2/8【全日本】三冠前哨戦連勝 諏訪魔が万力スリーパーに手応え、宮原豪語「全日本の顔争いは横浜で終わり」

『2019 EXCITE SERIES』愛知・名古屋市中村スポーツセンター・第2競技場(2019年2月8日)
○諏訪魔&石川修司&青木篤志&佐藤光留vs宮原健斗&ヨシタツ&野村直矢&青柳優馬×

　諏訪魔が三冠前哨戦2連勝を収め、万力スリーパーに手応えを得た。一方、王者・宮原は「この2月24日で全日本プロレスの顔争いは終わりだ」と宣言し、エースの座を盤石とする構えをみせた。

　2・24横浜文体の三冠戦へ向けた前哨戦が前夜の後楽園大会で幕開け。諏訪魔が万力スリーパーで宮原をレフェリーストップに追い込み、1・18横浜に続く宮原からの直接勝利を奪った。

　一夜明けたこの日も両者が8人タッグで激突。好調を持続する諏訪魔は開幕戦での「こいつと正々堂々横浜で三冠戦やろうと思う」宣言もどこへやら、場外戦で宮原を圧倒し、台車をノドに食い込ませる暴走ファイトを展開。戦場がリングに移ると、エルボー合戦で火花を散らし、万力スリーパーで絞め上げて宮原を失神寸前に追い込んだ。

　王者の首こそ獲り逃したものの、最後はバックドロップで青柳を粉砕。試合後は息を吹き返した宮原とにらみ合った。これで前哨戦2連勝。中でも諏訪魔が好感触をつかんでいるのが万力スリーパーだ。「あいつは俺の万力スリーパーにビビってるはずだよ。トラウマになってんじゃねぇか」と断言し、宮原に苦手意識を植えつけたとの手応えを得た。「絞めた途端、すぐに落ちるな。落ち癖ついてんじゃねぇか」と指摘した諏訪魔は、「これ有効になるのかなと思うんでね。どんどん宮原の首を攻めていこうかな、この勢いで」と宣言。万力スリーパーを三冠ベルト獲りの原動力とするつもりで、「宮原1強の時代は終わらす」と言い切った。

　一方、宮原は万力スリーパーによって場外でしばし動けず、開幕戦に続いて三冠王者らしからぬ醜態をさらした。それでも最高王者は動じず。というのも開幕戦で絞殺された記憶がないからだ。「諏訪魔よ、あいつ何かここ数年で一番本気出してんじゃねぇか」と実感してはいるが、三冠ベルト、そして全日本の頂点の座を譲るつもりはなく「全日本プロレスの顔は常々言ってきた、この俺だ」とキッパリ。運命と定めた横浜決戦へ向けて「この2月24日でその全日本プロレスの顔争いは終わりだ」と宣言し、諏訪魔に引導を渡す構えをみせた。

【諏訪魔の話】「よし、今日も宮原との三冠前哨戦、万力スリーパーがガッチシ決まって、あいつは勢いなくなったと。あいつは俺の万力スリーパーにビビってるはずだよ。トラウマになってんじゃねぇか。絞めた途端、すぐに落ちるな。落ち癖ついてんじゃねぇか。俺だって柔道やってたんだ。わかるよ。落ち癖ついてるよ。俺がステップオーバーする前に落ちちまうんだから。これ有効になるのかなと思うんでね。どんどん宮原の首を攻めていこうかな、この勢いで。よし2連勝。勢いいいよ。三冠はね、正々堂々、戦って巻くと。そして宮原1強の時代は終わらす。この間も言った通り、プロレス界、そして全日本プロレス、まだまだどうなるかわからないというふうにするのが一番いいんじゃないかなと俺は思ってるんで。そこんところはさ、ご理解よろしくお願いします」

【宮原の話】「昨日の東京・後楽園ホールの俺には記憶がないんだ。記憶がないところからの2月スタート。諏訪魔、諏訪魔よ、あいつ何かここ数年で一番本気出してんじゃねぇか。やっぱvs宮原健斗は燃えるのか。2月24日だ、全ては。ファンの皆様よ、声を2月24日まで聞かせてくれ。どんな形でもいい。声を上げてくれ。宮原健斗なのか、諏訪魔なのか。全日本プロレスの顔は常々言ってきた、この俺だ。この2月24日でその全日本プロレスの顔争いは終わりだ」