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3/1【全日本】3・21名古屋アジアタッグ決定トーナメントの出場チーム&組み合わせ決定 大森警戒に小鹿会長が断言「正々堂々いく、僕も手出ししない」

 3・21名古屋大会で行われるアジアタッグ王座決定トーナメントへ向けた会見が1日、神奈川・横浜市の全日本事務所で行われ、大森隆男&ブラックめんそーれ、橋本大地&神谷英慶、高橋匡哉&植木嵩行、大日本・グレート小鹿会長が出席。「どこでどんな手を使ってくるのかわからない。また汚い手を使ってくる可能性は十分ある」と警戒する大森に対し、小鹿会長は「正々堂々といきますよ。僕も手出しはしない!」と正攻法を約束し、最古のベルトを大日本に持ち帰ることを予告した。

 野村直矢&青柳優馬の返上に伴い、3・21名古屋大会でアジアタッグ王座決定トーナメントの開催が決定。この日、出場チーム、トーナメント組み合わせが決まった。出場するのは全日本からジェイク・リー&岩本煌史、大森隆男&ブラックめんそーれ、大日本から大神・大地&神谷、三代目血みどろブラザーズ・高橋&植木の全4チーム。1回戦でジェイク&岩本と高橋&植木、大森&めんそーれと大地&神谷がそれぞれ対戦し、勝者チームが決勝戦=第106代王者組決定戦を争う。この日、会見が行われ、大森&めんそーれ、大地&神谷、高橋&植木の3チーム、大日本・小鹿会長が出席。ジェイク&岩本組はプロモーション活動中のため欠席となった。

 大日本の2チームは小鹿会長に選抜されての出陣だ。小鹿会長にとってアジアタッグは73年3月に松岡厳鉄をパートナーに初戴冠以来、大熊元司との極道コンビで4度戴冠したゆかりあるベルト。「このアジアタッグのベルトが花が咲くのは大日本プロレスのリングの方がきれいに咲く!」と改めて豪語し、「3月21日の名古屋国際大会はたぶんお客さんが大喜びするような結果になるでしょう。それは全日本プロレスのファンじゃなく、大日本プロレスのファンが」と予告。大日勢同士による決勝対決も見据え、「21日、名古屋国際、頑張ります。大日本プロレスこのベルト磨きます、大事にします、花を咲かせます」とまるで標語のように誓った。

 小鹿会長は当日、大神と血みどろブラザーズのセコンドにつくことを宣言。大日勢も小鹿会長の眼前で期待に応えるつもりだ。ワイルドめんそーれと対戦する大神は「僕らが小鹿会長を安心させるためにも、僕たちがしっかりと勝ちを収めてベルトを巻きたい」と神谷が誓えば、大地は「もっともっと面白くして、欲を言っちゃえばね。このベルト獲ってね、まだ他にもベルトあるはずなんで、そのへんの方にも行ってみたい」とアジアの先にさらなるベルト獲りを見据えた。

 ジェイク&岩本と対戦する高橋&植木は、会見を欠席したSweeperを挑発するようにデスマッチルールを要求。かと思えば高橋は「ハンディとして全日本にルールは任せよう。通常ルールでもいい、デスマッチでもいい、ハードコアでもいい。向こうの得意分野で勝負してやる」と豪語。植木は「全日本プロレスの全員を血みどろにして、んでもって、その血みどろにした血でこのベルトを磨いてピカピカにきれいにしてやる」と吠えまくった。

 大森&めんそーれのワイルドめんそーれは昨年10月、今年1月とアジアタッグに連続挑戦し、いずれもベルト奪取ならず。三度目の正直となるチャンスが巡ってきた。「この半年、思い返してほしい。アジア戦線、主役は誰だったか。チャンピオンの野村&青柳か? いや違う。確実に俺と大森さんがこのアジアタッグ戦線で主役にいたはずだ」と強調しためんそーれは「大神だろうが、小鹿だろうがハブの毒には勝てない。シャー! そしてもっと言えば反対ブロックにいる血みどろブラザーズ、この二人も毒みどろブラザーズにしてやる。シャー!」と宣言。大森も「かつて持ってた偉大なるチャンピオンたちの実績、歴史、それを背負える覚悟ある人間が巻くべき」と主張し、レスラー人生で初めて巻いたベルトであるアジアタッグに返り咲くべく執念を燃やした。

 そして大森は小鹿会長に対して疑念を向けた。2・7後楽園大会で当時のアジアタッグ王者だった野村&青柳が大日本・河上隆一&菊田一美を退けたものの、河上の小鹿直伝・極道殺法に苦戦を強いられた。「グレート小鹿が裏で糸を引いている可能性がある」と推測した大森は、「どこでどんな手を使ってくるのかわからない。十分に警戒しなきゃいけない。また汚い手を使ってくる可能性は十分ある。ハッキリ言って大日本側のやり方に対して、僕は全く信用してません。正々堂々とトーナメントを戦う気があるのか十分疑わしい」と警戒を強めた。

