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10/7【WWE】AJがジョー返り討ちでWWE王座防衛、ブライアン迎撃へ アンダーテイカー敗戦もトリプルHとマイケルズをKO PPV大会『スーパー・ショーダウン』

 PPV大会『スーパー・ショーダウン』が現地時間6日、オーストラリア・メルボルン・クリケット・グラウンドに70309人の観衆を集めて開催された。WWE王者・AJスタイルズはノーカウントアウト、ノーDQ戦でサモア・ジョーを下し、王座防衛。次回PPV大会『クラウン・ジュエル』でダニエル・ブライアンとの対決が決まった。ジ・アンダーテイカーはトリプルHとの“最後の対決"に敗れたものの、ケインとともにトリプルHとショーン・マイケルズをKOした。

 WWE王者AJはノーカウントアウト、ノーDQ戦(反則裁定なし)でジョーとの再戦を迎えた。前回の王座戦での疑惑判定、さらにジョーの度重なる家族への挑発で遺恨を深めた両者の対決はゴング前から殴り合いでヒートアップ。巨体のジョーがトペ・スイシーダやショルダータックルで攻め込むと、AJもフェノメナルフォアアームやフェノメノンDDTで反撃した。ジョーがテーブルを持ち出しても、AJはジョーを担いでテーブル葬。この攻撃でジョーは左足を負傷。容赦しないAJは制裁とばかりに左足を集中攻撃すると、カーフ・クラッシャーや450°スプラッシュを左足に決めて追い詰めた。動きが鈍ったジョーはコキーナ・クラッチで一発逆転を狙ったものの、AJは体を反転させて回避し、流れるようにカーフ・クラッシャーを決めてジョーからタップを奪った。王座防衛を果たしたAJはこの日、ザ・ミズを破って挑戦権を獲得したダニエル・ブライアンとPPV大会『クラウン・ジュエル』で対戦することが決まった。PPV大会『クラウン・ジュエル』は日本時間11月3日にWWEネットワーク(日本語実況版あり)で生配信される。

 この日、アンダーテイカー(withケイン)とトリプルH(withショーン・マイケルズ)の“最後の対決"がノーDQ戦(反則裁定なし)で実現した。アンダーテイカーはオールド・スクールやスネークアイズを決めて攻め込み、必殺のツームストーン・パイルドライバーを決めたが、カウントは2。トリプルHも場外でアンダーテイカーを痛めつけ、ペディクリーを繰り出したが、これも2カウント止まり。互角の攻防が展開された。さらにヒートアップすると、アンダーテイカーがパイプ椅子、トリプルHがハンマーを持ち出して激突。ここでマイケルズが介入し、不意打ちのスィート・チン・ミュージックをさく裂させ、続けてトリプルHがスレッジハンマーを繰り出してアンダーテイカーに大ダメージを与えた。最後はマイケルズのスィート・チン・ミュージックからトリプルHがペディグリーをさく裂。アンダーテイカーは3カウントを聞いた。試合後、トリプルHは倒れたままのアンダーテイカーに手を差し伸べ、抱き合った。が、アンダーテイカーがトリプルHを捕まえてツームストーン・パイルドライバーを敢行。マイケルズを場外の解説席にチョークスラムで叩きつけた。敗れはしたものの、アンダーテイカー&ケインの破壊兄弟がトリプルH&マイケルズをKOしてリングを後にした。

 ザ・シールドがブラウン・ストローマン&ドルフ・ジグラー&ドリュー・マッキンタイア組と激突した。先週のロウ前哨戦では1勝2敗と負け越し。さらに戦闘不能に追い込まれたシールドにとっては雪辱戦といえる全面対決となった。両チームの乱闘で試合が始まると、中盤にはローマン・レインズのスーパーマンパンチがディーン・アンブローズに誤爆。さらにレインズとセス・ロリンズがストローマンら3人に囲まれた。ここでシールド離脱が噂されるアンブローズの動きに注目が集まったが、アンブローズは裏切らずブラウン・ストローマンにドロップキックをさく裂。アンブローズが劣勢を打開すると、最後はダーティ・ディーズでジグラーを沈めてカウント3。全面対決に勝利したシールドは3人で拳を突き合わせて固い結束を示した。

 アスカはナオミと組んでアイコニックス(ビリー・ケイ&ペイトン・ロイス)と対戦した。オーストラリア出身のアイコニックスは凱旋試合となったが、アスカ&ナオミはドロップキック、ヒップアタックを同時に決めると、ナオミがムーンサルトを繰り出して優勢に進めた。が、終盤にビリーがロープに飛んだナオミの足を引っ張って妨害。続けてアスカをバリケードに叩きつけると、連係攻撃からペイトンがランニングニーをナオミにさく裂。アイコニックスが凱旋試合を勝利で飾った。

 ロンダ・ラウジー&ベラ・ツインズがライオット・スクワッドと対戦した。ニッキー・ベラとルビー・ライオットの顔合わせで試合が始まると、ニッキーがライオット・スクワットの巧みなチームワークに捕まって苦戦を強いられた。しかし、スキを突いた飛び蹴りでニッキーが打開すると、交代したロンダがサラ・ローガンに一本背負いを2発さく裂、続けてスタンディング・リバース肩車からアームバーを狙った。リブ・ローガンがカットに入っても、ロンダはリブも捕まえて2人まとめてアームバーで捕獲。これが見事に決まるとロンダはダブルタップアウトを奪ってライオット・スクワッドに勝利した。

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