11/3【全日本】宮原が三冠王者としての初陣快勝 「俺が日本全国盛り上げる」

『Lucha Fiesta Tour 2018 supported by AJP』開幕戦
東京・後楽園ホール(2018年11月3日)
○宮原健斗&野村直矢&青柳優馬vsジェイク・リー&岩本煌史&崔領二×

　宮原が三冠王者としての初陣に快勝。「今日を皮切りに日本全国盛り上げる」と誓った。

　10・21横浜文体でゼウスを激闘の末に下し、3ヵ月ぶり4度目の三冠ベルト戴冠を果たした最高男・宮原。この日、王者としての初陣を迎え、アジアタッグ王者・野村&青柳とNEXTREAMトリオでジェイク&崔&岩本のSweeperとの全面対決に臨んだ。

　入場時から最高男はガウンを広げてベルトを誇示するなど王者の風格をこれでもかとみせつけた。序盤からジェイクのミドルキック速射砲を浴びて出鼻をくじかれたが、終盤に再び出番が回ってくると躍動。崔を相手に低空ドロップキック、顔面ドロップキックの連続攻撃を浴びせた。さらに野村、青柳とともに連続串刺し攻撃を浴びせ、垂直落下式ブレーンバスターで追い込んだが、ジェイクにローキックで胸板を蹴り飛ばされた。

　ここからSweeperの連続攻撃に捕まった宮原は、ジェイク&崔の合体DDTを被弾。崔に山折りで攻め込まれたが、那智の滝は回避。フロントハイキックで反撃ののろしを上げると、エルボー合戦を崔がミドルキックで競り勝っても、電光石火の回転足折り固めで丸め込んで3カウントを奪った。

　王者としての初陣で実力者・崔に快勝。宮原は「今日を皮切りに日本全国、三冠ヘビー級チャンピオンとして盛り上げる。今日がスタートだ」と宣言した。試合後にフロントハイキックで蹴りつけてくるなどジェイクが強烈に意識してきたが、さっそく最高男の三冠戴冠に効果が表れた形といえる。ジェイクを「ライバル」と定めている宮原にとっても歓迎すべき状況で、「この俺がベルト巻かなきゃスタートしなかった物語がついに始まった」といずれ訪れるであろうジェイクとの三冠戦を見据えた。

　「日本全国、皆さん準備はいいですか? 三冠ヘビー級チャンピオン宮原健斗が日本全国盛り上げる。11月からだ。みんな待っててね」。そう宣言した宮原の有言実行がこの日、聖地から始まった。

【宮原の話】「三冠、初披露だ。どうだ? 入場で皆さんカメラ押さえたか? この三冠ベルトが似合う男、第62代三冠ヘビー級チャンピオン、今日を皮切りに日本全国、三冠ヘビー級チャンピオンとして盛り上げる。今日がスタートだ。(ジェイクが突っかかってきたが、さっそく宮原選手の戴冠効果といえそうだが?)そうですね。ついにきたか。この俺がベルト巻かなきゃスタートしなかった物語がついに始まった。日本全国、皆さん準備はいいですか? 三冠ヘビー級チャンピオン宮原健斗が日本全国盛り上げる。11月からだ。みんな待っててね」