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12/7【NOAH】W前哨戦で清宮惨敗…横浜文体へ王者・杉浦圧勝仁王立ち

『Winter Navig. 2018』東京・後楽園ホール(2018年12月7日)
○杉浦貴&鈴木鼓太郎vs原田大輔&清宮海斗×

 12・16横浜文体に向けたW前哨戦で清宮がGHCヘビー級王者の杉浦に惨敗。圧勝した杉浦は倒れ込む清宮の前でベルトを掲げて仁王立ちした。

 12・16横浜文体大会のGHCヘビー級選手権試合「(王者)杉浦vs清宮(挑戦者)」、同ジュニアヘビー級選手権試合「(王者)鼓太郎vs原田(挑戦者)」に向けたダブル前哨戦として、杉浦&鼓太郎の王者コンビと、清宮&原田の挑戦者コンビが激突した。

 グローバル・リーグを初制覇し、その勢いのままにGHCヘビー級王座挑戦へと駒を進めてきた清宮だったが、前哨戦では王者・杉浦の強さばかりが際立つ展開となった。

 杉浦と鼓太郎に代わる代わる腰を攻められて悲鳴を上げると、王者の逆エビ固めに捕まって土俵際まで追い詰められてしまう。脇腹攻めに苦しんだ原田が何とか援護射撃に出ると、清宮はジャーマンスープレックス、後頭部へのドロップキック、タイガースープレックスと大技を連発したものの、杉浦を追い詰めるには至らず。エルボー合戦では完全に力負けして、メッタ打ちにされると、最後は五輪予選スラムからフロントネックロックで絞め上げられ、屈辱のレフェリーストップ負けとなった。

 惨敗した清宮は倒れたままピクリとも動かない。そんな挑戦者の前で杉浦はベルトを掲げて仁王立ち。セコンドの肩を借りて力なく去っていく清宮を「おい、ノアの未来! おい、なに簡単に負けてんだ? おい、みんなお前に期待してるんだぞ。もうちょっと頑張れよ」とバッサリ斬り捨てると、「12月16日、横浜文体。ノアの未来か、18年間ノアを背負って戦ってきた男の違いを見せてやるからな。おい、横浜文体、見に来いよ!」と力強く宣言した。

 「あいつ、優勝したの? まぐれだから。前哨戦、全然楽だよ。この団体の先輩らが優しくあいつを育てているのかもしれないけど、俺はそうはいかないから」とバックステージでも手厳しい言葉を投げかけた杉浦は、「こっちの体力もあるし、気力もバテてないし。まあ、横浜までまだ少しあるから。いろいろ考えるなり、鍛えるなりしてくれば」と清宮にさらなる奮起を求めた。

【試合後の杉浦&鼓太郎】
▼鼓太郎「前哨戦なんていらねえって。俺は2回勝ってるんだから。意味ないでしょ? 原田は前回、『いなくなったヤツがベルトを巻いてても、このベルトは輝かない』って。俺がノアを出た時にあいつはいなかったんだよ。空いた席に途中から転がり込んできて、本家ヅラするんじゃねえ。どっちの血が濃いか、ハッキリさせてやる」

――完勝だったが?

▼杉浦「あいつ、優勝したの? まぐれだから。前哨戦、全然楽だよ。この団体の先輩らが優しくあいつを育てているのかもしれないけど、俺はそうはいかないから。俺だって人生懸かってるから。負けるわけにはいかない。18年ノアでやってきて、ちょこっとデビューして2、3年のやつに負けるわけないし。その重さも、このベルトの重さも、俺がやってきたことも全部わからせてやるよ」

――今日のファイトだとまだまだ?

▼杉浦「負けてるからね。痛くもかゆくもない」

――グローバル・リーグの公式戦で敗れた時の勢いは感じられなかった?

▼杉浦「負けたっていっても、散々俺が攻めて、最後にあいつが美味しいところを持っていっただけだから。丸め込みで。こっちの体力もあるし、気力もバテてないし。まあ、横浜までまだ少しあるから。いろいろ考えるなり、鍛えるなりしてくれば」

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