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1/4【新日本】オープニングからドーム沸騰 オスプレイが飯伏下してNEVER奪取

『WRESTLE KINGDOM 13 in 東京ドーム』東京ドーム(2019年1月4日)
NEVER無差別級選手権試合 ○ウィル・オスプレイvs飯伏幸太×

 オスプレイが日英ハイフライヤー対決を制し、NEVER無差別級王座を奪取だ。

 12・9滝沢大会で後藤を下し、NEVER王座初戴冠を果たした飯伏。同大会でタイチとの挑戦者決定戦を制したオスプレイを迎え撃ち、この日初防衛戦を迎えた。オープニングマッチに組まれた日英ハイフライヤー対決がドームの大空間を沸かせた。

 のっけから両者のハイキックが空を切り、リープフロッグで翻ろうし合うと、カミゴェ、オスカッターはいずれも不発に終わり、場内が大きくどよめく。ドロップキックで場外に吹き飛ばした飯伏が三角飛びケブラーダを狙ったが、察知したオスプレイがエプロンに上がり、ミドルキックで撃墜。逆にサスケスペシャルを発射して先手を取った。

 巻けじと飯伏はフランケンシュタイナーで場外に吹き飛ばし、トップロープに飛び乗ってのキリモミ式ボディアタックを敢行だ。すかさずスワンダイブ式ミサイルキックで追撃し、スクールボーイで転がしてから変型ジャーマンで引っこ抜いた。

 オスプレイも負けてはいない。ハンドスプリングレッグラリアットを放って反撃。飯伏が高速パワースラムでやり返し、エルボー合戦を連打で押し込んだが、ラストライドは不発。オスプレイがオーバーヘッドキック、延髄斬りを連続してさく裂させると、パワーボムの決め合いをめまぐるしく展開。ともに不発に終わると、オスプレイがその場飛びスパニッシュフライで競り勝った。

 だが、ストームブレイカー狙いは飯伏がフランケンシュタイナーで切り返した。オスプレイがジャーマンで投げても、涼しい顔の飯伏は対角線を走ってのランニングニーをグサリ。グッタリしたオスプレイにシットダウン式ラストライドで追い討ちをかけた。粘るオスプレイもコーナーに上がった飯伏を宙吊りにし、左右の張り手を挑発的に打ち込む。飯伏も逆さ吊りの状態から張り手で抵抗したが、オスプレイは顔面を踏みつけまくった。コーナー上での攻防は飯伏がフットスタンプで制し、エプロンに出たオスプレイをセカンドロープに乗ってのジャーマンで引っこ抜いたが、オスプレイは不時着してコークスクリューキックを放った。

 ここから一進一退のせめぎ合いに突入。オスカッターは飯伏がキャッチしてクロスアームスープレックスで引っこ抜いたが、オスプレイもカミゴェを回避し、ハイキックをぶち込んだ。ラリアットの打ち合いも競り勝ったが、ストームブレイカーは決められず。飯伏が変型ツームストンパイルドライバーでグサリ。それでもオスプレイは死角からトラースキックを打ち込み、ヒザをついた飯伏の後頭部にバックエルボーをぶち込んだ。これで飯伏の動きが完全に止まり、オスプレイはストームブレイカーを爆発させて3カウントを奪った。

 日英ハイフライヤー対決はオスプレイに凱歌。NEVER王座初戴冠を果たした。敬意を払う飯伏に勝利したことで、「何が証明できたかと言えば、ジュニアヘビー級である俺がヘビー級の相手とも戦えるということだ。俺こそが世界で戦える男なんだ」と自信を深めたオスプレイ。だからこそ、「世界中のヘビー級の強い選手と戦ってみたい。それは日本だけに限らない。ROHであり、NCW、レボリューション、どこでもいい。いろんなものを見てみたいし、世界を見てみたい」と熱望していた。

【オスプレイの話】「俺の力がわかったか? 俺はただカッコいいトリックを見せるだけじゃないんだ。イギリスでも切磋琢磨して強くなってきたその力を今日証明することができただろう。そして1つ、何が証明できたかと言えば、ジュニアヘビー級である俺がヘビー級の相手とも戦えるということだ。俺こそが世界で戦える男なんだ。世界中のヘビー級の強い選手と戦ってみたい。それは日本だけに限らない。ROHであり、NCW、レボリューション、どこでもいい。いろんなものを見てみたいし、世界を見てみたいと思っている。今日の試合はドリームマッチだった。アイドルとしてずっと尊敬して、インスピレーションをたくさんもらった相手との試合だった。でも、そんなアイドルであれ、このリングの中に入っている選手はみんな俺のライバルだ。俺がヘビー級の選手ともジュニアヘビー級の体で戦えるということをみんなわかっただろう。俺こそがエアリアル・アサシンであり、イギリスにおける最高峰の選手、空の王様、そして世界で一番のプロレスラーなんだ」

※飯伏はノーコメント

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