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12/20【MASTERS】武藤と蝶野が直接対決辞さず 2・15後楽園で「BATTvsTEAM2000」が実現

 武藤敬司、蝶野正洋が20日、東京・銀座のARISTRIST LOUNGE GINZA 3で会見。2・15後楽園大会で「BATTvsTEAM2000」スペシャル8人タッグマッチが決まり、両軍のセコンドにつく二人は1年ぶりの“直接対決"も辞さない構えをみせた。

 BATTは2001年に武藤が結成した超党派ユニット。8・21後楽園大会で復活し、馳浩&太陽ケア&新崎人生&大谷晋二郎が越中詩郎&AKIRA&青柳政司&齋藤彰俊の平成維震軍に勝利している。6ヵ月ぶりの再結成となる今回は蝶野率いるTEAM2000との全面対決に臨む。

 だが、大きな問題がある。BATTは武藤のほか、前回出場した4人がフルメンバー。その中で馳が国会期間中のため出場できないという。今回は8人タッグマッチ。武藤は欠場中で、もし他の3人が出場できたとしても一人足りなくなってしまう。

 「BATTは限られたメンバーしかいなくて、歴史も短かったからね。少数精鋭の中で、これまたちょっと痛いところ」と頭を抱えた武藤だが、「まだまだもう一人、俺の中で思い浮かべてるBATTメンバーがいますので、これからオファーして来てもらいます」とキッパリ。そこで候補となってくるのが結成当時、準構成員だった獣神サンダー・ライガー、西村修だ。武藤は「たぶんBATTのメンバーも20年前と変わらぬコンディションで一生懸命頑張ってくれると思います」と期待を込めたうえで、「俺はまだ復帰ができてませんので、今回またマネージャーということで、セコンドで旗振りを一生懸命頑張りたい」と意気込んだ。

 対する蝶野率いるTEAM2000は今年2・16後楽園大会以来1年ぶりの復活。前回は天山広吉&ヒロ斉藤&AKIRA&スーパーJが藤波辰爾&長州力&武藤敬司&ライガー組に勝利している。BATTとは対照的に、TEAM2000は大所帯。前回のメンバーのほかにも小島聡、スコット・ノートン、ドン・フライら候補者はたくさんいる。「どちらかといったらTEAM2000というのはそれほど身体能力が高くなくて、気持ちだけで動いてる部分があるんで、まだ気持ちが続いてたというところでかき回してこの間は勝てた」と前回を振り返った蝶野は、「TEAM2000もいろいろな選手が加わったり、出て行ったりありましたので、そこらへんのところを考慮して、なるべく多くのメンバーに声をかけたい」と厳選する構えをみせた。

 今年2月は武藤がシャイニングウィザード、TEAM2000のセコンドについた蝶野がケンカキックを打ち合う場面がみられ、大いに沸かせた。今回も両者の“対決"が期待されるところ。リング上での戦いはまだドクターストップがかかっているという武藤だが、化身グレート・ムタが今年4月、ニューヨークに降臨することを告白。「蝶野にちょっかい受けたらいつでも戦闘準備はできるぐらいにはもうなってると思うんでね」と相手の出方次第としたうえで積極姿勢をみせた。

 一方、蝶野も「この間の武藤さんたちのチームのメンバーはみんなおいしいところしか出てこないメンバーでしたから、おいしいにおいがすれば俺も自然と足が動いてしまってね」と前回を振り返りつつ、「武藤さんもおいしいにおいがしたら、体が自然に動いてしまうという習性がありますから。だからおいしいところを最後、誰が獲るのかと。リングに上がってる人間だけではないよと。最後おいしいところをかっさらっていくのは、この二人どっちかかもしれない」と前回同様の“参戦"も辞さず。「プロである以上、リングに上がればお客さんなり皆さんをちゃんと楽しませる。そのつもりでいます。期待してください」と思わせぶりに話した。

 両軍のメンバーは決まり次第発表される予定。2001年の新日マットで繰り広げられた両軍の抗争が2019年2月に甦る。

☆2/15(金)東京・後楽園ホール『PRO-WRESTLING MASTERS』18:00開場、19:00開始

▼時代ヲ超エタ達人集結! BATTvsTEAM2000スペシャル8人タッグマッチ
[TEAM2000]
TEAM2000メンバー
TEAM2000メンバー
TEAM2000メンバー
TEAM2000メンバー
with蝶野正洋
(1/60)
BATTメンバー
BATTメンバー
BATTメンバー
BATTメンバー
with武藤敬司
[BATT]


