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12/14【NOAH】清宮絶叫「杉浦さんを…倒したい!」 前哨戦連勝で横浜文体へ

『Winter Navig. 2018』宮城・仙台PIT(2018年12月14日)
○清宮海斗&拳王&原田大輔vs杉浦貴&鈴木鼓太郎&齋藤彰俊×

 ノア今年最後の大一番となる12・16横浜文体大会でのGHCヘビー級選手権試合に向けた最後の前哨戦は、王者・杉浦の眼前で齋藤を仕留めた挑戦者・清宮に軍配。雪がぱらつく仙台の地で「杉浦さんを…倒したい!」と熱い絶叫マイクを展開した。

 グローバル・リーグ戦を制して一躍脚光を浴びる存在となった方舟のホープ・清宮だが、12・7後楽園大会では王者・杉浦の前に一方的な惨敗。その後の前哨戦でも苦戦が続いたが、プロレス大賞・敢闘賞受賞が決まった前夜(13日)の花巻大会では、ようやく反撃星を上げた。

 この日は仙台で最後の前哨戦。GHCジュニア王座を争う鼓太郎と原田と合わせたダブル前哨戦となった。序盤から杉浦の猛烈な左ラリアットを浴びて動きを止められた清宮だったが、中盤過ぎには杉浦の予選スラムやジャーマンをことごとく着地すると、王者を急角度ジャーマンで投げ捨ててみせた。

 終盤には仙台出身・齋藤からも追い込みをかけられたが、カウンターの高打点ドロップキックをドンピシャリ。急角度のジャーマンで固めて3カウントを迫る。肩を上げた齋藤もタイガースープレックスを振り払って走り込んだものの、避けた清宮は後頭部へのドロップキックを突き刺すや、今度こそのタイガースープレックスホールドで固め、場外でもがく杉浦の眼前で3カウントを奪ってみせた。

 前哨戦連勝で横浜文体へと駒を進めることになった清宮は、場外の杉浦と“最後のにらみ合い"を展開。そのままマイクを握るや「あさってです。あさって16日に横浜文体でタイトルに挑戦します。分厚い壁、あの強い世代を超えたいです! 杉浦さんを…倒したい! そして今日来てくれた皆さんと新たなステージへ行きたいと思ってます。ノアの新しい顔は俺だ!」と熱い絶叫マイクを展開し、改めて新時代到来を見据えた。

 清宮のみならず、方舟の今後を占う暮れの大一番。キャリア3年にして重責を担う形にもなるが、「やる、やらないじゃなくて、超えるんです。ベルトと杉浦さん以外は目の前にはないので。あの人を倒して、あのベルトを僕が獲って、新たなステージへ皆さんと一緒に行きたいと思ってます」と無心の猛進で新時代の扉をこじ開ける構え。ともあれ“48歳の全盛期"を自認して今年のノアを牽引してきた王者と、時流を味方につけつつある緑のホープによる頂上決戦のゴングが、間もなく横浜で鳴り響く。

【試合後の清宮】
――最後の前哨戦も勝って横浜文体へと駒を進めたが?

▼清宮「もう流れは一気に来てると思います!」

――杉浦に圧倒され続けた前哨戦でもあったが?

▼清宮「高い壁です。強い壁です。そしてモノ凄く分厚いですけど、超えなきゃいけない理由があるんで。超えないといけないと思ってるんで。やる、やらないじゃなくて、超えるんです。だからその思いを信じて、あとは突き進むだけです」

――暮れの大一番でメインイベントに立つことについては?

▼清宮「ベルトと杉浦さん以外は目の前にはないので。あの人を倒して、あのベルトを僕が獲って、新たなステージへ皆さんと一緒に行きたいと思ってます」

【原田の話】「(鼓太郎は“思う壺"のようなコメントを残しているが?)俺はあいつのマリオネットじゃない…。これ以上、思う通りにも好きなようにもさせへん。文体で絶対にアイツを倒して、俺がベルトを獲り返してRATEL'Sも守る!」

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