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12/26【WRESTLE-1】奮闘・カズ&ペガソを返り討ち 近藤&土肥がタッグ王座V3

『WRESTLE-1 TOUR 2018 SHINING WINTER』東京・後楽園ホール(2018年12月26日)
WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ=○土肥孝司&近藤修司vsカズ・ハヤシ&ペガソ・イルミナル×

 体重差を感じさせずに奮闘したカズ&ペガソを返り討ちにし、近藤&土肥がタッグ王座V3を果たした。

 今年8月の戴冠以来、タッグ王座を保持し続けている近藤&土肥。10・24後楽園大会では征矢&稲葉を撃破し、V2を果たすと同時にタッグリーグ制覇を成し遂げた。

 タッグの頂点に君臨する二人が年内最終興行となったこの日、V3戦に臨んだ。挑戦者チームはカズ&ペガソ。体重では圧倒的に王者組有利となったが、まずは挑戦者チームが魅せる。カズが真っ向勝負で土肥と渡り合うと、ペガソも近藤にドロップキックをズバリ。カズとの連続串刺し攻撃で近藤を足止めすると、2人は左ヒザに集中砲火を浴びせた。

 近藤はコーナー付近でペガソの両足をセカンドロープにかけると、そのまま強引に胸板を踏みつけて挽回。一転して王者ペースに。土肥がラリアットやショルダータックル、バックドロップなどパワーを活かした攻撃を見せれば、近藤はヘッドロックで絞め上げ、重たいエルボーでメッタ打ちにした。ペガソがスワンダイブ攻撃を狙っても、気づいた近藤が場外に突き落とした。

 防戦一方となったペガソだったが、ジャンピングエルボーで一矢報いると、代わったカズが奮戦。荒々しく突っ込んでくる土肥を空転させ、ロープの反動を利用したボディプレスなどで巻き返す。代わった近藤の串刺しキングコングラリアット、ランサルセをもらってしまうが、ワンツーエルボーで反撃。ザ☆オリジナルやキングコングラリアットを不発に終わらせ、バックドロップでぶん投げると、ペガソにタッチを戻した。

 ペガソはカウンターのフロントスープレックス、串刺しジャンピングエルボー、フェイスクラッシャー、ジョン・ウーと猛攻。三角飛び式のトルニージョもさく裂した。しかし、スワンダイブ攻撃は控えの土肥が突き飛ばして妨害。またも試合は王者ペースに傾く。カズが助けに飛び込んでも、王者組は同時ラリアットで撃退。ペガソにはシーソーホイップ式スパインバスター、シュミット式バックブリーカー&ダイビングギロチン、ショルダースルーからのパワーボムと合体技を次々に繰り出した。

 土肥のビンタ連打に被弾したペガソだったが、フラフラになりながらも真っ向勝負を選択。これでもかとビンタを乱射し、ローリングソバットからスワンダイブ式エルボーバット2連発で活路を開く。カズもハンドスプリングレッグラリアットで近藤を排除して援護射撃。カズが土肥にトラースキックをぶち込むと、ペガソはソバット、その場飛び式スライスブレッドを見舞った。

 さらに、カズが土肥の顔面にトラースキックを連発すると、場外の近藤めがけてトペスイシーダを発射。ペガソはスワンダイブ式エルボー、ファルコンアローで土肥を攻めに攻める。カズのパワープラントが決まると、ペガソは土肥の背中にファイヤーバードスプラッシュを投下。連発を狙って突っ込んだ。

 しかし、土肥が避けて自爆を誘う。ここぞとばかりに近藤がリングに飛び込むと、呼応したカズにザ☆オリジナルを敢行。だが、カズもすぐに立ち上がってトラースキックを発射し、リング上で4選手が大の字となった。

 ペガソはカウンターのスペースローリングエルボーを放つが、土肥はキャッチしてジャーマンをお見舞いする。粘るペガソは土肥のラリアットをかいくぐり、コルバタからの十字固めでニアフォールに追い込むと、なおも変則的な丸め込みで3カウントを迫ったが、土肥は沈まない。ハーフネルソンスープレックスでぶっこ抜き、力ずくで勝機をたぐり寄せると、こん身のラリアットから垂直落下式ブレーンバスターに繋げて、ペガソから3カウントを奪い取り、タッグ王座3度目の防衛を果たした。

 「負ける気がしないよな。土肥に任せっぱなしだけど、負ける気がしない」と自信をあらわにした近藤。「もう#STRONG HEARTSのやつらが来たっていいんだからよ。負ける気がしねえよ」と土肥も口を揃えた。

 また、近藤は来年の1・16後楽園で約14年ぶりにDRAGON GATE参戦が決まったことに言及。「某Dゲートで俺、シングルが決まったんだよ。まだ何にも外には発進してないけど、俺をリングに上げる。望月成晃とのシングルだけど、どうなるか、俺にもわからない。望月さん世話になった人だよ。でも、DRAGON GATEをクビになってるからよ。どうなるか…」と不敵に言い放った。

【試合後の近藤&土肥】
▼近藤「負ける気がしないよな。土肥に任せっぱなしだけど、負ける気がしない」

▼土肥「ペガソな、脅威だったよ。あと10キロ、15キロ、20キロ増やして、あの動きされて…。そしたら、わからないかもしれない。ただ、最後に立ってるのは俺。まあ、いつでもいいよ。もう#STRONG HEARTSのやつらが来たっていいんだからよ。負ける気がしねえよ」

▼近藤「年末最後だし、いい試合ができた。まあ、KAIじゃないけどさ、俺は自由人だから、リップサービスだ。いいか、某Dゲートで俺、シングルが決まったんだよ。まだ何にも外には発信してないけど、俺をリングに上げる。望月成晃とのシングルだけど、どうなるか、俺にもわからない。望月さん世話になった人だよ。でも、DRAGON GATEをクビになってるからよ。どうなるか…。以上です」

▼土肥「いや、いい年だよ。今年も終わりだ」

▼近藤「終わり」

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