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12/7【NOAH】中嶋&潮崎がGHCタッグ戴冠 横浜文体でマイバッハ&火野迎撃へ

『Winter Navig. 2018』東京・後楽園ホール(2018年12月7日)
第46代GHCタッグ王者決定トーナメント決勝戦 ○潮崎豪&中嶋勝彦vs拳王&マサ北宮×

 タッグチームとして本格発進した中嶋&潮崎組が拳王&北宮組を破ってGHCタッグ王者決定トーナメントを制覇。“新世代軍"分裂が決定的となるなかで第46代王座に就いた新王者コンビは、12・16横浜文体大会でフーリガンズのマイバッハ谷口&火野裕士組の挑戦を受けることになった。

 先のグローバル・リーグ戦中に“ジ・アグレッション"を組み、新世代軍としても共闘してきた中嶋と北宮に亀裂。その直後に丸藤正道が負傷欠場でタッグ王座を返上した。中嶋は同じ2004年デビューの潮崎と強力コンビを結成し、一転して敵対関係となった拳王&北宮組とトーナメント決勝で新王者の座を争った。

 序盤から潮崎の逆水平、中嶋の左ミドル…とプロレス界屈指の猛打の嵐が場内のどよめきを誘った。とはいえ拳王も真っ向から蹴り合いに応じ、北宮も持ち前のタフガイっぷりを発揮して耐え続け、終盤には“爆発モード"に入った北宮が強烈なラリアットを連発して中嶋、潮崎の突進をことごとく蹴散らし、監獄固めで潮崎にギブアップを迫った。

 だが、中嶋が強烈なサッカーボールキックを放ってカット。潮崎も北宮必殺のサイトースープレックスをDDTで切り返す。なおも突進してくる北宮を潮崎がカニばさみで転がすと、すかさず中嶋がセカンドターンバックルごとアゴを蹴り上げる連係が決まった。

 たまらず拳王が切れ込んだものの、中嶋がバーティカルスパイクで排除。潮崎も残る北宮に左ラリアットからのゴーフラッシャーへ。北宮もカウント2でキックアウトして場内も沸いたものの、必死に雄叫びを上げて立ち上がってきた北宮に、最後は潮崎が狙いすましたこん身の豪腕ラリアットを叩き込み、完璧な3カウントが数えられた。

 中嶋と潮崎の強力コンビが、本格結成初日でいきなりGHCタッグ王座戴冠に成功。試合後にはこの日フーリガンズ入りを果たした火野裕士が現れて挑戦を表明し、その相棒にはマイバッハが名乗り。「潮崎、そのベルト、獲ってやるよ…」とマイバッハも久々に言葉を発して宿敵・潮崎に通告した。

 この日のトーナメント1回戦では“刺又"を復活させたマイバッハの反則暴走に遭っていた潮崎。結果として反則勝ちで決勝進出を果たしていただけに「今日のトーナメント初戦であんな気持ち悪い試合して、このベルトを簡単には巻けないよ。だから谷口、お前から取ってやる」と承諾し、12・16横浜文体大会での防衛戦が即日決まった。

 そして新世代軍の“分裂"も決定的に。バックステージでは中嶋が「このノアを動かしていくのは、上の世代の丸藤・杉浦でもなければ、海斗とか下の世代でもない。俺たち2004年デビューの潮崎豪と中嶋勝彦だ。よーく覚えとけ」と宣言。丸藤・杉浦らの上位世代、清宮海斗らの新世代、無法集団のフーリガンズに続く“ノアヘビー級・第4勢力"としても産声を上げた格好となった。

【試合後の中嶋&潮崎】
▼中嶋「来ましたねえ、タッグ。(結成)初日で」

▼潮崎「ただただ、俺たちのほうが強かったから巻いた。でも、今日の初戦の谷口とコーディ。あんな勝ち方じゃ納得できないんで。あいつらを倒して、やっとこのベルトを奪ったってことになると思うんで」

▼中嶋「潮崎さんとチームとして初日だけど、最後は潮崎さんがガッチリと取ったんで。まー思うことはありますよ。でも最後はね、取ったのが潮崎選手だから。俺はなんも言えないですけど、今度俺が取ったら言いたいこと言わせてもらいますよ。まぁ何が言いたいかっていうと、このノアを動かしていくのは、上の世代の丸藤・杉浦でもなければ、海斗とか下の世代でもない。俺たち2004年デビューの潮崎豪と中嶋勝彦だ。よーく覚えとけ」

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