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1/20 博多スターレーンが3月いっぱいで閉館、解体へ プロレス“西の聖地"46年の歴史に幕

 プロレス“西の聖地"としてファンに親しまれてきた博多スターレーンが3月いっぱいで営業を終了し、閉館することになった。今年中にはボウリング場なども含めたビル全体が解体されるという。

 ボウリング場とイベントホール、会議場、カラオケ店や飲食店などが軒を連ねる複合施設の博多スターレーンビルは1972年11月に開業。営業開始から46年が経過した2018年には、耐震改修工事による一時的な閉館が発表されていた。

 だが、細部に渡る調査の結果、内部配管や外壁などの老朽化が進んでおり、想定以上の大規模な改修工事を要することが分かった。このため運営会社の株式会社イースタンスポーツが再検討を迫られ、閉館の結論に至った。今年中には博多スターレーンビル全体が解体され、更地となる予定。運営側としても苦渋の決断だったという。

 20日のノア・博多スターレーン大会では、味方冬樹リングアナウンサーから3月いっぱいでの閉館がアナウンスされ、会場のプロレスファンからは多くの惜しむ声が漏れた。

 博多駅から徒歩圏内にある良好なアクセス、あらゆる興行規模に対応可能な汎用性、豊富なノウハウも兼ね備え、主要団体はもれなく興行開催実績があった。九州のプロレス熱を支え続けた。2015年には同じくボウリング場併設の会場である北海道・札幌テイセンホールが閉館しており、“北の聖地"に続く“西の聖地"の閉館はプロレス界にとっても痛手となる。

 今後は2月10日にドラゴンゲートが、2月17日には全日本プロレスが興行を開催予定。3月10日には大日本プロレスが、3月17日にはノアが興行を開催する。そして営業終了日となる3月31日は昼に大日本プロレスが、夜にDDTがそれぞれ最終興行を開催。幾多の熱闘をつむぎ、プロレスファンの思いが詰まった“西の聖地"が46年におよんだその歴史に幕を閉じる。

プロ格 情報局