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10/24【WRESTLE-1】惜敗・頓所が「トンドコロ」に改名 11・23後楽園でCIMAとタッグ結成へ

『WRESTLE-1 TOUR 2018 UPDRAFT』東京・後楽園ホール(2018年10月24日)
○CIMAvs頓所隼×

 2カウント&ノーエスケープルールを利用してあわやの場面を何度も作った頓所だったが、最後はCIMAのメテオラを食らって敗北。「トンドコロ」への改名が決定した。試合後、頓所改めトンドコロはCIMAの呼びかけに応えて、11・23後楽園でのタッグ結成を承諾した。

 STRONG HEARTSは6・13後楽園に乱入し、W-1侵攻を始めた。その時から果敢に対峙してきたのがW-1所属の頓所だった。6・22新木場ではCIMAとの対戦が実現したが、わずか1分51秒で敗北。しかし、「トンドコロ」と酷評されながらも、その後もCIMAに食らいつき、4ヵ月ぶりの再戦を迎えた。オープニングで両軍がアピールした結果、頓所は「負けたら『トンドコロ』に改名」、CIMAは「2カウントフォール&ノーエスケープ」という特別ルールでの一戦となった。

 CIMAはDDT10・21両国の竹下幸之介戦のダメージを引きずり、首にテーピングをして登場する。STRONG HEARTSのセコンドが「トンドコロ」コールを巻き起こしたが、頓所がのっけから躍動。CIMAを連続して丸め込み、あわや勝利の場面を生み出すと、フロントネックロックに捕獲。CIMAはロープに足を伸ばすも認められず、頓所のチャンスがさらに広がった。

 それでもCIMAはコーナーの金具を包むマットを使って頓所を暴行し、やっとリズムを掴む。ロープめがけてにギロチンホイップやシーソーホイップを決めると、変型羽根折り固めで絞め上げた。場外戦でもエプロンに顔面から叩きつけるなど、やりたい放題に攻め立てる。

 リングに戻ると、串刺しダブルニーをグサリ。連発を狙ったが、頓所も引かない。カニバサミでコーナーの金具にCIMAを激突させた頓所は延髄斬りで場外に蹴落とすと、エプロンからミサイルキックを発射。リング上でもミサイルキックを浴びせ、2カウントを迫った。

 さすがのCIMAも懸命にキックアウトするが、頓所は後頭部にもミサイルキックを一閃。トラースキックもクリーンヒットすると、ドラゴンスープレックスの構えに。こらえたCIMAが追尾式のドロップキックをお見舞い。頓所の丸め込みを切り抜けると、パーフェクトドライバー、トラースキックと畳みかけ、シュバインの構えに。頓所はまたまた切り返して丸め込み、大歓声を巻き起こしたものの、すぐにアクセルを踏み直したCIMAはリストクラッチ式バックドロップで黙らせる。そして、最後はメテオラがさく裂。頓所を仕留めた。

 この結果、頓所の「トンドコロ」への改名が決定。「危なかった…。CIMA、勝っちゃいましたよ」とこぼしたCIMAは「おい、トンドコロ、そして社長、約束は約束だ。次の試合から『頓所隼』改め、トンドコロ隼で言ってもらうぞ」と迫った。

 「お前を改名させるだけじゃ終わらない」と不敵に宣言したCIMAは「俺らはSTRONG HEARTSや。腐ってもCIMAや。トンドコロ、お前を改名させるだけじゃ終わらへんぞ」と意味深げにつぶやくと、「来月11月23日、祝日、ここ後楽園ホールでCIMAがちゃんと責任取りますから。また上海から戻ってきますんで、CIMA&トンドコロ組どうですか?」とまさかのタッグ結成を提案した。

