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2/13【WRESTLE-1】イケメンが#STRONG HEARTSに逆転星 3・21大田区でW-1王者・T-Hawkに挑戦へ

『WRESTLE-1 TOUR 2019 W-IMPACT』東京・後楽園ホール(2019年2月13日)
○黒潮“イケメン"二郎&近藤修司&トンドコロ隼&立花誠吾vsCIMA&山村武寛&シャオシ&T-Hawk×

 1対2の状況に追い込まれながらも、イケメンがCIMA、T-Hawkを連続撃破して、#STRONG HEARTS(SH)に逆転星。イケメンはW-1王者のT-Hawkに挑戦表明すると、舞台を3・21大田区総合体育館に指定した。

 1・5後楽園でSHのT-Hawkは芦野祥太郎を破り、W-1王座を奪取。SHにとって初となるシングル王座戴冠となった。勢いをさらに加速させたSHに噛みついたのが、正規軍のイケメン&トンドコロだった。右腕負傷で欠場中だった立花、これまで対SHに距離を置いていた近藤も加勢に名乗り。すると、CIMAは昨年12月に復帰した山村のW-1初登場を決断し、近藤&イケメン&トンドコロ&立花のW-1軍とCIMA&T-Hawk&山村&シャオシのSH軍がオーバー・ザ・トップロープ有りのイリミネーションマッチで雌雄を決することになった。

 序盤はSHがトンドコロをローンバトルに追い詰めたものの、W-1軍も負けじと復帰して初の聖地登場となった山村に集中砲火。欠場のキッカケになった負傷箇所の首を容赦なく攻撃した。シーソーゲームがしばらく続いたが、最初に脱落したのはSHの新顔・シャオシだ。トリッキーな空中殺法で何度も場内を沸かしたシャオシだったが、立花が変型バックドロップで返り討ち。だが、すぐさま山村が逆襲に転じ、スターダストプレスで立花を仕留めてイーブンに戻した。

 山村は大胆にも近藤を手招きして挑発。呼応した近藤に飛びかかるが待っていたのは猛攻撃。W-1軍が次々と介入し、トンドコロのスイング式DDT、イケメンのイケメン落とし、近藤のキングコングラリアットが立て続けに火を噴いた。近藤は山村をエプロンに連行し、オーバー・ザ・トップロープでの排除を狙う。だが、山村は必死に抵抗。これでもかと近藤を蹴り飛ばし、逆にオーバー・ザ・トップロープで脱落させた。山村に大歓声が集まるが、敗退した近藤が介入。そこにトンドコロがドロップキックを突き刺して、山村もオーバー・ザ・トップロープとなってしまい、2対2となった。

 ここでアクセルを踏んだCIMAは執拗に突っかかってくるトンドコロのミサイルキックを自爆させて、そのまま押さえ込んで3カウントを奪取。2対1の状況に持ち込み、T-Hawkと2人がかりでイケメンに襲いかかる。CIMAのバッククラッカー、T-Hawkのダブルチョップ、CIMAのコードブレイカー、T-Hawkのリバースパワースラム、CIMAのセントーンが連続してさく裂。CIMAはシュバインで追撃すると、メテオラで仕留めにかかった。

 しかし、イケメンはギリギリで回避。ヒザをマットで強打したCIMAをエプロンに追い詰める。T-Hawkの襲撃にあって一転して脱落寸前となるが、リング上のT-Hawkを脇腹へのタックルではね除けると、エプロンでCIMAにイケメンスラッシュを一閃。CIMAをオーバー・ザ・トップロープで敗退させた。

 すぐに動いたT-Hawkは後頭部へのケルベロス(ランニングニー)、ダブルチョップ、投げ捨てパワーボムと一気呵成に畳みかける。そして、ナイトライドをお見舞いすると、あえてフォールには行かずに、ケルベロスへ。だが、寸前で避けたイケメンは死力を振り絞って強引に押さえ込み、逆転の3カウントを手にした。

 これまでSHにはいいようにやられてきたイケメンが逆転星。大きな「イケメン」コールを浴びると、「まあ、ひとごとで言えばダメージしかないんですけど…。おい、W-1チャンピオン。お前に勝ったぞ」と雄叫び。そして、「お前に挑戦させろ。そのベルトはW-1の人間が巻かなきゃいけないベルトなんだよ。だから、W-1の黒潮“イケメン"二郎がそのベルトに挑戦表明!」と宣言した。

 T-Hawkは「確かに、俺は今、お前に正真正銘3カウントを獲られた。それは俺も認める」と敗北は受け止めたものの、「このベルトはW-1の人間が巻かなくちゃいけないベルト? おい、リング上を見てみろ。巻いてるのは誰だよ?」と一歩も譲らず。その上で、「まあいい。お前の挑戦受けてやる。俺は見ての通り、まだピンピンしている。場所、時間どこでもいいぞ」と挑戦を承諾した。

 イケメンは舞台を今年最初のビッグマッチとなる3・21大田区総合体育館のメインイベントを指定。T-Hawkは「申し分なし。受けてやるよ」と言い返し、2人の対決が決定的となった。

 その直後にEnfants Terriblesを率いる芦野が乱入。3・10後楽園でSHとW-1正規軍との三つ巴戦を提案する。それを受け入れたイケメンは「これが前哨戦で、その試合で俺は芦野に勝って、しっかりと万全の状態でT-Hawkに挑戦してやるよ。芦野もぶっ潰してやるからな!」とアピールした。T-Hawkも受諾。「おい、イケメン。走り出すのは恋でもない。芦野でもない。俺たちSHだ」とイケメンの入場曲『HELLO』を引用して通告する。これに芦野は「今のはちょっとスベったな。安心して。3月10日の俺らの試合は絶対スベらねえ。お前らを叩き潰す」と突っ込むと、イケメンに「ゼッテエ勝てよ、お前。でも、ベルトは俺が取り戻す」と捨てゼリフを残して去っていく。

 3・10後楽園、3・21大田区と負けられない戦いが続くイケメンだったが、「SHのファンだろうと、もともとW-1を応援してくれていた人であろうと、全員に言いたいです。本当にありがとうございます」と観客に頭を下げ、最後は「3、2、1、フィニッシュ!」の合唱でしっかりと興行を締めくくった。いよいよSHに流出したベルト奪回に動き出したイケメン。狙うは悲願のW-1王座初戴冠だ。

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