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12/24【NOAH】抽選でGHC前哨戦実現 拳王が“清宮路線"ノアを「バカ」と断罪、「重荷から解放してやる」

『NOAHful GIFT 2018』東京・後楽園ホール(2018年12月24日)
○清宮海斗vs拳王vs岡田欣也×

 新GHCヘビー級王者・清宮と、次期挑戦者・拳王による前哨戦がファン参加型の公開抽選によってクリスマス興行で実現。王者となった清宮を「全然イキイキしてなかった」と切り捨てた拳王は、「1月6日に清宮が背負ってる重荷を俺が下ろさせてやって、またノビノビと成長させてやる」と予告した。

 ノア旗揚げ当初からの恒例クリスマス興行。サインボールを手にしたファンによる“公開抽選"でカードが決まっていく形式も4年ぶりに復活し、その第2試合ではからずも清宮と拳王の前哨戦が実現した。

 新人・岡田を交えた3WAY戦で激突。初めてGHCヘビー級ベルトを腰に巻いて入場した清宮は、のっけから拳王と“二人だけの世界"で火花を散らしたものの、デビュー1ヶ月に満たない岡田も意外な立ち回りを披露。「清宮さん! この金髪クソヤローを一緒にぶちのめしましょう!」などと持ちかけつつ、清宮をスクールボーイで丸め込むなどして、ある種新人離れした一面をのぞかせた。

 とはいえ終盤は清宮と拳王が猛火花。拳王が高速ドラゴンスープレックスから顔面を狙った“蹴暴\"(ランニングローキック)を叩き込めば、清宮も後頭部への高打点ドロップキックや投げ捨てジャーマンで応戦。最後は清宮が岡田を逆エビ固めで仕留めてみせた。

 試合後には拳王と顔面密着でにらみ合いを展開。清宮は「本当にまさか、クリスマス興行で前哨戦としては当たるとは思ってなかったので、これも何かの運命だと思ってます」と語り、杉浦貴とのGHC戦を「心に響かなかった」と切り捨てた拳王に「必ず1月6日、拳王さんを倒して、あなたの心に響かせます!」と改めて通告した。

 一方の拳王は辛らつだった。清宮戴冠時の12・16横浜文体大会では「会社が作った、台本通りのチャンピオン」と清宮を切り捨てていたが、この日も「今日みても分かるだろ? アイツ、何かの重みを背負って戦ってただろ? 全然イキイキしてねーだろ!?」と感想を口にした。

 皮肉にも前哨戦を通じて“清宮路線"の過ちを再認識した形となった拳王は、「プロレスリング・ノア! 会社に言ってやるよ。あんなキャリア3年の若者にあんな重荷を背負わせてどうすんだ。また誰かの二の舞にするつもりか? また、有望な新人をダメにする気か?」と強烈に問題提起。「アイツはな…俺でも言ってやるよ、ノアの宝だ。だが、“今"じゃねえよ。だからこのノアはバカなんだよ! 俺が変えてやるよ! だからな、1月6日に清宮が背負ってる重荷を俺が下ろさせてやって、またノビノビと成長させてやる」と“ノアはバカ"とまで言い切りながら、“清宮路線"の強制終了と拳王時代の再スタートを宣言してみせた。


【試合後の清宮】
――はからずも前哨戦が実現したが?

▼清宮「本当にまさか、クリスマス興行で前哨戦としては当たるとは思ってなかったので、これも何かの運命だと思ってます。これで流れは完全に1月6日の後楽園に向けて走り出してるなと思ってます」

――初めてシングルのベルトを持って入場してみて?

▼清宮「新しい風景が僕からは見えてるんで。あとはお客さんと一緒に共有したいと思います」

――岡田を攻めるとブーイングが起こったり…と今までとは違ったチャンピオンとしての立場を実感したのでは?

▼清宮「岡田と戦ったのは初めてでしたし、アイツには悪いですけど、新しい刺激はこれからも生まれてくると思うんで、これも新しいノアなんだと思います。必ず1月6日、拳王さんを倒して、あなたの心に響かせます!」

【拳王の話】「いやぁ、良かったよ。タイトルマッチの前にアイツと当たれて。今日みても分かるだろ? アイツ、何かの重みを背負って戦ってただろ? 全然イキイキしてねーだろ!? いいか!? 清宮じゃねえぞ? プロレスリング・ノア! 会社に言ってやるよ。あんなキャリア3年の若者にあんな重荷を背負わせてどうすんだ。また誰かの二の舞にするつもりか? また、有望な新人をダメにする気か? アイツはな…俺でも言ってやるよ、ノアの宝だ。だが、“今"じゃねえよ。3年の若者にあんな重荷を背負わせてどうすんだよ。だからこのノアはバカなんだよ! 俺が変えてやるよ! だからな、1月6日に清宮が背負ってる重荷を俺が下ろさせてやって、またノビノビと成長させてやる」

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