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2/23【新日本】EVIL&SANADAが1ヵ月で陥落…GODが5度目のIWGPタッグ王座戴冠

『HONOR RISING:JAPAN 2019』東京・後楽園ホール(2019年2月23日)
IWGPタッグ選手権試合=○タマ・トンガ&タンガ・ロアvsEVIL&SANADA×

 EVIL&SANADAがわずか1ヵ月半で陥落…。ゲリラズ・オブ・デスティニーが5度目のIWGPタッグ王座戴冠を果たした。

 EVIL&SANADA組と“ゲリラズ・オブ・デスティニー(GOD)"トンガ&ロア組の遺恨は昨年末から続いている。「WORLD TAG LEAGUE」の決勝戦で両チームは対戦。EVIL組が勝利して2連覇を成し遂げると、今年の1・4東京ドームではヤングバックスを加えた3WAY戦で激突。EVIL組がGODからIWGPタッグ王座を引っぺがした。その後、トンガは"グッドガイ化"してクリーンファイトに傾倒したが、2・9大阪で正気を取り戻し、より一層凶暴化。2・11大阪で元タッグ王者の真壁&矢野を撃破し、EVIL&SANADAとのタイトル戦に駒を進めてきた。

 まずは挑戦者組が先手。EVILに集中攻撃を見舞って序盤戦をリードする。ダブルショルダータックルもさく裂すると、トンガはボディブローでEVILをコーナーに追い詰め、ナックルパートやドロップキックでメッタ打ちにした。

 ならばとSANADAが奮戦。ロアをパラダイスロックに固めると、GODのセコンド・邪道にはプランチャを浴びせる。さらに、ロアをジャパニーズレッグロールクラッチで丸め込んだが、キックアウトされてロープに押し込まれた瞬間、場外から邪道が竹刀で一撃。ここがチャンスと、GODは場外乱闘で巻き返し、強引に自分たちのペースに持ち込んだ。

 長時間捕まったSANADAだったが、GODをドロップキックでまとめて吹き飛ばすと、EVILが逆襲に転じる。ブルドッキングヘッドロック&ラリアットでGODをなぎ倒すと、試合権のあるロアにはフィッシャーマンバスターをズバリ。ロアの雪崩式ブレーンバスターを食らって守勢に回るが、エイプシット狙いは切り抜け、コーナー方向に走って幻惑し、強烈なラリアットを振り抜いた。

 代わったSANADAもトンガにリープフロッグからドロップキックを発射。Skull Endに捕獲する。トンガのゴーストフェイスを食らってしまうが、続くトンガの串刺し攻撃はEVILがラリアットで横やり。SANADAもドロップキックで追い討ちをかけると、王者組は早くもマジックキラーの体勢に。

 振り払ったトンガはガンスタンで飛びつくが、SANADAはそれを読んでSkull Endに捕獲する。絞めに絞めると、決定機を迎えてラウンディングボディプレスで宙を舞うも、避けられて痛恨の自爆となった。

 それでもロアの介入を防ぐと、EVILと2人がかりで試合を立て直し、またもトンガにマジックキラーを仕掛ける。だが、トンガがSANADAを蹴り飛ばして切り抜けると、吹き飛んだSANADAは海野レフェリーと交錯。レフェリー不在の無法地帯に。

 ここぞとばかりに邪道が竹刀片手に乱入するが、EVILがそれを強奪すると、マジックキラーで黙らせようと試みる。しかし、急行したロアがSANADAを投げ捨てジャーマンでぶっこ抜くと、EVILには合体ゴーストフェイスを敢行。止まらずにSANADAには合体フェイスバスターをお見舞いすると、最後はスーパーパワーボムが完璧に決まり、トンガが3カウントを奪い取った。

 「タッグベルトの価値を上げる」とことあるごとに宣言してきたEVIL&SANADAだったが、わずか1ヵ月半で無念の王座転落。代わって、5度目の戴冠となるGODがその腰にベルトを取り戻した。

 「一貫して折れないこと、そして一生懸命努力をすること。俺はこの両方をやってきたんだ。そして、やられてもすぐに起き上がる。どんなに痛い目にあっても諦めない。これが今、俺が成功している要因なんだ」と勝ち誇ったトンガ。再びGODがタッグ戦線の先頭に躍り出た。

【試合後のトンガ&ロア】
▼トンガ「成功への鍵。それはただ勤勉に働くことではない。一生懸命さだけじゃない。一貫していることが大切なんだ。折れないってことかな。それはどの職業でも同じこと。料理でもテニスでもプロレスでも全て同じ。一貫して折れないこと、そして一生懸命努力をすること。俺はこの両方をやってきたんだ。そして、やられてもすぐに起き上がる。どんなに痛い目にあっても諦めない。これが今、俺が成功している要因なんだ」

▼ロア「IWGPヘビー級タッグチーム・オブ・ザ・ワールド、5回目の君臨だ!」

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