【会見の模様】
▼武藤「プロレスLOVE、プロレスを愛する仲間たちが、垣根を越えた悪ガキどもが再度集結ということで。相手はTEAM2000ということもあり、非常にやりがいのある相手で、たぶんBATTのメンバーも20年前と変わらぬコンディションで一生懸命頑張ってくれると思います。ただ、俺はまだ復帰ができてませんので、今回またマネージャーということで、セコンドで旗振りを一生懸命頑張りたいと思っております」

▼蝶野「去年のちょうど同じ時期ですね。2月にTEAM2000メンバーもみんなどうなんだろうなと思いましたが、去年頑張ってくれて。興行自体もどういった興行なんだろうと冷やかし半分で行ってみたら、非常に盛り上がった。出場してる選手たちも生き生きとしていて、こういう興行があるんだっていうのを改めて、これいいなと感じました。今回、TEAM2000ということで、今度、武藤さんが出すチームが……(資料を見ながら)BATT?」

▼武藤「BATTさえも知らないよ」

▼蝶野「そんな絡んでないじゃない。たぶんね、BATTを集める方がチーム的に若いんで、もしかしたらコンディションが向こうの方が今回いいのかなと。前回は長州さん、藤波さん、ライガー…」

▼武藤「で、俺」

▼蝶野「ビッグネームはビッグネームだったけど、みんなほとんど動かない。非常にやりやすかった。どちらかといったらTEAM2000というのはそれほど身体能力が高くなくて、気持ちだけで動いてる部分があるんで、まだ気持ちが続いてたというところでかき回してこの間は勝てたと。今回ウチのTEAM2000もいろいろな選手が加わったり、出て行ったりありましたので、そこらへんのところを考慮して、なるべく多くのメンバーに声をかけたいなと。BATTは結構メンバーたくさんいる?」

▼武藤「BATTは限られたメンバーしかいなくて、歴史も短かったからね。少数精鋭の中で、これまたちょっと痛いところがですね、馳先生が国会中だから出れないんですよ」

▼蝶野「来るかもしれないよ」

▼武藤「『国会よりこっちの方が大事じゃない?』って誘ったんだけどダメだった。だけど、まだまだもう一人、俺の中で思い浮かべてるBATTメンバーがいますので、これからオファーして来てもらいます。2月15日は超濃厚な試合をします」

▼蝶野「(笑) BATTって新日本からスタート?」

▼武藤「俺が全日本に行くようになってからかな」

▼蝶野「そうだよね。そんな絡んでないよね?」

▼武藤「あんま新日本に上がってないもん。そんなにやってないんだよな」

▼蝶野「そう、やってない。だから初対決ぐらいかもしれない」

▼武藤「時代もちょっと違うもんな。BATTの方が後だもん」

▼蝶野「TEAM2000は結構いろんな人間が加入したから、出たり入ったりの出入りが激しかった。nWoに入れなかったような選手たちが、準構成員たちがいたから」

▼武藤「ただ、準構成員たちもそれぞれみんな正規社員じゃないけど(笑)」、

▼蝶野「使い方がブラックだったから、みんなどんどんやめていっちゃった。声がけしてみんな戻ってくるかだね」

――馳さんが出られないとなると、メンバーも限られるが?

▼武藤「そんなのあんまり考えなくていいじゃない別に」

▼蝶野「そんな少ないの?」

▼武藤「そうだよ」

▼蝶野「何対何にするの? 2対2? こっちはたぶん5人ぐらい集まるよ。ハンディキャップ?」

▼武藤「こっちが揃う人数で(笑)」

――前回は出なかった選手が出ると?

▼武藤「そうですね」

――8人タッグマッチとなっているので4人集めなければいけないが?

▼武藤「頑張ってそれを目指して」

――蝶野選手は前回、リング上でMASTERSの興行自体を腐す発言もあったが、今回も上がろうと思った理由は?

▼蝶野「前回、リング上がって驚いたのはリングサイドにいる皆様、カメラマンの方とかね、マスコミの方がみんな知らない顔になって。こいつらちゃんと記事書けるのか? カメラのピント合うのか?と。そっちの方が心配だったんですけど、リングの中の動きがそれ以上に遅かったんで、それはちゃんとバランスとれてるなと。だから次ももしかしたら冷やかしにいくかもしれないけど、プロである以上、リングに上がればお客さんなり皆さんをちゃんと楽しませる。そのつもりでいます。期待してください」

――前回、武藤選手がシャイニングウィザード、蝶野選手がケンカキックを決めたが、今回はセコンド同士ながら戦う状況もある?

