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10/29【WWE】カイリがNXT女子王座陥落、イオは無念の「メイ・ヤング・クラシック2018」準優勝 PPV大会『エボリューション』

 PPV大会『エボリューション』が米国現地時間28日、ニューヨーク州ユニオンデールのナッソー・ベテランズ・メモリアル・コロシアムで開催され、カイリ・セインがシェイナ・ベイズラーに敗れ、NXT女子王座から陥落。紫雷イオは「メイ・ヤング・クラシック2018」決勝戦でトニー・ストームに敗退し、準優勝に終わった。

 WWE史上初の女子のみによるPPV大会となったこの日、NXT女子王者のカイリはリマッチ権を行使したシェイナとの防衛戦に臨んだ。闘いを前にカイリは「私はシェイナを2度倒している。もう1度倒してやる」と意気込んでいたが、序盤、シェイナから左腕を集中攻撃されて苦戦を強いられた。それでもカイリはイカリを決めると、右腕一本で殴りかかって「カモーン」と挑発。その後も行進からの串刺しスピアー、コーナートップから場外へのクロスボディと攻撃の手を緩めず攻め立てた。しかし、場外戦でシェイナを客席に投げ飛ばすと、そこにいたシェイナの盟友でMMAフォー・ホースウィメンのマリナ・シェファーとジェサミン・デュークが試合に介入。エプロンからマリナが素早くキックを見舞うと、カイリはシェイナのキリフダクラッチに捕まってTKO負けを喫し、NXT女子王座から陥落した。

 世界12カ国、32名で競われた女子トーナメント「メイ・ヤング・クラシック2018」もこの日が決勝戦。イオがトニーと栄冠を争った。イオが「世界に自分の名前を知らせるチャンス」と意気込めば、昨年準決勝で敗れているトニーは「メイ・ヤングで優勝したい。私の夢だから」と今年こその思いを口にしていた。イオはコーナートップにいたトニーに打点の高いドロップキックを見舞い、場外へのムーンサルトで先手を取った。負けじとトニーもエプロンでヘッドバッドからジャーマンスープレックスを決めて譲らず。白熱の攻防が展開される中、トニーのクローズラインからのストロングゼロを辛うじてカウント2で返したイオは、619から串刺しランニングニー、さらにトップロープからムーンサルトを繰り出したものの、トニーがヒザで迎撃。すかさず2発目のストロングゼロをさく裂させて3カウントを奪った。イオは無念の準優勝に終わり、トニーが優勝を勝ち取った。試合後、イオはツイッターで「トロフィーは獲得できなかったけど、ベストな経験ができた。トニー優勝おめでとう! そしてみんなありがとう」とコメントした。

 アスカは女子王座挑戦権がかかったバトルロイヤル戦に登場した。現役スーパースターに加え、殿堂者のアランドラ・ブレイズやアイボリー、レジェンドのトリー・ウィルソンやミシェル・マクールらも参戦した中、アイコニックスが「これがスポットライトのラストチャンスよ」と挑発したが、全員を敵に回してしまい、トップロープ越しに落とされて姿を消した。さらに新旧女子対決に発展すると、トリーやアランドラらレジェンド達が次々と退場。アスカは盟友ナオミと共闘して生き残りを狙うと、アイボリーをヒップアタックで排除。最後の4人に残ったものの、NXT時代のライバル、エンバー・ムーンのスーパーキックを食らって失格となった。そのまま勢いづいたエンバーはタミーナをエクリプスで沈めたが、最後に残ったナイアがエンバーと隠れていたゼリーナ・ベガを力ずくでリングから排除してバトルロイヤル優勝を決めた。女子王座挑戦権を獲得したナイアは「ロウ女子王座のことを考えているわ。私は再び王者に返り咲く」と王座戦に照準を合わせた。

 ロウ女子王者ロンダ・ラウジーがニッキー・ベラ(withブリー・ベラ)を挑戦者に迎え撃った。ベラ・ツインズに裏切られ、プライベートも非難されていたロンダは払い腰、一本背負いで投げ飛ばして序盤から圧倒。しかし、場外戦になるとセコンドのブリーの挑発に気を取られたスキに、ニッキーによってコーナーポストに叩きつけられて劣勢に。ニッキーのチンロックやスプリングボードキックを食らって追い込まれたロンダだったが、ニッキーの蹴りをキャッチすると介入してきたブリーもろともスタンディングリバース肩車で投げ飛ばした。これで勢いづいたロンダは「カモーン・ニッキー」と挑発して巴投げをさく裂。ブリーを解説席に投げ飛ばして排除すると、最後は必殺のアームバーでニッキーからタップを奪って王座防衛を果たした。王者ロンダは同大会のバトルロイヤルで優勝したナイア・ジャックの挑戦を受けることが決まった。

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