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12/12【NOAH】前哨戦で技あり勝利 稔が背面砕者達を「休日のバーベキュー」呼ばわり

『Winter Navig. 2018』ニューサンピア栃木(鹿沼市)(2018年12月12日)
○Hi69&拳王&マサ北宮&田中稔vsモハメド ヨネ&クワイエット・ストーム&大原はじめ&熊野準×

 12・16横浜文体大会でGHCジュニアタッグ王座防衛戦に臨む稔が、悲願の初戴冠を狙う“背面砕者達"(バックブリーカーズ)大原&熊野組の“燃え方"を「休日のバーベキュー程度」と切り捨てた。

 今年前半は石森太二の電撃退団で揺れたGHCジュニアタッグ王座戦線。4月札幌大会で行われた新王者決定トーナメントを制し、その後のジュニアタッグ戦線で安定政権を敷いてきたのがHi69&稔組だった。

 その締めくくりとなる年の瀬の大一番は、悲願の初戴冠を目指す“背面砕者達"相手のV5戦。同じ2004年デビューの中嶋勝彦&潮崎豪組のGHCタッグ王座戴冠に刺激を受けた大原が動いて挑戦実現までこぎつけたものの、この日の試合前に行われた公開調印式では王者の稔が“熱量不足"を指摘した。

 「どうしてもベルトが欲しい情熱」を最優先の挑戦資格としてきた稔だが、「“なにがなんでもベルトを獲る"熱い思いを何も感じてない」と指摘。特に熊野をやり玉に挙げ、「もっと火をつけてきてくれないと、このままいったらラクラク防衛だと思うんですよ。火のつきかたのレベルが違う。俺らが大規模な山火事だとしたら、彼らは休日のバーベキュー程度なんですよ」と切り捨てた。

 「せっかく横浜文体、ビッグマッチでタイトルマッチがやれる。4大選手権のなかでも一番いい試合したいんで、楽勝してもしょうがないですから、その下手くそな火起こし、俺らが手伝ってやろうと思います」と予告して臨んだこの日の前哨戦では、決起した熊野と随所で火花。とはいえ最後はHi69が大原のムイビエンクラッチをヨーロピアンクラッチで切り返す技あり勝利をおさめた。

 試合後の稔は「大原は『同じ2004年デビューの中嶋・潮崎がベルトを獲ったことに影響を受けた』と言ってましたけど、そんなもんでベルトへのモチベーションになるワケがない」と大原の主張にも疑問符をつけ、「もっと熱くなれって。燃え上がってこいよ。まだバーベキューにバター落として燃え盛ってきた程度。俺も昔よくやって嫁に怒られましたよ。バターには気をつけろ!」と妻・府川唯未との思い出話も交えながら、余裕の発破。王者組の尻に文字通り“火"をつけられなければ、背面砕者達に悲願の瞬間は訪れそうにない。

【試合後の稔&Hi69】
▼稔「だから言ったでしょ、あんな休日のバーベキュー程度の火のつき方じゃ、大規模な山火事の俺らにはおよばないって。あとは花巻、仙台。前哨戦2つあるけど、ようやくこれで少しは火がついたんじゃないですか? でも全然まだ足りない。俺らとは火起こしのレベルが違うんだよ」

▼Hi69「あいつら、ベルト欲しくないんじゃないですか?」

▼稔「そうすね。熱い気持ちを何も感じない。大原は『同じ2004年デビューの中嶋・潮崎がベルトを獲ったことに影響を受けた』と言ってましたけど、そんなもんでベルトへのモチベーションになるワケがないし、もっと問題は熊野ですよ。まったく熱くなってないのが不思議でしょうがない。だって俺が初めてノアに来た時、突っかかってきたのはアイツでしょ? もっと熱くなれって。燃え上がってこいよ。まだバーベキューにバター落として燃え盛ってきた程度。俺も昔よくやって嫁に怒られましたよ。バターには気をつけろ!」

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