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1/3【DDT】竹下がCIMAに雪辱、6人タッグ王座奪還 絶好調で両国・佐々木戦へ

『DDT LIVE!マジ卍超〜新春お年玉スペシャル!全席2000円興行!!2019〜』東京・後楽園ホール(2019年1月3日)
KO-D6人タッグ選手権試合=○竹下幸之介&彰人&飯野雄貴vsT-Hawk&トアン・イーナン&CIMA×

 竹下がCIMAに雪辱を果たし、ALL OUTが6人タッグ王座を奪還。竹下は絶好調で2・17両国での佐々木大輔戦に駒を進めることになった。

 #STRONG HEARTS(SH)のCIMA&T-Hawk&イーナン組は10・28後楽園でKO-D6人タッグ王座を獲得。ベルトが外部に流出する形となった。そんな中、ALL OUTの竹下&彰人&飯野組が奪還に名乗り。全席2000円の新春興行のメインイベントで挑戦した。竹下は10・21両国でCIMAとの一騎打ちに敗れており、リベンジの好機に。一方、SHは今回の試合に向けて、彰人狙いを予告していた。

 竹下は12・30後楽園で潮崎豪を下してD王GP優勝を決めると、12・31年越しプロレスでは宮本裕向とのコンビで1日4試合を戦い抜き、シャッフルタッグトーナメントを制覇した。しかし、その代償としてどす黒く腫らした胸板をT-Hawkの逆水平で攻め込まれると流血。さらに、SHは宣言通りに彰人に狙いを定めて集中砲火を浴びせて、ALL OUTにとっては苦しい展開となった。

 しかし、そんな2人をサポートしようと、初めてのタイトル挑戦となった飯野が奮戦。圧倒的なパワーを武器に相手3人を別々のコーナーに追い込んで串刺しボディアタックを乱射すると、竹下と合体して、CIMAにダブルバックドロップやサンドイッチ式ラリアットをお見舞いする。さらに、T-Hawkとイーナンには両腕ラリアットをぶち込んだ。

 ここがチャンスと、飯野のスピアー、彰人の変型ヒザ砕き、飯野の変型アトミックドロップと畳みかけ、竹下がファブル(スワンダイブ式サマーソルトアタック)を繰り出す。しかし、CIMAがこれを回避すると、SHが逆襲。T-Hawkのニーアッパー、CIMAのバッククラッカー、コードブレイカー、T-Hawkのパワースラムが次々に火を噴いた。

 さらに、T-Hawkが竹下に雪崩式ブレーンバスターの構え。飯野はそのT-Hawkをパワーボムで投げ飛ばして竹下ごと強引に引っこ抜くも、そこにCIMAがメテオラをぶち込む。両軍は総力戦で激しくぶつかり合い、6人がリング上で大の字になった。

 3対3でエルボーを打ち合うと、竹下は飯野の巨体をCIMAに投げつけて不意打ち。ブレーンバスター式牛殺しで追撃する。T-Hawkが助けに入っても、ALL OUTは怒濤の連続攻撃をお見舞い。飯野のラリアットから竹下の投げ捨てジャーマンがさく裂して、戦線離脱に追い込んだ。

 残るCIMAは意地の抵抗。トラースキックを発射するが、竹下は止まらずカウンターのラリアットを振り抜く。CIMAがシュバインを狙っても、強引に担ぎ上げて、サンダーファイヤーパワーボムでマットに叩きつけた。足を掴んで追いすがるCIMAに強烈なランニングーを2連発で突き刺すと、最後はファブルで完璧な3カウントを奪取した。

 竹下がCIMAに雪辱。同時にKO-D6人タッグ王座を奪還した。「最初にDDTにお前たちが来た時は、『熱を持ってくる、刺激をもっともっとDDTに持ってくる』と言っていて。俺らALL OUTも負けてないと思ってたけど…。でも、皆さん、SH、最高じゃないですか?」と素直にSHを称えた竹下は、「CIMAさん、特に両国でのシングル、僕にとって本当に特別な試合になりました。それもあって、先日のD王GPは優勝できたと思ってます。シングルのチャンピオンになった時は、チャンピオンとしてCIMA選手、いや、T-Hawk選手もトーア・イーナン選手も、皆さんの挑戦を受けたいと思いますんで、どうかDDTでもよろしくお願いします。今日はありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えた。

 それを聞いたCIMAは悔しさをあらわに。上から目線の竹下のコメントに「これが今の日本の教育ですか」と嘆くと、「SH、2019年考え直す時期や」とDDTからの一時撤退まで示唆。観客に頭を下げて去っていく。「そんなつもりで言ったんじゃなかったのに…」と動揺した竹下だったが、気を取り直し、「僕たちはチームで今日は勝ちました。本当にたくさんの応援ありがとうございます」と勝利を改めてアピールした。

 そして、視線は2・17両国での佐々木戦へ。竹下は「D王GPでは他団体の青木真也選手にも勝って、ノアの潮崎豪選手にも勝って、31日は年越しプロレスでシャッフルタッグトーナメントを優勝して、今日はSHのCIMAからピンフォールを取ったんや。こんなヤツ、おらんやろ?」と絶好調の自分を自画自賛。「2月のメインは佐々木大輔か。その日をカリスマラストデーにしてやるから、皆さん楽しみにしてください」とKO-D王座奪取を予告すると、「DDT、2019年もガンガン上を向いて行きますんで、今後も応援よろしくお願いします」と新春興行を締めた。

 その後、両国の対戦カードが一部発表になると、竹下は佐々木とリング上でにらみ合いを展開。約8ヵ月ぶりの王座返り咲きに向け、竹下の気持ちは爆発寸前だ。

プロ格 情報局