 すると小鹿会長はワイルドめんそーれの前に現れ、「裏で糸を引く? そんなことしませんよ。俺は正々堂々、パイプ椅子に座っておりますわ」と真っ向から否定。「それぐらいウチの選手は実力がある。正々堂々といきますよ」と大神と血みどろブラザーズに全幅の信頼を寄せて宣言したうえで、「僕も手出しはしない! コーナーでパイプ椅子に座って拝見させてもらう」と言い切った。

 決戦前から波乱含みだが、空位となった最古のベルトは全日本vs大日本による全面対抗戦の図式で争われ、第106代王者組が決まる。


☆3/21(木・祝)愛知・名古屋国際会議場『2019 DREAM POWER SERIES』18:00開始

▼アジアタッグ王座決定トーナメント1回戦
植木嵩行
高橋匡哉
vs
岩本煌史
ジェイク・リー

▼アジアタッグ王座決定トーナメント1回戦
神谷英慶
橋本大地
vs
ブラックめんそーれ
大森隆男

▼アジアタッグ王座決定トーナメント決勝戦
1回戦「ジェイク・リー&岩本煌史vs高橋匡哉&植木嵩行」の勝者チーム
vs
1回戦「大森隆男&ブラックめんそーれvs橋本大地&神谷英慶」の勝者チーム
※勝者チームが第106代王者組となる


【岩本のコメント】「横浜文体で世界タッグで惜しくも敗れてしまいましたが、ジェイク選手が前向きなコメントを出していました。そこで、私はまだまだ欲張りたいと強く思いました。世界ジュニア、リーグ戦優勝、と現在“二冠"です。そこにアジアタッグ王座戴冠も目指し“三冠"になりたい! シングルでも強く、タッグでも強い、Sweeperをお見せ致しましょう」

【ジェイクのコメント】「このトーナメントで優勝したらベルトが手に入る。そのチャンスを私は掴みに行く、ただそれだけだ」

【会見における大森&めんそーれ】
▼めんそーれ「シャー! 本日も記シャー会見にお集まりいただきまして、シャーンキューベリーマッチ。今回、アジアタッグの王者決定トーナメント、まずはまずは野村&青柳、元チャンピオンがこのベルトを大事に、大切にできないんであれば、この俺と大森さんが大事に大事に、このアジアのベルトを世界で一番…アジア一じゃない。世界で一番大事に巻いてやるよ。この半年、思い返してほしい。アジア戦線、主役は誰だったか。チャンピオンの野村&青柳か? いや違う。確実に俺と大森さんがこのアジアタッグ戦線で主役にいたはずだ。この二人がアジアタッグを巻く。それの何がおかしい? 大日本プロレス・グレート小鹿会長、申し訳ないが、ハブの毒で仕留めてやる。シャー!」

▼大森「今、ブラックめんそーれ選手からありましたようにですね、ここ最近のアジアタッグ戦線をにぎわせてきたのは挑戦者の我々、ずっと挑戦者だったブラックめんそーれ&大森隆男組。これは間違いないことだと思います。そして我々がアジアタッグに挑戦してきたことは自信があるから。何の自信があるかといったら、ベルトというものはですね、かつて持ってた偉大なるチャンピオンたちの実績、歴史、それを背負える覚悟ある人間が巻くべきなんですよ。名乗りを上げてきた大日本の選手たち、その覚悟があるのかどうか。それをただしたい。そして大日本から2チーム出てくるらしいですが、それを束ねているであろうグレート小鹿。裏で糸を引いてるのかどうかわからないですけど、前回の後楽園ホールの防衛戦、あれを見て、どこでどんな手を使ってくるのかわからない。十分に警戒しなきゃいけない。また汚い手を使ってくる可能性は十分ある。ハッキリ言って大日本側のやり方に対して、僕は全く信用してません。正々堂々とトーナメントを戦う気があるのか十分疑わしい。なぜなら、これは僕の推測ですけど、グレート小鹿が裏で糸を引いている可能性があるからです」

▼めんそーれ「大森さん、グレート小鹿は裏じゃなくて表でもう糸引いてますよ」

▼大森「十分引いてますか」

▼めんそーれ「はい。昨日も一緒に会見してましたよ」

▼大森「じゃあ完全に操ってるのはグレート小鹿だな」

▼めんそーれ「だけどね、今の時代、極道殺法、コンプライアンス違反なんだよ。俺たちはそんなコンプライアンス違反には負けない。シャー!」

▼大森「かつてアメリカ・テキサス地区で散々悪いことをして、全米を震え上がらせてきたグレート小鹿。どんな作戦を持ってるのか」

※小鹿会長が現れ

▼小鹿「オイオイオイ、何だよオイ。記者会見でそれぐらいしか言えないのかよ? 昨日の米朝会議が決裂した。オイラ大日本プロレスと全日本プロレスは決裂しねぇよ。何? 裏で糸を引く? そんなことしませんよ。俺は正々堂々、パイプ椅子に座っておりますわ。それぐらいウチの選手は実力がある。正々堂々といきますよ。裏で何、表で何、そんなことせん。そんなかったるいことせん」