 「今、このリング上で3カウントを取られた。なんでそんなヤツと組まなきゃいけねえんだ。ふざけんじゃねえぞ」と一旦拒否されたが、CIMAは「若い若い」と一蹴。あえて「頓所」コールと「トンドコロ」コールの両方を巻き起こすと、「トンドコロ」コールの大きさを強調し、「メチャクチャ言いやすいやないかい! これがW-1のファンの反応や。お前はW-1のレスラーなのに、W-1のファンの反応を無視するんか? そこら辺のところを踏まえてもう1回答えを聞かせてくれ。プロレスは点と点が繋がって線になるんや。あなたは今、プロレスの線を切るハサミとプロレスの線を繋ぐ結び目を持っています。ハサミを使いますか? それとも結びますか?」と改めて迫った。

 逡巡したトンドコロだったが、「W-1が盛り上がるなら一緒にやろうぜ」と最終的に同意。「今日ここで3カウント獲られた借りは忘れてねえからな。この借りは必ず返してやるから」とアピールすると、CIMAも俺はお前の頓所という名前をずっと預かっておこう。機が熟したらいつでも取りに来い」と応じ、2人は握手を交わした。

 トンドコロが去っていくと、外敵の立場ながら「STRONG HEARTSはSTRONG HEARTSのやり方で必ずこのW-1を盛り上げる」とCIMAはアピールし、11・23後楽園で「満員を目指す」と断言。デズモンド・エグザビエ、ザッカリー・ウェンツ、トレイ・ミゲルの外国人3人の投入を予告した。

【試合後のCIMA】
※T-Hawk、リンダマン、山村、イーナンを引き連れてコメントブースに現れると

▼CIMA「日曜日に両国で大きい大会あったけど、リング上でも言ったように、それはそれ、これはこれ。まあ、今日はトンドコロとやったけど、彼がどんなプロレス人生を歩んできたのか、俺は知らんけど、俺が関わった以上は、自分が関わって『なんだこれ、つまらないな』、『おもろないな。なんや、STRONG HEARTSって』と思われたら、俺らは上海から出られへんのや。せっかく2時間で来れる距離で近いのによ。月1回、W-1、それからDDTに呼んでもらってるんやから、俺らは大いに使って帰してくれや。今日、初めて今までやってた連中と違うグループ…児玉選手とか、チャンピオンとかいたやろ? メインイベントで同じチームとあれやったら勝負しようやないか。ホンマによ、W-1は最初キッカケがあって、俺ら土足で6月に乗り込んだんや。6、7、8、9、10、来月で半年や。ひとつの成果出したる。だからよ、祭日や、友達連れて来い。俺らもアメリカから友達連れ来るからよ。全員崖っぷちや。W-1も崖っぷちや。賛否両論たくさんあるやろ。構わん構わん。全部ぶつけてこい。だからこそ面白いんや。でもな、トンドコロ。お前、来月は必ずCIMAと組んで、誰が対戦相手でも、2ヵ月連続お前が一番注目される大会にするからな。俺はそういう試合でW-1を必ず盛り上げるけどよ、ゲームマッチ、頼むぞ」

▼T-Hawk「任してください。今、試合はもちろんマイクもキレッキレ。おい、リンダ。なんだ俺たちの対戦相手は。いいか? お前ら随分と悪ぶっているようだけど、俺らもそれなりに心得があるんだよ。目には目を歯には歯を。俺たちもこのリングに覚悟を持って上がってんだ。そこを忘れるな」

▼CIMA「リンダ、なんかあるか?」

▼リンダマン「まあ、そういうことだ。キッチリリング上は動き回って、マイクは喋り倒して、STRONG HEARTS、ドンドンドンドンアピールしていきましょうよ。よろしく」

▼CIMA「山村もよ、今はストレスかもわからんけどよ」

▼山村「メッチャストレスです」

▼CIMA「これを見て見て見て見て、刺激を受けまくって。帰ってきた時には一気にバゴーンっていったってくれよ」

▼山村「行きますよ、本当にもう」

▼CIMA「お前、即戦力期待してるからな。無理だけするなよ。おい、W-1。STRONG HEARTSを排除できるもんやったら、排除してみろや!」

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