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11/13【全日本】GET WILD2年ぶり復活、ビッグガンズに雪辱で快勝始動

『2018世界最強タッグ決定リーグ戦』開幕戦 東京・後楽園ホール(2018年11月13日)
「2018世界最強タッグ決定リーグ戦」公式戦=○征矢学&大森隆男vsゼウス&ボディガー×

 約2年ぶりの再結成となった大森&征矢のGET WILDがビッグガンズに雪辱を遂げ、2年ぶりV3へ向けて始動だ。

 かつて世界タッグ王座に3度君臨し、最強タッグを2度制覇しているGET WILDが約2年ぶりの復活を果たした。初戦の相手はゼウス&ボディガーのザ・ビッグガンズ。2016年に全勝優勝を達成した翌2017年1・3後楽園大会での世界タッグ戦で敗れている二人にとって、約2年越しの雪辱戦となった。

 のっけから両軍が真っ向から肉弾戦でぶつかり合った。まずはビッグガンズが先手。ゼウスが大森に場外ブレーンバスターを敢行すると、ボディガーも串刺しラリアットやバックドロップで畳みかける。しかし、大森が自力で反撃すると、あとを受けた征矢が奮戦。パワフルなブルドッキングヘッドロックをボディガーに決めると、「ワイルドに行こうぜ!」の雄叫びからショルダーネックブリーカーも繰り出した。

 負けてなるものかとビッグガンズは連携で巻き返す。連続して串刺しラリアットを征矢に浴びせると、ボディガーのソバット、ゼウスのバイセップスエクスプロージョン、ボディガーのエルボードロップが立て続けにさく裂。さらに、ゼウスがチョークスラムを見舞うと、ボディガーは背面ダイビングエルボードロップを投下した。そして、ダブルインパクトで勝負に出る。

 しかし、大森がコーナー上のゼウスに飛びついて阻止。息を吹き返した征矢はゼウスを雪崩式ブレーンバスターでぶっこ抜く。そして、ボディガーとはラリアット合戦で火花。ボディガーは右ハイキック、ラリアットで巻き返したものの、必殺のバウンスは決まらない。いい場面で割って入った大森がボディガーを抱え上げると、征矢も飛びつき、合体アックスギロチンドライバーがさく裂。ここがチャンスと、征矢は急角度のデスバレーボムでボディガーを追い詰め、最後はこん身のワイルドボンバーで勝負を決めた。

 復活GET WILDがビッグガンズに雪辱。2年ぶり3度目の優勝へ向けて快勝で始動した。「正直よ、この2週間前はワイルド不足が俺なりに見られてたんだ。でも、2週間で取り戻したよ」と勝因を明かした征矢は、「マイナス42ワイルド」から「プラス296ワイルド」に浮上したと独特の言い回しで力説。「100がマックスだったこの俺のケージをぶっ壊して、もう無限だよ。大森さん、今年も! 2年ぶりかもしれないですけど、全勝優勝、必ず成し遂げるぞ」と吠えた。

 大森も「目指すは全勝優勝」と声を揃えたが、征矢に対して思うことがあるようで、「最強タッグ始まるにあたってさ、1つだけ兄貴と約束したいことがあるんだ」と神妙に話し始めると、「これだけは絶対守ってほしいんだよ。コメントは短めに頼むぜ、兄貴よ。長えんだよ」と提案した。征矢は「なんでだ!? いつも俺はこの状態だぞ」と困惑。リング上とは反対にバックステージではいまいちかみ合わず、再結成に一抹の不安を感じさせた。次戦は11・20仙台。ジェイク・リー&崔領二組と激突する。

【試合後の大森&征矢】
▼大森「なんだよ、征矢の兄貴、調子いいじゃねえか。みんなが思い疲れたぜ、兄貴よ」

▼征矢「正直よ、この2週間前はワイルド不足が俺なりに見られてたんだ。でも、2週間で取り戻したよ」

▼大森「2週間でワイルド満タンってわけかよ? やるじゃねえか」

▼征矢「マイナス42ワイルドだったのが…」

▼大森「プラスのいくつなんだよ? 200…」

▼征矢「96だ」

▼大森「296か?」

▼征矢「ゲージを振り払っちまった。100がマックスだったこの俺のケージをぶっ壊して、もう無限だよ。大森さん、今年も! 2年ぶりかもしれないですけど、全勝優勝、必ず成し遂げるぞ」

▼大森「目指すは全勝優勝」

▼征矢「大森さん、年齢のことは絶対言わないでください。年を取ったとか」

▼大森「ワイルドにとって言い訳になんねえからな。年齢なんてな」

▼征矢「でも1つ。大森さん、今日の入場曲、俺の『GET WILD』だから」

▼大森「ちょっと待て。最強タッグ始まるにあたってさ、1つだけ兄貴と約束したいことがあるんだ」

▼征矢「なんだ?」

▼大森「これだけは絶対守ってほしいんだよ。コメントは短めに頼むぜ、兄貴よ。長えんだよ」

※大森が先に去っていくと、征矢はそれを追いかけていく

▼征矢「なんでだ!? いつも俺はこの状態だぞ」

【試合後のゼウス&ボディガー】
▼ゼウス「こういうリーグ戦、最初から畳み込んでくるからね。何が起こるかわからんというのは。僕もボディガーも、まだまだ次が始まる前に畳み込まれたというのは凄い感じたんで。やり残した感があって、凄え悔しいですよね。まあ、次が」

▼ボディガー「クソ。こんなことぐらいで心折れとったら、世界最強タッグリーグ戦、5回も出てられてへんねん。ここから盛り返すぞ、オラ」

▼ゼウス「よっしゃ、よっしゃ。次、次。これからや、ボディガー」

▼ボディガー「決めるぞ、オラ」

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