▼武藤「今回暴れたらいけないと。許可がまだ下りてないから医者から」

――前回BATTvs平成維震軍でセコンドでシャイニングウィザードを決めているが?

▼武藤「まぁ、あのぐらいはもしかしたら暴れられるかなと。これまた興行と関係ないけど、向こう側で発表されてるから言っちゃうけど、4月の頭にグレート・ムタがニューヨークに降臨するということが発表されてるみたいだから。それまではおとなしく。蝶野にちょっかい受けたらいつでも戦闘準備はできるぐらいにはもうなってると思うんでね」

▼蝶野「楽しみです。この間の武藤さんたちのチームのメンバーはみんなおいしいところしか出てこないメンバーでしたから、おいしいにおいがすれば俺も自然と足が動いてしまってね。これはたぶん武藤さんもおいしいにおいがしたら、体が自然に動いてしまうという習性がありますから。だからおいしいところを最後、誰が獲るのかと。リングに上がってる人間だけではないよと。最後おいしいところをかっさらっていくのは、この二人どっちかかもしれないし。リングのダシかもしれないしね。昔、よくやられましたよ、俺らも猪木さんに。おいしいところだけ持っていかれるの」

――4月にムタが降臨するということは、武藤敬司としてはそのあとに復帰するつもり?

▼武藤「そうですね。TEAM2000と対抗するわけですけど、いろんな部分でも負けたくないからね。やっぱりTシャツ出すよな? Tシャツの売れ具合でも負けたくないからさ(笑)」

▼蝶野「たぶん年末ぐらいから売り出すかもしれない」

――来年デビュー35周年となるが、考えていることはある?

▼蝶野「この間、ヒロ斉藤さんが相談に来て、来年60周年かな確か」

▼武藤「60ってジジイだよ」

▼蝶野「40周年か。かなんかで相談に来られて、何の決断力もなく全然話が進んでないということだったんで、我々も35周年だけど、そのへんの先輩を早く引退させて……」

▼武藤「ダメだよ。引退させないよ。MASTERS人員少ないんだから」

▼蝶野「俺は早く引退させた方がいいと思う。じゃあカウントダウン10年とかダメ?」

▼武藤「とりあえず立ってればいいからよ。引退されたら困るよ」

▼蝶野「だからMASTERSでヒロさんの引退式を売ろうかと思ってた」

▼武藤「もう少し搾りカス……」

▼蝶野「まだ搾るの? 先輩がいるから、そこらへんもちょっとお手伝いをしながら、何かやっていきたいですね」

▼武藤「ただね、MASTERSってプロレス界に携わってさ、フェードアウトしてる人間っていっぱいいるじゃない。そういう人たちをまた一人ずつ呼んでテンカウントとかやっていこうかななんて。ある意味、殿堂入りみたいなこともしていきたい」

▼蝶野「俺もそれに近いものあるもんね。リングに上がるのここぐらいしかないよ」

▼武藤「でも未だにプロレスラーって肩書きいっぱい利用してるじゃん(笑)」

▼蝶野「(苦笑) そういう人たちも声がけすると」

▼武藤「そうそう。テンカウントやったり」

▼蝶野「やばい奴もいっぱいいるけど大丈夫? まともに生きてない奴もいるかもしれない」

▼武藤「いるよ」

▼蝶野「全部集まるの?」

▼武藤「まぁまぁ一人ずつぐらい」

――BATTvsTEAM2000以外に考えていることは?

▼武藤「今決まってることだって……今日はこれで終わりだよ」

▼蝶野「さっきラインナップ凄ぇカードいっぱいあったよ」

▼武藤「凄いあるよ。隠しとかないと。今日のこれで(チケットの)初動がどこまでいくか。動きを見て徐々に発表しますよ」

――ダウンタウンの松本人志さんが大みそか特番で今年も山崎邦正(月亭方正)さんにビンタしたとバラしていたが?

▼蝶野「俺もあんまり記憶にないですね。邦正君とは今年一回会いました。会ったけど、ビンタしたかどうか記憶にない」

▼武藤「F-1タッグっていうのがあるんだよ。その山崎邦正、蝶野組vs俺、神奈月でやる?」

▼蝶野「俺、邦正君ってあの時しか会ってない。この10何年間で。たぶん吉本サイドがわざとひっつけてないんだよ」

▼武藤「へぇ。昔のプロレスみたいだな」

▼蝶野「そうそう。ホントそう。そっちの方が入るかもしれないね。BATTより」

▼武藤「神奈月がモノマネのアレで優勝したからね。やるんだったら今だよ」

▼蝶野「でかい箱でやれるんじゃない? 夏のカードができたね」

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