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1/4【新日本】KUSHIDA陥落 石森がIWGPジュニア初戴冠

『WRESTLE KINGDOM 13 in 東京ドーム』東京ドーム(2019年1月4日)
IWGPジュニアヘビー級選手権試合 ○石森太二vsKUSHIDA×

 石森がKUSHIDAを下し、新日マット本格参戦から8ヵ月でIWGPジュニア王座を初戴冠だ。

 10・8両国大会で6度目のIWGPジュニア戴冠を果たしたKUSHIDAがこの日、ドームの大舞台で初防衛戦を迎えた。挑戦者はBULLET CLUBの石森。かつてノアでGHCジュニア王座を3度戴冠し、最多防衛記録(11回)も樹立している実力者だ。両者は2016年7月のスーパーJカップ1回戦以来の対決となった。

 試合前、入場ゲートにKUSHIDA少年が登場。ドク博士に扮した田口のリモコンで作動したタイムマシーンによって少年から王者・KUSHIDAに変身した。

 まずは石森がトンボをきって翻ろうにかかったが、KUSHIDAがローキックで左腕を蹴りつけて先手を取った。早くも側転からの低空ドロップキックを見舞い、ドロップキックで左腕を射抜く。ホバーボードロックを執ように狙ったが、阻止した石森もクロスフェースで捕獲。逃れたKUSHIDAをスピードでかく乱し、スワンダイブ式ボディシザースを発射した。

 負けじとKUSHIDAもミドルキックで左腕を射抜いたが、セカンドロープ上に乗り上がると、石森が場外にスライディングしてのジャーマンで叩きつけた。続く450°スプラッシュは読んだKUSHIDAが腕ひしぎ逆十字で絡め捕る。返しとばかりにクロスフェースで絞め上げ、三角絞めに移行。石森が担ぎ上げてもチキンウイングアームロックで切り返した。

 石森もフライングヘッドシザースで飛びついてのフェースバスターで叩きつけてからクロスフェースを仕掛けたが、KUSHIDAが決めさせない。ハンドスプリング攻撃は石森がキャッチし、サイファーウタキ(倒れ込みストマックブロック)を狙うが、阻止したKUSHIDAはKUSHIDAの両足をレフェリーに預け、ランニングローキックで左腕を蹴り上げた。

 スピーディーな攻防に沸く中、石森は執念でサイファーウタキを決めたが、KUSHIDAはホバーボードロックで捕らえる。体を入れ替えて切り抜けた石森はKUSHIDAをファイアーマンズキャリーで担ぎ上げると、前方に叩き落としながらラリアットを叩き込む荒技で逆襲だ。コーナーにへたり込んだKUSHIDAの顔面に串刺しダブルニーを突き刺した。

 追い討ちを狙う石森だが、KUSHIDAはバック・トゥ・ザ・フューチャーを爆発させた。ランニングニーで石森が反撃しても、右ストレートで応戦。ならばと石森はジャンピングダブルニーで徹底抗戦。満を持してブラディークロスをさく裂させて3カウントを奪った。

 本格参戦から8ヵ月。石森がIWGPジュニア初戴冠を果たし、新日ジュニアの頂点に立った。「無事カワウソ君を捕獲して、ベルトさんは俺のところに来たぞ。一番悔しいのはおそらくあいつだろ?」と負傷欠場中の高橋ヒロムを挑発した石森は、「これからは俺がチャンピオンだから、この新日本ジュニアのベルトの価値を高めて、リボーンしてやるよ」と宣言してみせた。石森の戴冠によって新日ジュニア戦線は新たな局面に突入する。

【石森の話】「無事カワウソ君を捕獲して、ベルトさんは俺のところに来たぞ。一番悔しいのはおそらくあいつだろ? これからは俺がチャンピオンだから、この新日本ジュニアのベルトの価値を高めて、リボーンしてやるよ。でも、カワウソは結構賢くて、手強い生き物だったよ。疲れているだろうからさ、家に帰って、上手いエサを食わしてやるよ。イッツ・リボーン!」

※KUSHIDAはノーコメント

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