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11/3【新日本】IWGP前哨戦スタート 快勝・ケニーが棚橋糾弾

『POWER STRUGGLE〜SUPER Jr. TAG LEAGUE 2018〜』エディオンアリーナ大阪(2018年11月3日)
○飯伏幸太&ケニー・オメガvs棚橋弘至&デビッド・フィンレー×

 1・4東京ドームで行われるIWGPヘビー級選手権試合の前哨戦がいよいよスタート。盟友・飯伏との合体技ゴールデン☆トリガーで快勝したケニーは「今のあいつが東京ドームのメインで俺に挑戦するのに相応しい男に見えるか? 見えないよな」と棚橋を糾弾した。

 1・4東京ドームで決定したIWGPヘビー級選手権試合「(王者)ケニーvs棚橋(挑戦者)」の前哨戦がいよいよスタート。棚橋がフィンレーと、ケニーが飯伏とそれぞれ組んで、第4試合で対戦した。棚橋は王者不在のシリーズ中に、連日ケニー批判を展開。好調をキープして前哨戦第1ラウンドに臨んだ。

 入場時からケニーと棚橋の気持ちは爆発寸前。にらみ合うと、棚橋はケニーを真似て指で作った銃口を王者に向ける。払いのけたケニーが掴みかかり、ゴングを待たずにエルボー合戦で火花。ケニーがVトリガー、棚橋のスリングブレイドはどちらも空転すると、距離ができたところで棚橋コールが巻き起こる。嫌がったケニーは飯伏にタッチを渡した。

 その後、ゴールデン☆ラヴァーズがフィンレーを攻め立てる展開に。ここでもケニーは棚橋と強く意識。カットに飛び込んだ棚橋を場外に投げ捨てると、プランチャをお見舞いした。

 フィンレーが自力で窮地を切り抜けると、棚橋が登場し、再びケニーと対峙する。ドラゴンスクリューを繰り出した棚橋は、ケニーのカナディアンロッキーバスターを食らってしまったものの、ムーンサルトプレスは回避。不時着したものの、ヒザを気にするケニーを見るや、低空ドロップキックをぶち込んだ。打撃戦になっても強烈な張り手を発射したが、引かない王者はショートレンジの飛びヒザ蹴りをズバリ。高速ドラゴンスープレックスから早くも片翼の天使の構えに。これは切り抜けた棚橋がツイスト&シャウトで挽回し、2人の戦いは痛み分けとなった。

 両軍代わって、フィンレーと飯伏がリングに飛び込むと、ゴールデン☆ラヴァーズが連携を活かして猛攻に打って出る。飯伏はクロスアームスープレックスからカミゴェの体勢に。これは棚橋がスリングブレイドで阻止するが、その棚橋をケニーはVトリガーで排除。ゴールデン☆ラヴァーズはPKこころ(スワンダイブ式ハイジャックツームストンパイルドライバー)でフィンレーを追い詰めると、ゴールデン☆トリガーを仕掛ける。

 それだけはさせまいと棚橋はフライングボディアタックでカットイン。スリングブレイドに繋げようとロープに飛ぶ。だが、ゴールデン☆ラヴァーズはVトリガー&ハイキックの同時弾で返り討ち。棚橋を場外に排除すると、返す刀で今度こそゴールデン☆トリガーでフィンレーを葬った。

 前哨戦第1ラウンドはケニー組に凱歌。ケニーは場外で大の字になる棚橋をリング上から指差して挑発する。棚橋は這うようにしてリングに上がるが、ケニーは挑戦権利証の入ったアタッシュケースを奪い取ると、IWGPヘビー級のベルトとともに、棚橋に見せつけてニヤリ。さらに、棚橋の眼前にベルトを突き出して勝ち誇った。

 バックステージでのケニーの舌鋒は鋭く「あいつに今日、また新たに大きなLの文字を付けてやった。今のあいつが東京ドームのメインで俺に挑戦するのに相応しい男に見えるか? 見えないよな」と棚橋を糾弾。「1月4日の東京ドームまでにしっかりと挑戦者を強く、カッコよく見せるというのもこの会社にとっては大切なこと。でも、それがまったくできていない。俺と対戦したいと言ったくせにこのザマか」と上から目線で酷評した。

プロ格 情報局