プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

1/21【新日本】映画連動マッチで棚橋がゴキブリマスクに変身 極悪ファイトにブーイング&帰れコール発生

『NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2019』東京・後楽園ホール(2019年1月21日)
○ドラゴンジョージ&スイートゴリラ丸山vsゴキブリマスク&ギンバエマスク×

 棚橋弘至が主演を務めた映画『パパはわるものチャンピオン』と連動したスペシャルタッグマッチで、劇中と同じくゴキブリマスクに変身。普段とは真逆の極悪ファイトでブーイングや帰れコールを浴びた。

 棚橋主演の映画『パパはわるものチャンピオン』と連動したスペシャルタッグマッチで、劇中に登場する「ライオンプロレス」所属の4選手が新日本マットに見参。棚橋扮する主役のゴキブリマスクが、映画内でも相棒だったギンバエマスク(田口隆祐)とタッグを結成し、スクリーンの中で対戦したドラゴンジョージ(オカダ・カズチカ)&スイートゴリラ丸山(真壁刀義)と激突した。映画は昨年公開。3月にはブルーレイ&DVDも販売される。

 まずはゴキブリ組が登場。ゴキブリが這うようにしてリングに入ると、映画で大きな意味を持つゴキブリポーズを披露する。観客たちは映画と同じようにブーイングを送った。ドラゴンと丸山も映画に合わせたコスチュームで登場。ドラゴンは人差し指を突き上げる決めポーズで場内を沸かす。

 映画内でタイトルマッチで激突したゴキブリとドラゴンが先発。観客からは「ゴキブリ帰れ」コールが巻き起こる。普段の棚橋とは違う動きを見せるゴキブリは、控えのギンバエがジョージを背後から襲撃すると、自らも奇襲。スプレー攻撃まで繰り出すと、場内はブーイング一色に。場外戦でもゴキブリ&ギンバエは客席に投げつけるなど暴走。ゴキブリは木槌で、ギンバエはハエ叩きで丸山を痛打した。ドラゴンが助けに飛び込むが、ゴキブリはバケツを頭に被せて視界を遮る。そこにギンバエがジャンピングヒップアタックを発射。反則攻撃の連発に場内はまたまたブーイングとなった。

 ゴキブリが丸山を羽交い締めにすると、ギンバエが張り手を連打。それを代わる代わるに連発すると、ゴキブリポーズを決める。余裕のギンバエは凶器攻撃に行くと見せかけて、花を取り出すマジックまで披露した。

 が、その直後に、丸山はラリアットを連発して逆転。代わったドラゴンが巻き返しに転じる。ゴキブリたち2人を翻ろうすると、前転からのドロップキックで場外に蹴落とし、プランチャをぶち込んだ。

 さらに、ドラゴンはDDTを決めたものの、ゴキブリはまさかのローブローからスリングブレイドに繋げて逆転。「フライハイ」(ハイフライフロー)の体勢に。しかし、ドラゴンはドロップキックで迎撃すると、「ドラゴンメーカー」(レインメーカー)へ。今度はゴキブリがスリングブレイドで切り返し、両者大の字となった。

 代わったギンバエは控えの丸山を場外に叩き落とすと、ドラゴンに串刺しエルボー、ブルドッキングヘッドロックとラッシュ。だが、丸山が救出に飛び込み、ゴキブリごと両腕ラリアットでなぎ倒す。すかさず息を吹き返したドラゴンが華麗なドロップキックからツームストンパイルドライバーに繋げると、最後はドラゴンメーカーで3カウントをもぎ取った。

 敗戦を喫したゴキブリだったが、強気な姿勢は崩さず、バックステージでは「いいか。よく聞けよ。ゴキブリはな、しぶてえぞ。何度だって戻ってくるからな!」と再登場を予告した。

 一方、パートナーのギンバエには思わぬ横やりが入った。コメントブースで倒れ込み、「ジョージ…ジョージよ。次は覚えとけ」とうわごとのようにつぶやいていると、そこにIWGPジュニア王者の石森太二が乱入。殺虫剤を顔面に噴射したのだ。

 もん絶するギンバエからマスクを剥ぎ取り、素顔の田口をさらした石森は「ギンバエ…いや、田口! おめえの思い通りにはさせねえよ。ハエは駆除しないとな。こんなのあったって、可愛くねえしな」とニヤリ。2・11大阪でのタイトル戦に向けて、挑戦者をこき下ろした。大ダメージを負った田口は「石森…よく聞け。黙っちゃいねえぞ。辻が黙っちゃいねえぞ」とセコンドの辻陽太にコメントを託すことしかできなかったが、辻は無言で去っていった。

プロ格 情報局