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2/24【全日本】Sweeper粉砕 関本&岡林が小鹿会長眼前で世界タッグ初防衛

『2019 EXCITE SERIES』最終戦 神奈川・横浜文化体育館(2019年2月24日)
世界タッグ選手権試合=○岡林裕二&関本大介vs崔領二&ジェイク・リー×

 Sweeper奪還ならず。関本&岡林がジェイク&崔との真っ向勝負に勝利し、グレート小鹿会長の眼前で世界タッグ王座初防衛を果たした。

 大日本1・13後楽園大会で諏訪魔&石川の暴走大巨人を破って1年3ヵ月ぶり3度目の世界タッグ戴冠を果たした関本&岡林。Sweeperのジェイク&崔が挑戦の名乗りを上げ、この日のV1戦を迎えた。

 双方とも真っ向勝負を宣言して迎えたタイトルマッチは激闘となった。大日本プロレス会長のグレート小鹿がセコンドについてゲキを飛ばすと、関本と岡林もそれに応える。ジェイクに代わる代わるボディスラムを見舞うと、関本はしつこくフォールしてスタミナを奪い取り、逆エビ固めで絞め上げた。引かない挑戦者組も場外戦から逆襲。得意の蹴りを要所要所で叩き込むと、関本をメッタ打ちにした。

 一歩も引かない肉弾戦は激しいシーソーゲームに発展。消耗戦の様相を呈する。そこで先に動いたのはジェイクだ。サイドスープレックスやジャンピングDDT、ランニングローキックで岡林を攻め立てると、崔も加勢に入り、サンドイッチサッカーボールキックがさく裂。崔の串刺しバックエルボー、ジェイクのニーリフトが立て続けに決まると、ジェイクはDDTの構えに入り、崔に向かって「俺ごと刈れ!」と叫んだ。

 しかし、関本がスピアーで崔を鎮圧して阻止する。大日本コンビはアルゼンチンバックブリーカーで同時に担ぎ上げて主導権を奪還。ジェイクにダブルラリアットを放つと、関本のジャンピングエルボードロップ、岡林のジャンピングボディプレスを連続投下し、豪快な眉山も火を噴いた。

 グロッキー状態となったジェイクだったが、脅威の粘りを発揮。岡林とのエルボー合戦で競り勝つと、ミドルキックやニーリフト、ヒザ蹴りと怒とうの連打で前に出た。岡林が逆水平を振り回しても、ジェイクはランニングローキックを突き刺し、ジャイアントキリングを一閃。フォールを返されると、サポーターを下げて、生ヒザ式のジャイアントキリングへ。

 だが、岡林はギリギリで避けると、流れは再び王者組に傾く。破壊力抜群のラリアットを連続して振り抜いた岡林は、なおも肩を上げるジェイクにゴーレムスプラッシュを投下し、3カウントを奪い去った。

 Sweeperを返り討ちにした関本&岡林が世界タッグ初防衛に成功。防衛ロードの第一歩を踏み出した。小鹿会長はリング上で2人の手を掲げて勝利をアピールすると、バックステージでは「大日本プロレスの選手全員で、全日本を追っかけていく。全日本のベルトを全部獲る。その第一弾。スタートラインは成功。また今日防衛したベルトも、いろいろな選手が挑戦してくる。それを打破していく。最終的には全日本のベルトを全部大日本に持って帰ると」と改めてベルト総獲りを予告した。会長の大号令を受けて、岡林も「これはもう全面戦争ですよ。大日本がベルト総獲りです」と断言すれば、関本は「また防衛して。連続防衛記録作りましょう」とぶち上げた。

 岡林は4月のチャンピオン・カーニバル出場が決まったが、「1回、2012年に出場して、あんまりいい戦績は残してなかったんで。今回は本当に優勝狙いますよ、優勝」と堂々の優勝宣言。それを頼もしそうに聞いていた関本は「気持ちしかないでしょう。大日魂で行ったら、行けると思います」とパートナーの活躍に太鼓判を押した。

