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2/25【全日本】Jr.リーグV2から一夜 世界ジュニア王者・岩本が次期挑戦者に鼓太郎を指名

 『2019 Jr.BATTLE OF GLORY』優勝者・岩本煌史が25日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。2年ぶりV2、そして世界ジュニア王者としての優勝を飾り、全日ジュニアの頂点に立った岩本は、公式戦で唯一黒星を喫した鈴木鼓太郎を次期挑戦者に指名し、雪辱を誓った。

 2月シリーズで開催されたジュニアリーグ戦は2・24横浜文体で優勝戦が行われ、吉岡世起を破った世界ジュニア王者・岩本が2年ぶり2度目の優勝を果たして幕を閉じた。

 開幕前の宣言通り、王者としての優勝を成し遂げたが、そこに至るまで岩本を襲ったのは様々な重圧だった。開幕戦の2・7後楽園大会で鼓太郎に苦杯をなめ、初戦黒星となったことで「神経をすり減らすような戦い」を連日強いられた。そして昨年同様、他団体の選手相手に決勝戦を争う状況に「2年連続、自分が決勝を相手して他団体に優勝を持っていかれるというのはA級戦犯といってもいいぐらいのやってはいけないことっていうプレッシャーも正直ありました」という。

 それを乗り越えての2年ぶりV2で、「ホントに強敵ばっかだったと思うんですよね。今回のリーグ戦に参戦してた選手。その中で優勝できたっていうこと、そしてチャンピオンベルトを保持したまま優勝できたということは本当に自信になりました」と大きな収穫があった。これで名実ともに全日ジュニアのトップと言っても差し支えない状況だ。

 だが、岩本にとって唯一、引っかかっているのが、やはり初戦で鼓太郎に喫した1敗。「最初に初黒星というのは本当にしょっぱなでお客さんの期待をガッカリさせちゃった部分を感じてるので、その1敗をひっくり返すためにはやっぱりやり返さないといけない」と誓う岩本は、「その場を設けてもらいたい」と鼓太郎を次期挑戦者に指名。ベルトをかけた再戦での雪辱を見据えた。

 となると3月シリーズ中のタイトルマッチが浮上してくる。岩本も「組んでもらえたら自分はいつでも行く準備はできてる」と臨戦態勢で、「後楽園で負けてるので、同じ場所で借りを返すというのも一つの手なのかなと思いますね」と3・19後楽園大会を舞台の候補に挙げた。「そこをまず超えてからですね。自分のやっていきたい展望、プランというのを動かし始めるのは」としたように、岩本は鼓太郎への借りをしっかり返してから、自らが描く全日ジュニア像を作り上げていくつもりでいる。

【会見の模様】
▼岩本「2019 Jr.BATTLE OF GLORY優勝しました岩本です。今回のジュニアリーグ、各ブロック6人ずつ参戦して、リーグ突破の最低ラインが1敗とホントに厳しいリーグ戦だったなと振り返って思います。Aブロックでも自分が1敗でリーグ突破して、Bブロックも吉岡選手が1敗1分けという形なんですけど、リーグの最低ラインが1敗という状況。本当に厳しい戦いでしたし、最初に1敗したことによって神経をすり減らすような戦いが続いたというのが正直なところですし。決勝の相手も去年に引き続きWRESTLE-1の選手。2年連続、自分が決勝を相手して他団体に優勝を持っていかれるというのはA級戦犯といってもいいぐらいのやってはいけないことっていうプレッシャーも正直ありました。その中で優勝できたのは本当にうれしく思います」

――世界ジュニア王者として優勝し、実績、結果上は全日本ジュニアのトップと言えると思うが?

▼岩本「ホントに強敵ばっかだったと思うんですよね。今回のリーグ戦に参戦してた選手。その中で優勝できたっていうこと、そしてチャンピオンベルトを保持したまま優勝できたということは本当に自信になりました。リーグ戦中も自分は力つけてきてるなっていう実感も正直あって。ただ、その中で唯一、開幕戦で1敗してるので、その1敗というのは自分の頭の中にこびりついているような部分はありますね」

――借りを返さなければいけないと?

▼岩本「1回も勝ったことない相手ですし、過去にシングル3回やって2敗1分なんですよね。去年のジュニアのリーグ戦でも当たって20分引き分け。今年に至っては後楽園のメインで3カウント獲られて。開幕戦で所属が力みせて、いい発信をしていこうというところでの、しょっぱなでのリーグ最初に初黒星というのは本当にしょっぱなでお客さんの期待をガッカリさせちゃった部分を感じてるので、その1敗をひっくり返すためにはやっぱりやり返さないといけないですし、その場を設けてもらいたいなというのがありますね」

――その場というのはやはりベルトをかけて?

▼岩本「そうですね。リーグ優勝して、トロフィー獲って、今ベルトを持ってる状態なので、次はこのベルトをかけて。王者であり、覇者であるんで、ドンと受けて立ちたいと思います。でもホントに同じ轍を踏むわけにもいかないので、そこは気を引き締めて、しっかりと戦いたいと思います」

――3月シリーズでやりたい?

▼岩本「組んでもらえたら自分はいつでも行く準備はできてるので。そこをまず超えてからですね。自分のやっていきたい展望、プランというのを動かし始めるのは」

――3月シリーズのヤマ場は後楽園か名古屋になるが、そのいずれかでやりたい?

▼岩本「ホントにどっちでも大丈夫ですね。後楽園で負けてるので、同じ場所で借りを返すというのも一つの手なのかなと思いますね」