プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

10/25【大日本】1年1ヵ月ぶり復帰戦へ岡林が「万全」強調、「欠場を帳消しにするぐらいのファイトで行く」

 11・11両国大会で1年1ヵ月ぶりの復帰戦を行う岡林裕二が25日、後楽園ホール大会の試合前に対戦相手となる河上隆一、グレート小鹿会長とともに会見。「調子はもう万全。120%でいけます」とブランクの不安なしを強調し、「叩き潰しにいきます。この1年1月の欠場を帳消しにするぐらいのファイトで行きますよ」と復帰戦からアクセル全開でいく構えをみせた。

 昨年10・15後楽園大会で肩を負傷した岡林は「肩関節腱板損傷、脱臼後関節唇損傷」と診断され、長期欠場を余儀なくされた。治療とリハビリに専念し、11・11両国大会で待望の復帰戦が決定。河上との同期対決に臨むことになった。

 気になるのは肩の回復具合だが、岡林は「欠場期間中も気持ちはもう下がらず、ずっと上げ調子でこれたので、ホントに調子はもう万全ですね」と不安なしを強調。「筋力的にも前の重量よりも出てる種目も出てきてるんで。全然100%の力で、120%でいけます」と豪語してみせた。

 この1年以上の欠場期間中は岡林にとってつらい日々だった。「試合みながら俺やったらああするのにな、こうするのになっていう気持ちが出てきて、今すぐリングに上がりたいって気持ちをずっと持ってた」とうずうずしていたという。そのモヤモヤがようやく解消されるとあって、「当日はそれを爆発させたいですね。この1年1月の欠場を帳消しにするぐらいのファイトで行きますよ」とキッパリ。復帰早々、アクセル全開の構えをみせた。

 自ら岡林復帰戦の相手に名乗りを上げた河上は「復帰戦だと思ってません。岡林裕二との久しぶりのシングルだと思って、僕は全力で、全身全霊で戦います」とのスタンスを示した。「僕の中ではずるがしこさであったり、そういうインサイドワーク」の面での進化を実感しており、「腕の一本ぐらいいただきますよ。確実にね」と言い切り、容赦なく立ちはだかるつもりだ。

 会見に同席した小鹿会長は「1年1ヵ月休んだあとの11月11日の試合は大日本を背負って立つのはどっち、意地の張り合い、ライバル意識を持ってやる試合だと思うし、それぐらいいい試合ができるだろうと思う」と二人の戦いに大きな期待を寄せていた。

【会見の模様】
▼岡林「去年の10月15日の後楽園ホール大会で肩を負傷しまして、1年1ヵ月ですか。リハビリに励んできまして、11月11日の両国国技館大会で復帰することになりました。ホントにずっと欠場期間中も気持ちはもう下がらず、ずっと上げ調子でこれたので、ホントに調子はもう万全ですね」

▼河上「彼とは昔は石川、岡林、河上と大日三銃士と呼ばれた時代もあって、同じ釜の飯を食い、そして長期欠場2度僕もやってるんで、そういうのを乗り越えてきて、同じ境遇だなと。僕も腐りそうな気持ちだったり、そういうのはよくわかります。ただ、復帰戦といえ、僕はただ、怪物レスラー・岡林裕二とシングルマッチだと。復帰戦だと思ってません。岡林裕二との久しぶりのシングルだと思って、僕は全力で、全身全霊で戦います」

――この1年間、岡林にないものを得たとすれば?

▼河上「うーん、どうでしょうね。僕の中ではずるがしこさであったり、そういうインサイドワーク含め、たぶんみて岡林選手が一番わかってると思うんですね。何度もシングルマッチやってますけど、その時よりは手強くなってるだろうなと思ってると思うんで、そのへんが要注意ポイントだと思います」

――復帰戦の相手が河上選手になったことについては?

▼岡林「そうですね。リング上で『対戦相手がいなかったら俺とシングルマッチやれ』と言ってくれたんで。その時はうれしかったです。ホントに。でも11月11日はそんな甘いこと言ってられないんで、叩き潰しにいきます。そのつもりで」

――岡林選手は復帰戦を飛び越えてその先も見据えているが、甘く見られているのでは?

▼河上「まぁ、腕の一本ぐらいいただきますよ。確実にね」

――復帰前よりも筋力、パワーは上がっている

▼岡林「自分的には上がってるとは思うんですけど。筋力的にも前の重量よりも出てる種目も出てきてるんで。全然100%の力で、120%でいけます」

――デッドリフトのマックスは?

▼岡林「マックスやってないけど、どのぐらいですかね。300挙がるんじゃないですかね」

――欠場期間中はリングに上がらなくてしょうがない気持ちがあったのでは?

▼岡林「欠場期間中はいろいろ試合みてて、ホントに試合みながら俺やったらああするのにな、こうするのになっていう気持ちが出てきて、今すぐリングに上がりたいって気持ちをずっと持ってたんで、本当に当日はそれを爆発させたいですね。この1年1月の欠場を帳消しにするぐらいのファイトで行きますよ」

▼小鹿「一言いいかな。僕は自分の減益レスラーだけど、はっきり言って河上選手はある部分では岡林が先に行っちゃったっていうやきもち、ライバル心物凄く燃える者があると思う。あのままケガしなかったらこういうチャンスをつかめない。反対に河上選手にチャンスがきた。それが一番のこの試合に対しての彼の思いが頭の中にある。反対に岡林選手がてっぺんまで登って、ケガして1年1ヵ月休んだ。その間にどれぐらい自分の試合の力の、レスラーとしてのバランスが、ケガする前までいってると口では言ってるけど、本人は思ってないよ。不安感あると思う。ライバルとしての戦い、今度の両国国技館でいい試合をして、勝ち負けじゃなく、お客さんの拍手の一つでも多い方が、この次の戦いになると思うから。1年1ヵ月休んだあとの11月11日の試合は大日本を背負って立つのはどっち、意地の張り合い、ライバル意識を持ってやる試合だと思うし、物凄い注目してる自分自身は。それぐらいいい試合ができるだろうと思う」

プロ格 情報局