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2/17【DDT】ボコボコごう沈、“中の人"露わに…ゆるキャラ・ポコたんがデビュー戦で大惨敗

『Judgement2019〜DDT旗揚げ22周年記念大会〜』東京・両国国技館(2019年2月17日)
○石井慧介&梅田公太&渡瀬瑞基vs男色ディーノ&KUDO&ポコたん×

 ディーノプロデュースのゆるキャラ・ポコたんがデビューしたものの、ボコボコにされ、着ぐるみの頭が脱げて中の人があらわになり、最後は石井に大惨敗を喫した。

 ディーノプロデュースのゆるキャラ制作が発表された当初、その名前は「雄MANダンコン(仮)」だった。その後、「チン・ゴジラ(仮)」を経て、1・27後楽園で「ポコたん」に正式決定した。しかし、制作に1ヵ月かけたにもかかわらず、大会9日前の時点でゆるキャラの頭しか完成していないことが発覚。ディーノも途方に暮れるばかりで、不穏な空気を漂わせて、デビュー戦の日を迎えた。

 何とか着ぐるみの完成は間に合ったようで、ゆるキャラとして完全体で登場したポコたんは、「ポコポコポコポコタン〜」という異様な入場テーマに合わせて、花道で意味不明なダンスを披露する。相手チームに握手を求めるが、拒否されると、肩を落とした。

 頭が大きくて、仲間に助けてもらえないとリングに入れないポコたんだったが、ディーノがプロデュースしただけに、男色殺法を見ると、エプロンで嬉しそうに反応する。タッチをもらってリングに入ると、着ぐるみをたくし上げて、ディーノを真似たショートタイツ姿を披露し、男色ナイトメアまで繰り出した。

 しかし、これで相手チームの怒りを買い、しつこく蹴られ、殴られボコボコにされる。一方的に暴行されるゆるキャラに声援が集まった。すると、ポコたんは蹴りを連発して逆襲。頭がすっぽ抜けて正体がばれそうになるが、必死に頭を抱え、頭突きを渡瀬にぶち込んで、ピンチを切り抜けた。

 あとを受けたディーノがチャンスを掴むと、KUDOが分断に動くが、ポコたんは1人でリングに入れず、エプロンで立ち尽くしてカットに失敗。ここからディーノが石井に攻め込まれてしまったものの、何とかはね除けると、いい場面で再びポコたんにタッチが渡った。

 ポコたんはまさかのダイビングボディアタックで場内を盛り上げると、ディーノたちのアシストを得て、フロントハイキックを発射。さらに、シャイニングウィザードまで繰り出す。石井の反撃をラリアットで振り払うと、ゆるキャラらしからぬ首をカッ切るポーズから男色ドライバーの構えに。

 だが、梅田の延髄斬り、渡瀬のミサイルキックに被弾すると失速。石井がニールキックを繰り出すと、ポコたんの頭が取れ、中身が大石真翔であることが明らかに。石井は気にせず、高角度ダブルアームDDTを敢行し、3カウントを奪い取った。

 ゆるキャラに大きな期待をしていた今林APは惨敗劇を目の当たりにして、「なにやってんだよ。ゆるキャラっていうのは夢を売るんだろ? 中身が見えてどうすんだよ。なんで40歳のオッサンが入ってんだよ」とディーノに猛抗議。これにはディーノも意気消沈するしかない。号泣した今林APは「できないんだったら、夢を見させるようなこと言うなよ!」とキレたが、すぐに態度を一変させて、「男色先生、ポコたんがみたいです」と涙ながらに懇願。「頭を取れないようにしてください…」とアピールすると、肩を落としながら「最後だけはゆるキャラらしく、可愛らしく締めてください」と迫った。

 仕方なく大石は再び着ぐるみを装着。ディーノはマイクを持って、「ポコたんだよ。ハチミツ舐めたいなあ。今日は負けちゃったけど、次にみんなの前に姿を現す時には勝つために頑張るんで、応援よろしくね」とアテレコして、何とか試合を締めくくった。

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