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11/25【NOAH】Hi69&稔がV4、背面砕者達迎撃へ

『GLOBAL LEAGUE 2018』東京・後楽園ホール(2018年11月25日)
GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合 ○田中稔&Hi69vs金本浩二&大和ヒロシ×

 金本&大和を返り討ちにして、Hi69&稔がジュニアタッグ王座V4。試合後、背面砕者達の挑戦表明を受けて、迎撃を宣言した。

 10・14神戸で久々にノア参戦を果たした金本は、かつて名タッグチーム“ジュニスタ"として共闘していた稔と激突。Hi69とともに稔が保持しているGHCジュニアタッグ王座への挑戦に色気を見せて、パートナーを公募した。4選手が名乗りをあげたが、最終的に同王座に挑戦経験があり、全日本やWRESTLE-1で金本と一緒だった大和と組むことが決定。3度の防衛を誇る王者組に挑戦した。

 試合はジュニスタ対決で幕開け。稔が腕ひしぎ逆十字固めを、金本がアンクルホールドを狙い、緊張感溢れるグラウンド戦を繰り広げた。その後も両チームはアグレッシブにやり合う。約8年ぶりの戴冠を目指す金本が顔面ウォッシュで攻め込めば、耐え抜いたHi69もライオンサルトやみちのくドライバーIIで押し返した。

 先に決定機を掴んだのは挑戦者組。大和が稔にスパイダーフロントスープレックスを狙うと、踏ん張られても金本が間に割り込み、雪崩式ブレーンバスターの構えに。その金本を大和がスパイダーフロントスープレックスでぶん投げ、パートナーのダメージを気にせぬ破天荒な攻撃で稔を追い詰めた。さらに、大和はダイビングボディアタック、カナディアンロッキーバスター、スライディング式Xチョップと畳みかける。

 王者組も稔の延髄斬り、Hi69のトランスレイヴ、稔のバズソーキック…とチームワークを駆使して巻き返したが、挑戦者組は譲らす。控えの金本が飛び込み、元パートナーの稔をソバット、フロントスープレックス、右ハイキックと攻めに攻める。大和がミサイルキックで続くと、金本はムーンサルトプレスで援護射撃。勢いに乗った大和はラリアット、ノーザンライトスープレックス、スピアー、フィッシャーマンズスープレックスと惜しみなく大技を連発した。

 だが、稔は自力でキックアウト。勝負を急ぐ大和のジャーマンを不時着して切り抜けると、不意を突く右ハイキックを皮切りに怒濤の反撃に転じる。ふらつく大和にエプロンからHi69がショルダーアームブリーカーを繰り出すと、稔は再び右ハイキックをズバリ。Hi69が金本をヘッドロックで分断する中、稔がミノルスペシャルで一気に大和からギブアップを奪い取った。

 試合後、4度目の防衛を果たしたHi69&稔に、“背面砕者達"大原&熊野が挑戦表明。以前から挑戦をアピールしていた諸橋が割り込んだものの、今日の第3試合で直接勝利している大原は「とりあえずパートナーがいないですよね? ちゃんとした形で挑戦表明しないと、たぶんダメだと思うんですよ」と理詰めで説き伏せにかかる。さらに、熊野は実力行使し、諸橋を鉄柵の外に投げ捨てて排除した。

 「自分のプロレス愛、ノア愛を絶対みんな見てくれていると思っています、僕は。俺は口だけじゃない。行動で示してきた。俺にベルトがあれば、もっともっといろんなことができたと思ってます。ベルトを巻いて、俺はもっとノアを、プロレスを広めていきたい。だから、自分たちにチャンスをください」と大原。それを聞いた王者・稔は「なかなかムイビエンな挑戦表明だ。このベルトが欲しいってヤツが挑戦資格のあるヤツだと思っているから、いつでもやってやるよ」と対戦を受諾し、その上で、「ただし! 返り討ちにしてやるからな。このスットコドッコイ!」とタイトル防衛に自信を見せた。

【試合後のHi69&稔】
▼稔「まあ、即席チームとか言われましたけど、個の力がしっかりしてるし、金本さんにも俺のやること、手の内を知られているんで、やりにくかったです。追い込まれたし。でも、とりあえず無事防衛。Hi69君のアシストのおかげで、最後もアシストのおかげで、ミノルスペシャルで取れたんで。ありがとうございました」

▼Hi69「ありがとうございました」

▼稔「次の挑戦者の話は、このシリーズで鼓太郎&小川組が来るかみたいなところがあったり、諸橋選手が挑戦表明したり、DDTの岩崎&石井組が挑戦表明したり、いろいろありましたけど。僕はどのチームも挑戦したい、このベルトが欲しいという気持ちがあれば、それは挑戦資格があると。リング上で言った通りなんで。あそこまでハッキリ熊野と一日警察署長が言うんだったら、俺らはいつでも挑戦を受けますから。自分たちのやりたい日にちを指定してこいって。俺らはいつでもコンディションバッチリで行くから。ただ、12月7日の後楽園は、俺は台湾に行くから試合に出ないよ」

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