プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

2/2【新日本】タイチがベルト投げ捨ても内藤無視 IC戦へ最後の駆け引き

『THE NEW BEGINNING in SAPPORO 〜雪の札幌2連戦〜』北海道立総合体育センター・北海きたえーる(2019年2月2日)
○タイチ&金丸義信&エル・デスペラードvs内藤哲也&鷹木信悟&BUSHI×

 あす(3日)の札幌2連戦2日目で行われるIWGPインターコンチネンタル王座戦に向けた最後の前哨戦は、王者・内藤の門前で勝利を奪った挑戦者のタイチが制した。

 「冬の札幌は何かが起こる」がキーワードとなった札幌IC王座戦。キレ者の両雄だけに、互いのほころびを突く丁丁発止を展開してきたが、前夜札幌市内で開かれた調印式では、タイチと内藤が正々堂々(?)と握手。この日の最終前哨戦でも、両者“寝転びポーズ"で向き合うなど心理戦を展開した。

 試合は鈴木軍サイドが鷹木を捕獲して優位に。終盤にはタイチが内藤を押し込んでみせたものの、内藤は天翔十字鳳を切り抜けて決定打は許さない。ならばとタイチは、金丸がウイスキー噴射攻撃でBUSHIの動きを止めると、内藤の側頭部を蹴り飛ばして排除。返す刀でBUSHIをアックスボンバーからの急角度バックドロップで仕留めた。

 最終前哨戦は内藤の眼前で勝利を奪ったタイチに軍配。デスペラードもBUSHIのマスクを剥ぎ取ってIWGPジュニアタッグベルトを“強奪"し、あす(3日)のジュニアタッグ王座戦に向けて弾みをつけた。

 そして郷里・北海道となるタイチも決戦前にICベルトを手に取って掲げる……かと思いきや場外にポイ捨て。「拾え」と指示したものの、内藤も内藤でベルトを置き去りにして退場した。

 ならばとタイチもICベルトをテレビ中継スタッフに強制的に預けて退場した。最後まで両者は駆け引きを展開し、どちらもベルトへのこだわりを見せぬまま突入する形となったIC王座戦。確かに今年も冬の札幌で“何かが起こる"のかもしれない。

プロ格 情報局