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1/3【全日本】3ヵ月ぶり再戦 ノムヤギがワイルドめんそーれ返り討ちでアジアタッグV3

『2019 NEW YEAR WARS』東京・後楽園ホール(2019年1月3日)
アジアタッグ選手権試合=○野村直矢&青柳優馬vsブラックめんそーれ&大森隆男×

 3ヵ月ぶりの再戦を制したノムヤギがアジアタッグ王座3度目の防衛に成功。ワイルドめんそーれの“3度目の挑戦"を拒み、最古のベルトの価値をさらに高めていく構えをみせた。

 アジアタッグ王者として2019年を迎えた野村&青柳。昨年は最強タッグで最下位に終わるなど不振に終わった感が否めず、今年の躍進にかける思いは強い。そんな二人がこの日、アジアV3戦を迎えた。挑戦者組は大森&めんそーれ。昨年10・10後楽園で破って以来の再戦で、ノムヤギは2連勝でワイルドめんそーれをアジアタッグ戦線から追放させることを予告していた。

 だが、前回同様、若き王者組は苦戦を強いられた。野村が大森にタックルをぶちかまして先手を取ったものの、エプロン上での攻防を大森がパイルドライバーで制して野村は劣勢に。青柳がジャンピングエルボーを放ち、ダイビングボディアタックを連射するなど巻き返しを図っても、大森がフロントハイキック、ニールキックの連続攻撃で鎮圧。めんそーれの卍固めに捕まった。

 ならばと野村がスピアーでめんそーれをねじ伏せて流れを変えようとしたが、山折りが不発に終わると、スピアーも読まれてめんそーれのロコモーション式スクールボーイでニアフォールに追い込まれ、トラースキックを顔面に被弾。ハブネルソンクラッシャー!で攻め込まれた。青柳がジャンピングニーでめんそーれを蹴散らし、大森にダブルドロップキックをさく裂させたノムヤギだが、青柳、野村の順で大森のアックスボンバーを食らい、孤立した野村が大森のアックスギロチンドライバー、めんそーれのダイビングフットスタンプ、大森のアックスギロチンの波状攻撃で追い込まれた。

 ピンチを迎えた野村だったが、大森のアックスボンバーをガードして突破口を開いた。すかさず青柳が追尾式ジャンピングニー、ジャーマンで援護射撃すると、呼応するように野村もジャーマンで続き、フロッグスプラッシュを発射。すかさずマキシマムを爆発させて大森から3カウントを奪った。

 ワイルドめんそーれの執念に苦闘となったが、最後はキッチリ逆転勝利。ノムヤギがアジアタッグ王座3度目の防衛を果たした。しかも開幕戦に続き、野村が大森に連勝。これでタイトルマッチも2連勝で、「野村さんがフィーバーしてくれましたね、久々に。野村フィーバー見ましたよ」と青柳が勝ち誇れば、野村は「これで大森隆男、ブラックめんそーれの挑戦はもう受けません」と予告通りに宣言した。

 ワイルドめんそーれとの完全決着をつけた二人が見据えるのは、アジアタッグ、そしてノムヤギのさらなる地位向上だ。青柳が「大森さん、中島さん以外で、ドンドンドンドンいろんな挑戦者を迎えて、アジアタッグのベルトの価値をドンドンドンドン上げていきます」とこれからの防衛ロードを視野に誓えば、野村も「さらなる強敵とやって、俺らが防衛する。そしたら、ノムヤギというのがプロレス界に浸透すると思う」と同調。二人はプロレス大賞・最優秀タッグチーム賞獲りにも色気たっぷりだった。

【試合後の野村&青柳】
▼青柳「よっしゃー!」

▼野村「やったぞ、おい」

▼青柳「やりました。野村さんがフィーバーしてくれましたね、久々に。野村フィーバー見ましたよ。野村フィーバー、久々に来た!」

▼野村「やっぱり最後にあそこで助けてくれたんで。あのまま行ったら完全に負けてたんですけど、2人の力で勝ちました。これで大森隆男、ブラックめんそーれの挑戦はもう受けません」

▼青柳「受けない。ブラックめんそーれとか名乗ってるけど、真剣にやればああやってお客さんを魅了する試合ができるんですよ? あんなマスク脱いで、そろそろ中島洋平に戻ったらどうですか? そうなったら、また…まあでも、挑戦は受けません。これからもドンドンドンドン幅広い挑戦者を。大森さん、中島さん以外で、ドンドンドンドンいろんな挑戦者を迎えて、アジアタッグのベルトの価値をドンドンドンドン上げていきます」

▼野村「さらなる強敵とやって、俺らが防衛する。そしたら、ノムヤギというのがプロレス界に浸透すると思うんで。さらに浸透させよう!」

▼青柳「今日からノムヤギ、アジアタッグ、ドンドンドンドン価値を上げるとともに、プロレス大賞のベストタッグも狙っていきましょう」

▼野村「OK!」

▼青柳「今年こそ我々でベストタッグにいきましょう。よっしゃー!」


【試合後の大森&めんそーれ】
▼めんそーれ「ああ、クソ。すいません…」

▼大森「おかしいなあ。おかしい…。ハブとかヘビは足がねえはずのに、俺が足を引っ張ったよ」

▼めんそーれ「すいません。俺がカット入れなくて…」

▼大森「俺がハブの足を引っ張ったな。クソ」

▼めんそーれ「大森さん。俺はハブです。もっと言うと、俺たちはハブです」

▼大森「ええ!? マジで?」

▼めんそーれ「だから! ハブは地を這いつくばってでも前に進みましょう。俺たちは前に進む!」

▼大森「よし!」

▼めんそーれ「いつまでも!」

▼大森「よし!」

▼めんそーれ「下を向かない! 前に進む!」

▼大森「諦めねえぞ。這いつくばってでも。それがお前、ハブ魂だろ? 這いつくばってでも、欲しいものは手に入れるんだよ。またチャンスを掴んで。そして、ベルトも掴む!」

▼めんそーれ「シャーッ! この手で掴む」

▼大森「この手で掴む。ガッチリと掴むぞ!」

▼めんそーれ「シャーッ!」

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