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1/2【全日本】ともに目標は世界ジュニア王者 新人・亮生、田村が揃ってデビュー

『2019 NEW YEAR WARS』開幕戦 東京・後楽園ホール(2019年1月2日)
○青木篤志&佐藤光留vs田村男児&青柳亮生×

 新人・青柳亮生(あつき)、田村男児(だん)が2019年オープニング興行で揃ってデビューした。

 二人は昨年4月に全日本入門。青柳優馬の実弟・ 亮生は1999年12月7日、長野県松本市出身の19歳。175cm、80kgで、サッカー、陸上競技を経験し、兄・青柳を目標としている。田村は1999年6月14日、茨城県鹿嶋市出身の19歳。173cm、83kgで、柔道、アマチュアレスリングの経験があり、目標の選手は諏訪魔だ。

 7ヵ月間の練習生期間を経て、この日二人が揃ってデビュー戦を迎えた。相手は青木&佐藤。 亮生が青、田村が赤のショートタイツ、リングシューズ、ニーパッド姿で初めてプロのリングに立った。

 まずは亮生が青木に挑んだ。片足タックルで飛び込んでレスリング勝負を挑んだが、青木にコントロールされてしまう。それでもグラウンドヘッドロックをヘッドシザースで逃れてみせた。一方、田村は佐藤相手にレスリング仕込みのタックルでテイクダウン。脇固めに捕まり、青木にはレッグロックで悲鳴を上げさせられたが、果敢にハンマーパンチを胸板に連発して立ち向かった。亮生も青木相手にドロップキックを2発決める見せ場を作ったものの、スリーパーに捕まってスタミナを消耗。ショルダースルーで投げ飛ばされ、ラリアットを食らうと、逆エビ固めに捕まってギブアップを意思表示した。

 元世界ジュニア王者二人に完敗を喫したものの、念願のデビューを果たした亮生と田村。試合後は深々と一礼し、祝福の拍手を浴びた。「練習した通りのことがまったくできず、非常に悔しかったです」(亮生)、「できなくて、デビュー戦が終わったんで、悔しいです」(田村)と口を揃えたが、「悔しい結果になってしまったんで、次は勝利を目指して頑張りたい」(亮生)、「これからもっともっと上を目指して頑張りたい」(田村)と誓うばかり。ともに将来の目標は世界ジュニア王者だ。先にデビューした北斗も同様で、これから3人による出世争いが始まるが、二人は「1シリーズしか差はないですけど、やっぱり早くデビューしたというので、自分よりちょっと上を行っているので、まずは大森北斗を抜けるように頑張っていきたい」(亮生)、「自分も大森北斗を抜けるように、もっともっと頑張ります」(田村)と対抗意識をむき出しにしていた。

【試合後の青木&佐藤】
――対戦した印象は?

▼青木「しょうがない。まだまだなのが当たり前だから。ただ、ここからどういうふうに彼らが頑張っていくかだよね。もうこっちだって同じリング上で試合をするわけだから。ハッキリ言って、別に新人だからとか、そんなのもうデビュー戦だけで、あとはもっとできてくれないと困るし、もっと必死になって練習しなきゃダメだね」

――それでも青木選手が受け止める立場に立っているように見えたが?

▼青木「そうだね。受けるのは簡単だし、別に彼らを頑張らせるのも簡単だけど、たぶんそれじゃ彼らのためにならないじゃん? 俺もデビュー戦の時はそうだった。何もできなくて悔しくて。それでどうやったら、その先輩たちや強い人たちに勝てるんだろう、勝ちに近づくんだろうっていうところから必死になっていろいろ考えてやってきているわけだから。そういうのがないとダメだよ。最初からやって、何とかなるだろうと思ってたら伸びないよ」

――佐藤選手は全日本所属選手のデビュー戦で相手をするのは初めて?

▼佐藤「初めてですね。19年目なんです、今年。で、パンクラスで総合に出て、自分のことをやっているふうに見えても、必死なんですよ、僕らも。だから、そこに追いつこうと思ったら、僕ら以上のことをしないと追いつかないですから。僕だってまだ気を張りますから、彼らのデビュー戦って言っても。でも、これがゴールじゃないんで。デビューしてゴールじゃないですから。彼らのゴールは彼らに考えてほしいですけど。体格的にも僕らの向かいにずっといる選手になる可能性も高いですし。ねえ、隊長?」

▼青木「はい。そうですね。だから、目標をしっかり持って、どうやったら近づくか、どうやったら超えれるかというのを、もう本当は今日からほしいんだけど。それがまだまだないのはしょうがないのかなと。でも、もうそのしょうがないも通用しないから。デビューしたら通用しないから。そこを肝に銘じて、頑張ってほしいなと思います」

 ――お二人の今年の目標は?

▼青木「ジュニアは今日の結果次第だと思うし、今日どういうふうにあの2人が試合をするかで変わるけど、俺はもう自由に行くんで、聞かないでください」

▼佐藤「全勝!」

【試合後の亮生&田村】
――デビュー戦を終えた感想は?

▼亮生「正直、練習した通りのことがまったくできず、非常に悔しかったです」

▼田村「自分もまったくできなかったです。できなくて、デビュー戦が終わったんで、悔しいです」

――練習と実際の戦いは違うと思うが、初めてプロレスラーとして立ったリングはどうだった?

▼亮生「正直、凄い緊張が最初はあったんですけど、リングに立ったらプロレスラーっていうふうに自分の中でしっかり決めていたんで、緊張せずにはできたんですけども、やっぱり悔しい結果になってしまったんで、次は勝利を目指して頑張りたいと思います」

▼田村「自分もリングに立つ前はとても緊張してて。リングに立ってからはプロレスラーの緊張になって。これからもっともっと上を目指して頑張りたいです」

――将来の目標は?

▼亮生「世界ジュニア、巻きたいと思っています」

▼田村「自分も同じく、青柳亮生に負けないように、世界ジュニアを巻けるように頑張りたいです」

――先にデビューしている北斗選手も同じジュニアで、今から競っていく形になるが、当然、ライバル心はある?

▼亮生「1シリーズしか差はないですけど、やっぱり早くデビューしたというので、自分よりちょっと上を行っているので、まずは大森北斗を抜けるように頑張っていきたいと思います」

▼田村「自分も大森北斗を抜けるように、もっともっと頑張ります」

▼亮生「今日はありがとうございました」

▼田村「ありがとうございました」

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