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1/20【新日本】兄弟タッグ頂上対決 ミスティコ&リーがゲレーロスに激勝

『NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2019』東京・後楽園ホール(2019年1月20日)
○ミスティコ&ドラゴン・リーvsウルティモ・ゲレーロ&グラン・ゲレーロ×

 CMLLの兄弟タッグ頂上対決でミスティコがグランに激勝。ミスティコ&リーがゲレーロスを撃破した。試合後、リーは永遠のライバル・高橋ヒロムにエールを送った。

 今年のFANTASTICA MANIAで行われた「CMLLファミリータッグトーナメント」を制したミスティコ&リー組と、昨年行われた「CMLL兄弟タッグトーナメント」を優勝した“ゲレーロス"ゲレーロ&グラン組がメインイベントで激突した。どちらもメキシコを代表する兄弟チームだ。

 ゲレーロが両手を上に掲げるゲレーロスポーズを披露すれば、ミスティコはオーバーマスクを脱ぎ捨ててどよめきを誘う。アピール合戦だけでなく、ロメロスペシャルや変型足4の字固めでも競り合い、序盤戦からシーソーゲームとなった。

 先にアクセルを踏んだのはミスティコ組だ。ミスティコがステージ席から飛びついての場外コルバタをゲレーロに放つと、リーは内藤哲也よろしくコーナーミサイルを突き刺して、目を見開くポーズまで披露する。

 しかし、そのリーをゲレーロが場外に連行し、観客席を仕切る鉄板に何度も叩きつけると、流れは逆転。ゲレーロスは2人がかりでミスティコに襲いかかると、雪崩式のダブルリフトアップスラムでマットに放り投げた。そして、リーも暴行する。

 負けじとミスティコがスワンダイブ式ボディプレスで切り込み、コルバタを連発してゲレーロスを場外に排除すると、リーとともに時間差トペコンヒーロで飛翔。マンハッタンドロップ→低空ドロップキック→変型鎌固め→顔面低空ドロップキック、連続リープフロッグ→カニバサミ→顔面低空ドロップキック→その場飛びムーンサルトプレスと立て続けにスピーディな連続攻撃を披露した。

 ゲレーロスも引かない。同時スライディングキックでミスティコたちを場外に蹴落とすと、グランのトペコンヒーロ、ゲレーロのコーナー最上段からのプランチャが立て続けに決まる。捨て身の空中戦に場内はドッと沸いた。

 ここから激闘は一進一退に。リーがグランにその場飛びスパニッシュフライ、前転飛びつきDDTを見舞えば、ミスティコはゲレーロに雪崩式フランケンを決める。すぐさまリーも雪崩式攻撃の構えに入るが、それを利用したゲレーロは雪崩式フェイスバスターをズバリ。飛びヒザ蹴りやジャーマンで反攻されても、雪崩式パワーボムで黙らせ、決定的チャンスを手にした。

 さらに、リーをコーナーに据えて雪崩式の攻撃を三度狙うも、リーは頭突きで鎮圧。ゲレーロをコーナーで逆さ吊りにすると、パタダス・エン・エル・ペチョ(逆さ吊り式ダイビングフットスタンプ)を投下する。ゲレーロが場外に転落したのを見逃さず、リング上でグランと対峙すると見せかけて、トペスイシーダをズバリ。入れ代わるようにスワンダイブ式ダイビングボディアタックでリングに飛び込んだミスティコはウラカンラナの構えに。

 読んだグランはジャンピングパワーボムで鎮圧したものの、続く串刺し攻撃は避けられて自爆に。すかさずミスティコは雪崩式ミステリオラナで観客の度肝を抜くと、脅威の跳躍力でグランの肩の上に飛び上がり、サマーソルトキックを突き刺す。そして、動きの止まったグランにラ・ミスティカを仕掛けて、一気にギブアップを奪い取った。

 ミスティコ&リーがトーナメントを制した勢いのままにゲレーロスを撃破。2人は抱き合い、キスまで交わして喜びを爆発させる。そして、マイクアピールへ。ミスティコは日本語で「コンバンハ! オゲンキデスカ、トーキョー! アリガトウゴザイマシタ。アイシテル、ハポン」と宣言。観客に感謝の意を表した。

 リーは現在欠場中のヒロムにメッセージ。ヒロムのコメントを真似て、「ヒロム・タカハシ! モット! モット! モット! モット! モット! モット! モット!」と日本語で叫ぶと、スペイン語に切り換えて「待ってるからな、この先で」とエールを送った。2人は観客席からメキシコ国旗の受け取ると、それを羽織って喜びをあらわに。「アリガトウ」と口を揃えると、観客に手を振って大声援に応えた。

 バックステージでミスティコは「この勝利は東京中、日本中、そして俺の愛するメキシコ中に届く。特に俺の家族、父さん、おばあちゃん、兄のルーシュ、そしてこの楽しいスポーツにおいて今まで俺のことを支え続けてくれた全ての人たちに届くだろう」と満足げ。リーは「今年の俺の目標はもう1つマスクを取ること、そしてIWGPジュニアのチャンピオンになることだ。去年はダメだったが、今年は3倍、いや、1000倍トレーニングして、必ず獲ってみせる」とIWGPジュニア王座獲りに執念を燃やした。

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