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11/3【全日本】宿敵クレイジーと痛み分けでTAJIRIがGAORA王座V4

『Lucha Fiesta Tour 2018 supported by AJP』開幕戦
東京・後楽園ホール(2018年11月3日)
GAORA TVチャンピオンシップ=▲TAJIRIvsスペル・クレイジー▲

 TAJIRIがかつての好敵手・クレイジーとダブルフォールの痛み分けでGAORA TV王座4度目の防衛を果たした。

 10・21横浜文体で“力道山三世"力を退けたTAJIRIは次期挑戦者にクレイジーを指名。この日、組まれていたシングル対決がV4戦に決まった。TAJIRIとクレイジーはかつてアメリカECWでライバル抗争を展開。そのドル箱カードが今回、時空を超えて日本で実現することになった。

 円熟味を増したベテラン二人の再会マッチは味わい深い攻防が繰り広げられた。序盤から腕を取り合い、アームホイップで投げ合うなど一進一退の攻防を展開。TAJIRIが両腕を取っての変型ロメロスペシャルで吊り上げれば、クレイジーもお返しとばかりにロメロスペシャルで反撃。チョップ合戦で火花を散らした。

 先に勝機をつかんだのはクレイジー。サードロープから、セカンドロープからムーンサルトを連続発射した。トップロープから放った3発目はTAJIRIが自爆させ、ハイキックで逆襲。タランチュラで絞め上げると、ハイキックで追い討ちを狙った。が、これを回避したクレイジーはTAJIRIの両足を取って寝かすと、ロメロスペシャルをローリング式で敢行。そのままTAJIRIの両肩をつけたものの、自分の両肩もついてしまい、両者に3カウントが叩かれた。

 再会対決はダブルフォールで痛み分け。王者・TAJIRIがドロー防衛を果たした。試合後はノーサイドで抱き合った両者。「リングでクレイジーの顔をみたらタイトルマッチというか、何かね、ちょっとなごんじゃいましたね」と懐かしさにひたったというTAJIRIは、久々に戦ったクレイジーを「やっぱり昔の方がキレもあって速かったし。だけどメキシコの大御所、そういう戦い方をするんですよ。重厚な。大御所になってきてますね」と評価。「時々、昔のようなことを、ウチらが細胞が覚えてることやろうとするんですけど、何かそれってヒットしなくなってますね」と戦いの中でキャリアを重ねてきたクレイジーと自身の変化を実感した。ともあれGAORA王座を防衛。TAJIRIは「引き続き変わらず、誰でもいいです。興味のある方、名乗り上げてください。そのスタンスは変わらないです」と挑戦者を募っていた。

【試合後のTAJIRI】
▼TAJIRI「いや、何かリングでクレイジーの顔をみたらタイトルマッチというか、何かね、ちょっとなごんじゃいましたね。とりあえず防衛ということで、今日はね、番外編かな」

――クレイジーと久しぶりに手を合わせたが?

▼TAJIRI「やっぱり昔の方がキレもあって速かったし。だけどメキシコの大御所、そういう戦い方をするんですよ。重厚な。大御所になってきてますね。時々、昔のようなことを、ウチらが細胞が覚えてることやろうとするんですけど、何かそれってヒットしなくなってますね。やっぱ変わったな、クレイジーも。で、次、このGAORA TVチャンピオンシップ防衛できました。引き続き変わらず、誰でもいいです。興味のある方、名乗り上げてください。そのスタンスは変わらないです」

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