【試合後の関本&岡林&小鹿】
▼岡林「やりました! ありがとうございました」

▼関本「ありがとうございました」

※2人が握手すると、小鹿がその間に立つ

▼小鹿「よし、もう1回手を挙げよう」

※小鹿が2人の手を掲げて勝利を祝福すると

▼小鹿「おめでとう」

▼関本「ありがとうございます」

▼岡林「ありがとうございます」

▼小鹿「これで全日本のベルト、1つ獲った。この次はもう1個。アジアタッグ、今度は。大日本プロレスの選手全員で、全日本を追っかけていく。全日本のベルトを全部獲る。その第一弾。スタートラインは成功。また今日防衛したベルトも、いろいろな選手が挑戦してくる。それを打破していく。最終的には全日本のベルトを全部大日本に持って帰ると。な?」

▼岡林「総獲りですね」

▼小鹿「おめでとう」

▼関本「ありがとうございました」

※小鹿が去っていくと

▼岡林「さっき会長も言いましたけど、これはもう全面戦争ですよ。大日本がベルト総獲りです。今日も防衛できて本当に嬉しかったし。崔&ジェイク・リー組、本当に凄かった。本当に気持ちが折れてたら負けてました。本当にそれを感じました。関本さんのおかげで勝てました。ありがとうございます」

▼関本「ありがとうございました。今日はもう、岡ちゃんが行ってくれるって思ってたんで。思いっきり眉山で投げさせてもらいました。すまんな。ありがとう」

▼岡林「俺がもう行けって言ったんで。俺も気合いでした、あれは」

▼関本「会長もセコンドにいたし、絶対に今日は負けられない。そう思って投げました。今日はありがとうございました。また防衛して。連続防衛記録作りましょう」

▼岡林「行きましょう。大日魂で」

▼関本「OK。大日魂で」

――小鹿会長がセコンドについたのはプレッシャーになった?

▼関本「いやいや、プレッシャーじゃないですよ、全然。心強い。その一言です、本当に」

――岡林選手はチャンピオン・カーニバル出場が発表されたが?

▼岡林「今日は本当に結果を残すだけじゃなく、俺が獲るんだってやりましたんで。やっぱりね、チャンピオン・カーニバルに目標とするところが。1回、2012年に出場して、あんまりいい戦績は残してなかったんで。今回は本当に優勝狙いますよ、優勝」

――優勝したことのある関本選手はアドバイスを送るなら?

▼関本「いやもう、気持ちですよ。気持ちしかないでしょう。大日魂で行ったら、行けると思います」

▼岡林「そう思いますんで。折れない闘志で行きたいと思います」

【試合後のジェイク&崔】
▼ジェイク「クソ。絶対今回は獲りたかった。すいません、崔さん」

▼崔「前哨戦無しってことで、いきなり組まれたタイトルマッチ。こういうのも俺らは頭に入れないといけないし。けど、よくここ(頭)に入れておいてほしいことがある。ジェイク・リーがどれだけの選手になったか。彼の苦労も栄光もいろいろ見てきたけども、もう化けてるけど、近い将来、俺は大化けすると思う。俺はずっと言い続けてきたけど、もう今日の負けという結果…この結果を受け止めた上で、今日のジェイク・リーに対して俺からの言葉をかけさせてもらう。今日、ジェイク・リーは覚醒した。その理由をゆっくり時間かけて皆さんが知ることになると、俺は思ってます。ありがとうございました」

※先に崔が立ち去ると

▼ジェイク「結果として獲れなかった。それが全てです。けど、俺と崔さんだったら、まだまだ何かをできるはずだ。まだスタートしたばっかりだ。それに、4月からチャンピオン・カーニバルも始まる。俺は負けたからといって、下を向いているのは3秒だけでいいんだよ。あとは全部、次の試合に結びつけられるように。お客さんの声援もドンドンドンドン俺に傾いてきてる。俺がここで行かなきゃダメなんだ」

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