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1/2【全日本】1・3ダブル前哨戦 野村が大森ピン、宮原はKAIに通告「全部俺が持って行くぞ」

『2019 NEW YEAR WARS』開幕戦 東京・後楽園ホール(2019年1月2日)
○野村直矢&宮原健斗&青柳優馬&ヨシタツvsKAI&ゼウス&ブラックめんそーれ&大森隆男×

 明日1・3後楽園のアジアタッグ戦を前に、王者・野村が挑戦者・大森を直接ピン。また、三冠王者の宮原はKAIに対し、「全部俺が持って行くぞ」と通告した。

 明日の後楽園で行われる三冠ヘビー級選手権試合&アジアタッグ選手権試合のダブル前哨戦として、王者の宮原、野村&青柳がヨシタツと、挑戦者のKAI、大森&めんそーれがゼウスとそれぞれカルテットを結成して激突した。

 のっけから三冠王者・宮原と挑戦者・KAIが対峙。両者への声援が交錯すると、タイトルマッチさながらの激しい先読み合戦を繰り広げる。場外戦になると、2人は南側スタンド席になだれこみ、観客の眼前で火花。KAIが壁に叩きつければ、宮原も荒々しく頭突きでお返しした。感情的になった2人はリング上で再び向かい合うと、ブラックアウトやメテオインパクトを仕掛け合ったが、どちらも未遂に終わった。

 決戦を前に、野村&青柳と大森&めんそーれの戦いも白熱。挑戦者組の連係をスピアーで野村が切り抜けると、青柳とともに大森に連続攻撃を浴びせる。そして、コーナーからの時間差ダイブを狙うが、めんそーれが青柳を転落させて阻止すると、大森は野村に雪崩式ブレーンバスターをお見舞い。続けて、合体技・ハブネルソンクラッシャー!を敢行して、野村を追い詰めた。

 大森はジャンピングエルボーに被弾するも、すぐさま野村を追いかけてアックスボンバーを一閃。アックスギロチンドライバーで勝負に出る。しかし、踏ん張った野村は逆に大森を担ぎ上げて、山折りをズバリ。今度こそ青柳のダイビングエルボードロップと野村のフロッグスプラッシュが連続してさく裂すると、最後はマキシマムで大森を仕留めた。

 最後の前哨戦を制した野村は「今日の勝ちなんてもうどうでもいいですよ。とにかく明日が本番。明日も今日と同じように、大森隆男を沈める。それだけです」と大森からの連勝に自信。青柳も「最古のベルトが懸かっているということを肝に銘じて挑戦してきてくださいよ。大森さん、中島さん」と挑戦者を挑発した。

 一方、宮原とKAIはリング上の戦いをよそに場外乱闘を展開。試合が決しても宮原はKAIを鉄柵に投げつけ、フロントハイキックで蹴散らした。その後も激しい視殺戦を繰り広げる。バックステージでは「KAIよ。1つ言っておくがな、この三冠ベルトは通行手形にならないんだよ。なぜならこれは最高峰の、プロレス界で最高峰のベルトだからな。KAIよ。俺に怒りを、怒りのスイッチを入れやがったな」と感情むき出しに。

 KAIは今年からDRAGON GATEへの本格参戦を表明しており、宮原の発言はそれを意識してのものだと思われる。さらに、宮原は「KAIよ。かつてエースを叫んだ男・KAI選手を応援するファンの皆様よ。明日は入場から俺に対してブーイングする、それぐらいまとまって、KAI選手を応援するファンよ。かかってこいよ」と強気に言い放ち、「じゃないと、全部俺が持って行くぞ」と通告した。

【試合後の宮原&野村&青柳&ヨシタツ】
▼野村「タイトルマッチ、今日の勝ちなんてもうどうでもいいですよ。とにかく明日が本番。明日も今日と同じように、大森隆男を沈める。それだけです」

▼青柳「最古のベルトが懸かっているということを肝に銘じて挑戦してきてくださいよ。大森さん、中島さん。以上です」

▼ヨシタツ「2019年最初の試合、勝利で飾れてよかったけど、NEXTREAMであんまりつるんでないけど、このタッグで組むことが多くて。1人だけね、腹回り寂しいね。今年は狙っていくから」

▼宮原「よっしゃー! 来たぞ、明日。2019年、新年一発目だ。わかるか、KAIよ。新年一発目のチャレンジャーよ。わかるか? この宮原健斗が歴史的2019年の初めての防衛戦。KAIよ。かつてエースを叫んだ男・KAIよ。どうする? KAIよ。1つ言っておくがな、この三冠ベルトは通行手形にならないんだよ。なぜならこれは最高峰の、プロレス界で最高峰のベルトだからな。KAIよ。俺に怒りを、怒りのスイッチを入れやがったな。KAIよ。かつてエースを叫んだ男・KAI選手を応援するファンの皆様よ。明日は入場から俺に対してブーイングする、それぐらいまとまって、KAI選手を応援するファンよ。かかってこいよ。じゃないと、全部俺が持って行くぞ」

【試合後のKAI】
▼KAI「いやもう、怪我なく終わって本当によかった。もうね、今日が最後の三冠戦前の前哨戦かもしれないけども、俺はずっと宮原健斗と戦ってきているし、もう準備は万端ですよ。この間も言ったけど、俺は今年、年男なんで。やっぱり自分の目標に猪突猛進で行くために、この三冠のベルトを絶対手に入れなきゃいけないと思うし。もうね、2回目の挑戦だし、俺はあとがないと思っているんで。背水の陣で挑みますよ、この試合」

――宮原選手の仕上がりをどう感じた?

▼KAI「相変わらずコンディションもよくて腕もよくて、トータル的にいいんじゃないですか? だからこそ倒し甲斐がある相手だし。もう何回もやってきているからね。もう対策どうこうというよりかは、お互い本当に将棋じゃないですけど、駒を動かしての紡ぎ合いって言うのかな? そういうもんだと思うんで」

――平成最後の三冠王者という肩書きを各選手が狙っていると思うが?

▼KAI「そうですよね。獲ったらでも終わるまで長いんじゃないかな? でも、それぐらいの気持ちでいきますよ。歴史に名を残すんだからね。俺も昭和に生まれたけど、平成で育った男なんで。平成のプロレスを見て、自分もレスラーになったんで。その最後の平成のチャンピオンになります」

【試合後の大森&めんそーれ】
▼めんそーれ「大森さん。明日…明日…明日…俺たちがアジアを巻きましょう!」

▼大森「諦めてねえよ。俺だって、新春一発目からこんなみじめな思いしたくねえんだよ」

▼めんそーれ「シャーッ。もうあとは上がっていくだけだ。明日、2019年1月3日は大森隆男&ブラックめんそーれがアジアタッグを巻く日だ!」

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