7割5分ぐらいなんで。ここから21日に向けて、100%、120%の仕上がりにしていけたらなと思っています」

――まだ文体まで時間があるが、宮原選手と当たった感触は?

▼ゼウス「凄い向こうの勢いと強さを感じたんで。やっぱり自分もより一層気を引き締めていかなきゃならないなと。いい試合になりましたね。勝ちはしましたけど、気の引き締まる試合になったんで。今日からまた21日に向けて、プロレス漬けの18日間を過ごしたいなと思ってます」

――どうしても宮原選手の女性ファンが気になるようだが?

▼ゼウス「いやいや、気にならないんですけど、僕はもう本当にガキの頃から男に囲まれて育ってきて。やっぱり僕の声援は…。『祭りやで!』、『祭りや行け!』とか、あの声を聞いたら、凄いなって。健斗さんの時は『健斗ー!』って。その差がわかりやすいから。これやったら、もうより一層、全日本プロレスの男は全員ゼウスにつけと。俺が夢見させたろうやないかいと。ギャルはみんな、プ女子はみんな健斗さんのファンで。けど、女性(のゼウスファンも)も一応おるから(笑) そう思ったら、面白い抗争が出来上がるんじゃないかなと。横浜文化体育館、最高の祭りにして、今年最大のピークに持って行きますよ、10月21日。今年、最強タッグがこのあとに控えているんですけど、三冠戦は最後になるかもしれないですからね。この三冠戦に今年の命運懸かってるから。ここで最高な試合をして勝つ。そして今年を最強タッグで締めくくる。これが僕の中でのストーリーかなと思ってます。皆さんいつも全日本プロレスをご覧いただきありがとうございます。全日本プロレスは祭りやで! わっしょーい、わっしょーい、わっしょーい!」

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