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2/22【新日本】7ヵ月ぶり再戦 コブが後藤にリベンジでROH世界TV王座死守

『HONOR RISING:JAPAN 2019』東京・後楽園ホール(2019年2月22日)
ROH世界TV選手権試合=○ジェフ・コブvs後藤洋央紀×

 コブが7ヵ月ぶりの再戦で後藤に雪辱を遂げ、ROH世界TV王座を死守した。

 2017年11月の初来日以来、すっかり常連として定着したコブは昨年9月にROH世界TV王座を奪取し、現在も保持している。この日、新日マットでの防衛戦に臨んだコブに荒武者・後藤が挑戦した。両者は昨年7・7サンフランシスコ大会でのNEVER無差別級王座戦以来、約7ヵ月ぶりの再戦。この時は王者だった後藤が勝利している。

 試合は真っ向勝負の肉弾戦となった。序盤からショルダータックル合戦で正面衝突を繰り返し、エルボー合戦で意地を張り合う。後藤が連打で押し込んだが、コブもすぐさまタックルでなぎ倒して反撃。エルボースマッシュ、逆水平、ヘッドバットを荒々しく打ち込み、巨体に似合わぬドロップキックで宙を舞った。

 負けじと後藤はラリアットを連発してコブを場外に叩き落として反撃を開始。鉄柱攻撃、サッカーボールキックで追撃すると、ネックロックやヘッドシザースで首に攻撃を集中していく。珍しいグラウンド卍で絞め上げ、なおも首へのピンポイント攻撃を繰り返した。

 苦もんしながらもコブは後藤のダイビングエルボードロップを自爆させ、逆水平とエルボーを交互に連打してペースを奪い返す。串刺しジャンピングバックエルボー、エクスプロイダーの猛攻を浴びせ、後藤がジャーマンを踏ん張っても、旋回式バックドロップで引っこ抜いた。

 ならばと後藤はラリアットを連打して正面突破を図り、牛殺しで流れを引き寄せた。2度のラリアット相打ちからランニングエルボーでコブをなぎ倒し、こん身のラリアットで巨体を吹き飛ばすと、ミドルキック、リバースGTRで一気にたたみかけた。

 だが、GTRがことごとく不発に終わって流れはコブに傾く。スクールボーイで丸め込んで翻ろうしたコブは後藤が狙ったラリアット、ローリングラリアットをことごとく阻止してジャーマンの構えに。何とか食い止めた後藤が反撃を狙って突っ込んだものの、キャッチしたコブはツアー・オブ・ジ・アイランドを爆発させて一気に3カウントを奪った。

 コブがROH世界TV王座を防衛。7ヵ月ぶりのリベンジを遂げると同時に、これが後藤からのシングル初勝利となった。「俺は新日本で戦うことが大好きなんだ。新日本は必ず俺に対して最強の相手を用意してくれる」と充実感を漂わせたコブは、「今日も後藤は本当に強く、粘り強い男だった。しかし、最終的には遂に自分が勝った」と胸を張るばかり。「まだ俺のもう片方の肩は空いている。だからこそ、ここにかけるベルトがもう1本欲しい」と新日マットでのベルト獲りにも色気たっぷりだった。

【コブの話】「レッスルキングダムでも言った通り、俺は新日本で戦うことが大好きなんだ。新日本は必ず俺に対して最強の相手を用意してくれる。今日は自分のベルトを防衛するために来たが、新日本は最高の相手…俺がまだ勝ったことがなく、俺を倒したことのある後藤洋央紀を用意してくれた。今日も後藤は本当に強く、粘り強い男だった。しかし、最終的には遂に自分が勝った。あいつを倒して、ベルトを防衛できた。しかし、まだ俺のもう片方の肩は空いている。だからこそ、ここにかけるベルトがもう1本欲しいと思っている。だからまた戻ってくる」

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