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10/30【NOAH】GL開幕戦で王者・杉浦ごう沈 潮崎初優勝へ「突っ走る」

『GLOBAL LEAGUE 2018』東京・後楽園ホール(2018年10月30日)
Bブロック公式戦 ○潮崎豪vs杉浦貴×

 ノア年間最大のリーグ戦となるグローバル・リーグ戦が開幕。開幕戦メインでは現GHCヘビー級王者・杉浦を撃破した潮崎が念願の初優勝へ好スタートを切り、中嶋勝彦も丸藤正道に圧勝するなど“新世代軍"の勢いが目立った。

 好カードが並んだ開幕戦のメインを飾ったのは、杉浦と潮崎の一戦。今夏GHC戦以来、約3ヶ月ぶりの再戦となった。序盤から目立ったのは、史上初の“GHCヘビー&GL同時制覇"を狙う杉浦の気迫だった。

 のっけからフルスロットルの打撃戦となったが、杉浦が生拳の非情・左ストレートを発射すると一方的な展開に。潮崎も左ラリアットやフィッシャーマンバスターで反撃しても、杉浦は雪崩式ブレーンバスターですぐに流れを奪い返す。さらにはターンバックル・ジャーマンや、エプロンから場外への断崖式中年ズリフトまで繰り出した。

 鬼っぷりが止まらない杉浦は、リング上でも馬乗りになって暴走エルボーを乱打。ハイクラッチ式のジャーマンでぶん投げると、後頭部もエルボーで射抜いて予選スラムで仕留めにかかった

 だが、潮崎は掴まれる前に動き、起死回生の豪腕ラリアット一閃。死力を振り絞ってゴーフラッシャーで畳みかけると、ショートレンジ式豪腕ラリアットの構えに。杉浦も猛烈なエルボーを振り回すが、引かない潮崎も逆水平の猛連打で押し切る。さらには杉浦がフランケンシュタイナーを狙っても、踏ん張ってのジャンピングパワーボムで返り討ち。続けてここ一番のリミットブレイクも敢行し、最後は首根っこを掴んでの豪腕ラリアットでGHC王者を仕留めた。

 今夏GHC戦の雪辱に成功した潮崎が、王者撃破で絶好スタート。フラフラになりながらマイクを握り「後楽園ホール、ありがとう。どんなにきつくても、どんなに厳しくても、俺は最後まで諦めない! このままグローバルリーグ2018、突っ走る!」と叫んで開幕戦を締めくくった。

 この日は潮崎と同じ新世代軍の中嶋も、上位世代の丸藤に圧勝。“方舟世代闘争"で上位世代に押され続けていた新世代軍の“反撃の狼煙(のろし)"とともに今年のGLの幕が開けた。

【潮崎の話】「リングの上で言ったように、今日始まったばかりのリーグ戦だけどな、俺はどんな状況になろうと、どんな苦境に立たされようと、俺は最後まで諦めない。必ずこのリーグ戦優勝してみせる」

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