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10/16【全日本】岩本がめんそーれに快勝 世界ジュニア戦へ「他の全日ジュニアの思いも背負う」

『2018旗揚げ記念シリーズ』秋田・横手体育館(中体育室)(2018年10月16日)
○岩本煌史vsブラックめんそーれ×

 世界ジュニア次期挑戦者・岩本がめんそーれとのジュニア対決に快勝。「挑戦できなかった全日本のジュニアの選手たちの気持ちも背負って戦っていかないといけない」とさらなる責任を自らに課した。

 11・29名古屋大会で世界ジュニア王者・近藤への挑戦が決まっている岩本。この日はめんそーれとのシングル初対決が組まれた。序盤から中盤にかけてめんそーれのねちっこいラフ殺法に手を焼いたが、ネックスクリュー、変型バックブリーカー→DDTの連続攻撃で挽回。丸め込みを連発されて冷や汗をかき、トラースキックを何発も食らったものの、高速ドラゴンスープレックスで逆襲すると、最後は孤高の芸術を鮮やかに決めて3カウントを奪った。

 めんそーれとの初シングルに快勝した岩本が好調ぶりをみせつけた。ジュニア勢とのシングルは1ヵ月後の世界ジュニア挑戦へ向けた格好の調整といえ、岩本は「全日本に所属してればヘビーと当たることが当たり前。ジュニア同士のシングルは結構珍しいことなんで。その感覚を11月29日まで失っちゃいけないし、もっと研ぎ澄まさないといけない」とさらなる上積みを見据えている。

 そしてめんそーれとの戦いを通じて感じるものもあった。今回、外敵王者・近藤からの奪還を狙う岩本はいわば全日ジュニアの代表。「ジュニアはもちろん俺だけじゃないというのは戦っていてわかったし、一つ一つの攻撃のダメージから、そういう思いも伝わってきた」という岩本は、「挑戦できなかった全日本のジュニアの選手たちの気持ちも背負って戦っていかないといけない」との思いを強くした。ジュニアの至宝流出を招いた責任と、それを自らの手で払しょくする覚悟はできている。腹をくくった岩本はそれに加えて全日ジュニア勢の思いも全て背負うつもりだ。

【岩本の話】「今日、ジュニアのブラックめんそーれとシングル初対決。タッグリーグ以来なのかな戦ったのは。タッグリーグの時とはもう何か全然別物というか、ホントに一瞬でも気を許したら危なかった。やっぱりジュニアはもちろん俺だけじゃないというのは戦っていてわかったし、一つ一つの攻撃のダメージから、そういう思いも伝わってきて、今回は世界ジュニア挑戦にあたっては、近藤修司から出されてる課題、それはもちろん自分のためにやっていかなきゃいけないけど、今日戦ってみて思ったけど、挑戦できなかった全日本のジュニアの選手たちの気持ちも背負って戦っていかないといけないんじゃないかなって、今日攻撃を受けながら自分の心に沁みてくるものがありました。(前回の丸山戦に続くジュニア同士のシングルに勝利して世界ジュニアへ向けていい調整になっているのでは?)そうですね。やっぱりヘビーの中に入ることがタッグマッチでも多いので、ジュニア同士、しかもシングルで戦うってなかなかある機会じゃないと思うんですよ。全日本に所属してればヘビーと当たることが当たり前。ジュニア同士のシングルは結構珍しいことなんで。その感覚を11月29日まで失っちゃいけないし、もっと研ぎ澄まさないといけない部分ではあるんで。今日、ジュニアでシングルで勝負できたのは自分の中で大きいですね。これを崩さずもっと上げていければいいかなと思います」

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