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【全日本】十八番合体技爆発 秋山&関本が真霜&KAI撃破で白星スタート

『2018世界最強タッグ決定リーグ戦』開幕戦 東京・後楽園ホール(2018年11月13日)
「2018世界最強タッグ決定リーグ戦」公式戦=○秋山準&関本大介vs真霜拳號&KAI×

 秋山&関本の越境タッグが豪快な合体技を披露。元世界タッグ王者・真霜&KAIを撃破し、白星スタートだ。

 左ヒジ骨折で欠場中だった秋山は、最強タッグでの2ヵ月ぶり復帰を決め、「単純に優勝を狙いたい」との理由で大日本・関本をパートナーに指名。関本は岡林裕二と組んだ2012年以来6年ぶりの最強タッグ出場となった。

 初戦の相手はいきなり強敵。真霜&KAIの元世界タッグ王者だった。真霜が右肩脱臼から復帰間もないため、序盤戦はそこに集中砲火を浴びせて秋山たちがリード。代わったKAIの奮戦もうまくしのぐと、トラースキックを真霜に誤爆させて勝機をたぐり寄せる。そして、秋山はニーリフトを乱打し、エクスプロイダーで仕留めにかかった。

 だが、手負いの真霜が急行し、延髄斬りやランニングローキックを見舞って援護射撃。勢いを取り戻したKAIもトラースキックで続き、スプラッシュプランチャを落とすと、一気にメテオインパクトで勝負に出た。

 一転してピンチを迎えた秋山だったが、不時着して切り抜けると、今度は真霜のレッグラリアットをKAIに誤爆させる。関本が飛び込み、串刺しラリアットをKAIに浴びせると、間髪入れずに秋山の串刺しジャンピングニーも火を噴いた。そして、秋山がエクスプロイダーの構えに。

 KAIは必死に踏ん張ったが、秋山の指示を受けて関本が動く。関本はパートナーの秋山のバックに回り込むと、こらえるKAIごとジャーマンでぶっこ抜く変型眉山を敢行。秋山が「チャンスがあればって言ったけど、あんな上に投げられると思わなかったよ」と試合後に舌を巻いたほど豪快な投げ技で勝機を切り開いた。自分もダメージを負った秋山だったが、勝負所は逃さず、リストクラッチ式エクスプロイダーでダメ押しし、KAIから3カウントを奪い取った。

 苦戦は強いられたものの、真霜&KAIに快勝した秋山&関本が初戦を白星で飾った。初合体ながら手ごたえは十分。試合後、変型眉山で思わぬダメージを与えてしまった関本は平謝りだったが、秋山は「投げ方にも限度があるから」と苦笑しつつも、「これからも行きましょう。力強さも目の前でまじまじと見て、本当に心強かった」とパートナーを称えた。次戦は11・21仙台。ジョー・ドーリング&ディラン・ジェイムス組を迎え撃つ。

【試合後の秋山&関本】
▼関本「やった、やりました」

▼秋山「いやあ…」

▼関本「すいませんでした」

▼秋山「あんなに効くとは思わなかったよ」

▼関本「あれしかないと思って…。すいません。秋山さんの指示通り動きました」

▼秋山「いやいや、あんな効くと思わなかったよ」

▼関本「秋山さんが投げろって言うから」

▼秋山「いやいや、あんなに思いっきり投げなくていいだろ? もっと優しく投げろよ、お前」

▼関本「秋山さん、攻撃です」

▼秋山「いや、そうか。それはしょうがない。わかった。いやもう、きつかった」

――あの合体技は最初から狙っていた?

▼秋山「チャンスがあればって言ったけど、あんな上に投げられると思わなかったよ。いや、さすがだよ」

▼関本「秋山さんが投げろって言うんで」

▼秋山「いやいや、投げ方にも限度があるから。でも、素晴らしい。さすがチャンピオンになったばっかりだし」

▼関本「ありがとうございます」

▼秋山「これからも行きましょう。力強さも目の前でまじまじと見て、本当に心強かった」

▼関本「ありがとうございました!」

【真霜の話】「(1人だけで現れ、コメントブースで倒れ込むと)おい、KAI! KAIはどうした? どこに行った? クソ! なんだよ、おい。秋山&関本組? 強えじゃねえか、やっぱりよ。でもよ、今日は俺の肩がまだ悪かっただけだ。ハッキリ言ってやるよ、もう。弱点さらしてやるよ。完治してねえよ、俺の肩は。だけどだ。だけどよ、俺のこの完治してない肩で、KAIとのコンビネーションがどうだろうが優勝を狙ってやるからよ。見とけよ、次を」

※KAIはノーコメント

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