プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

1/4【新日本】“レインメーカー"復活も暗転…ジェイがドームでオカダ食い

『WRESTLE KINGDOM 13 in 東京ドーム』東京ドーム(2019年1月4日)
○ジェイ・ホワイトvsオカダ・カズチカ×

 ジェイがオカダとの一騎打ちを制し、IWGPヘビー級王座挑戦をぶち上げた。

 オカダとジェイの遺恨が勃発したのは9・23神戸大会。オカダを裏切った外道がジェイと結託。以来、長らく抗争を繰り広げてきた両者が、ついにこの日、決着戦を迎えた。

 白装束で登場したジェイに対し、オカダは大量の金の雨が降る中、長い花道を歩いた。コスチュームを脱ぎ去ると、ショートスパッツに戻していた。

 まずはオカダがフロントハイキック、低空ドロップキックで先制したが、外道が場外から足をすくって追撃を妨害すると、ジェイがバックドロップでトップロープ越しに場外に投げ落とした。すかさずジェイはフェンスやエプロンに腰を叩きつけ、リングに戻れば高速バックドロップで追い討ち。左腕を固めてのネックロックで絞め上げた。

 オカダがエルボー合戦に持ち込もうとしても、ジェイは挑発的な張り手で間を取ったが、オカダは張り手で怒りの反撃。バックエルボー、串刺しジャンピングバックエルボー、DDTとスピーディーに追撃し、ジェイをコーナーに乗せてドロップキックで場外に転落させると、フロントハイキックでフェンス外に吹き飛ばす。外道が殴りかかっても、フェンス外に投げつけ、フェンス越えのフライングボディアタックで二人まとめて押し潰す。ドームが一気に湧き上がった。

 すかさずオカダはダイビングエルボードロップで追い討ち。レインメーカーポーズを決めると、一気にレインメーカーを狙ったが、ジェイは激しく抵抗、コンプリートショット、ジャーマンを立て続けに決め、裏投げで叩きつける。ブレードランナーはオカダが阻止したが、ジェイはショートレンジラリアットで追い討ち。レフェリーにチェックを要求すると、そのスキに外道が乱入の構えをみせた。

 すると察知したレフェリーが阻止。そのスキにジェイがイスで殴りかかっても、回避したオカダはエプロンの外道にジェイを正面衝突させ、ドロップキックを発射。すかさずレインメーカーを狙った。かいくぐったジェイがスリーパースープレックス、キークラッシャーでたたみかけたが、オカダもブレードランナーは決めさせず。ツームストンパイルドライバーで突き刺すと、両者が倒れ込んだ。

 オカダコールの中、両者が同時に起き上がると、オカダがフロントハイキック、ジェイが逆水平を打ち合い、張り手、エルボーのワンツーを見舞ったジェイがオカダのドロップキックを自爆させ、ブレードランナーを狙う。阻止したオカダは逆さ押さえ込みからのレインメーカーを仕掛け、空を切ってもドロップキックをさく裂。レインメーカーがまたも不発に終わり、ジェイのスリーパースープレックス、ブレードランナー、オカダのツームストンも決まらず。ジェイがブレードランナーの構えに入ったが、食い止めたオカダのローリング式レインメーカーがようやく決まった。勝負あったかに思われたが、続けて狙ったオカダのレインメーカーをジェイが電光石火のブレードランナーで切り返して3カウントが入った。

 ジェイが昨夏G1に続き、オカダをシングルで撃破。改めてその実力をみせつけた。勝負タイムは14分18秒。「オカダが過去にレッスル・キングダムで少なくとも3、4回戦ってきた。内藤、棚橋、ケニー…そんな面々と戦った時だって、あいつとの試合でどれだけ時間がかかったか覚えているのか? 俺はそんなオカダを相手に、これだけ楽な試合をしてみせたんだ」と勝ち誇ったジェイは、「オカダの時代は終わった。これからは俺の時代だ」と断言。それをさらに具現化していくためにも「俺は棚橋にもケニーにも勝っているし、ちょうど自分の腰には何のベルトも巻かれていない。IWGPヘビー級の勝者がどっちになるのか、しっかりと見届けて、そのベルトに挑戦したい」と宣言し、IWGP王座獲りに乗り出す構えをみせた。

【試合後のジェイ&外道】
※ジェイは外道を引き連れてコメントブースに入ってくると

▼ジェイ「言葉の壁があるとは言え、勝者に何の賞賛もないとはどんだけ失礼なことなんだ!」

▼外道「勝者に尊敬はないのか? 手を叩け、コノヤロー。カモン! 始めねえぞ、手を叩かねえと」

※2人は記者団に拍手を強要する

▼ジェイ「ここに座っている記者のお前らも会場で見ているファンもみんな同じだ。俺がどれだけのことをしてきたか、まったくわかってない。俺は言ったことを全て実行してきた有言実行の男だ。今回対戦したオカダがコスチュームをショートタイツに戻してきたって、あいつの中身はまったく変わってなかった。衣装だけ変えて、俺に敵うと思ったら大間違いだ。俺は強さを証明してきた。外道がいるから勝てた。戦略がずる賢い? そんなのは関係ない。俺の強さがあったからこそ、オカダを今日倒すことができたし、あれだけ楽に勝利した俺を見て、お前たちはどう思ったんだ? 何分で倒しのか、わかってるか? オカダが過去にレッスル・キングダムで少なくとも3、4回戦ってきた。内藤、棚橋、ケニー…そんな面々と戦った時だって、あいつとの試合でどれだけ時間がかかったか覚えているのか? 俺はそんなオカダを相手に、これだけ楽な試合をしてみせたんだ。オカダはレッスル・キングダムで4回試合をし、3回勝っていると記憶しているが、どういう勝ち方だったか覚えてるか? CHAOSのリーダーであるオカダ・カズチカを俺はあんなに楽に倒してみせたことを、みんなしっかりと覚えておいたほうがいい。勝ったとはいえ、俺はまだブーイングされているし、何をすればいいか考えているけれども、たぶんこれから始まるメインイベントをしっかり見ておかなくちゃいけない。俺は棚橋にもケニーにも勝っているし、ちょうど自分の腰には何のベルトも巻かれていない。IWGPヘビー級の勝者がどっちになるのか、しっかりと見届けて、そのベルトに挑戦したいと思っている。オカダとの対戦では、自分が休み明けでも、いつ何時であっても勝てるような強さがあることを見せられたと思う。オカダの時代は終わった。そしてみんな、スイッチブレード、俺とともに呼吸するがいい。これからは俺の時代だ」

※オカダはノーコメント

プロ格 情報局