▼大森「普段、座るもののパイプ椅子、それすらも凶器にする可能性があるんだ、あなたには」

▼小鹿「そりゃ信用しなさいよ」

▼大森「今だってパウダーどっかに仕込んでるかもしれない」

▼小鹿「パウダーもってくる必要ない。今日は紳士的に来てるんだよ。あなた方がどのぐらいの話をするか、どのぐらいの規模を持ってるか、このベルトにどれぐらいの愛情があるかだよ」

▼大森「愛情って今、言いましたよね? 愛情って言葉があなたの口から出ること自体うさんくさいんだ」

▼小鹿「人間は裏も表もある、何言ってやがんだバカヤロー。40年前はこのベルトもっときれいだったよ。ピカピカしてたよ。何だ、全日本。こんなすすけたような恰好は」

▼大森「極道コンビがアジアタッグのベルトを持ってた時、僕は十分尊敬してますよ。偉大なチャンピオンだった。その偉大なチャンピオンだったあなたがこうやって今回、裏で糸を引いてるということが僕には腑に落ちない

▼小鹿「何言ってやがんでぇ!」

▼大森「もっと正々堂々と大日本側も戦うことができるはずだ」

▼小鹿「このアジアタッグのベルトが花が咲くのは大日本プロレスのリングの方がきれいに咲く! もっときれいに咲く。咲かせてみせましょう、大日本プロレスがベルト獲ったら。それぐらいみせてやるわ。まぁ一生懸命、二人でええ試合してくれ。俺のためじゃない。ファンのためだよ!」

※小鹿が去ると

▼大森「すぐ散る花は咲くかもしれないけどね」

▼めんそーれ「俺たちはな、もっともっともっとでかい大輪の花、ずーっとずっとこの全日本のリングで咲かせるからな。シャー! で、大森さん、(小鹿は)何しに来たんですか?」

▼大森「参戦表明だ」

▼めんそーれ「参戦表明? 昨日もうしてましたけど」

▼大森「堂々と皆さんの前でこうやって参戦表明して、我々がこのベルトを獲って、そして腰にベルトを巻く覚悟があるということをわかってもらうために今日は我々の主張しにきた」

▼めんそーれ「大森さん、アジアタッグはこの俺、ブラックめんそーれと大森隆男。この二人のものだ。シャー!」

――1回戦で当たる大神・大地&神谷組の印象は?

▼大森「大神、十分実力者チームだと思って、アジアタッグトーナメントにエントリーしてくるだけの実力を持ったチームだと認めております。だけど僕はグレート小鹿がバックに控えてるということで、どうしても疑いの目を向けざるを得ないですね」

▼めんそーれ「大神だろうが、小鹿だろうがハブの毒には勝てない。シャー! そしてもっと言えば反対ブロックにいる血みどろブラザーズ、この二人も毒みどろブラザーズにしてやる。シャー!」

▼大森「血みどろブラザーズっていうのか。凄いネーミングだ」

▼めんそーれ「昨日知りましたけどね。だけど血みどろを毒みどろにしてやりましょう。シャー!」

――血みどろの印象は?

▼大森「正直言って私の勉強不足で、これから研究します」

――小鹿会長はアジアタッグは大日本でこそ大きく咲くと豪語していたが?

▼大森「さっき小鹿さんに直接言った通りです。一瞬、花は咲くかもしれない。けど、すぐに散るでしょう。そのぐらい生命力の弱い花です。小鹿さんの言ってた花というのはたぶんそのぐらいのことだと思います」

▼めんそーれ「そしてアジアのベルトを大日本プロレス勢が獲ることはない。だから花が咲くことはない。シャー!」

――小鹿会長はベルトの管理方法に苦言を呈していたが?

▼大森「タイトルの管理に関しては厳重なる管理を全日本プロレスでしております。やっぱり歴史と伝統のあるタイトルですから。かつてのチャンピオンたちが持ってた時の汗、血、そして情熱がもう染み込んでる。その色です。決して劣化してるわけではないです。輝きがないと先ほど小鹿さんは言ってました。それはあの人の目が曇ってるからです。ベルトが決して汚れているわけではない」


【会見の模様】
▼神谷「大日本プロレス、僕らが小鹿会長を安心させるためにも、僕たちがしっかりと勝ちを収めてベルトを巻きたいと思います」

▼大地「アジアのベルトを獲ってアジアをもっと面白くするために来ました大神です。もちろんこういう機会をもらえたんでね。必ず獲って、今言ったようにもっともっと面白くして、欲を言っちゃえばね。このベルト獲ってね、まだ他にもベルトあるはずなんで、そのへんの方にも行ってみたいなと。大日本が全日本を全部飲み込んで大日本オンパレードにしたいと思います」

▼植木「あれ? そういえば対戦相手の二人ですか。会見はやったんですか?」

▼高橋「全日本側は終わったんですか?」

――三重県にプロモーションに行っているため欠席だが?

▼高橋「おかしいでしょ?」

▼植木「まさかそんなだってね、全日本プロレスの伝統ある、由緒正しきベルトを前にしてね、この会見をさぼっちゃうなんて、そんなありますか? 高橋さん」

▼高橋「関係ないでしょ。帰ってくればいいじゃない。俺らわざわざ来てるのに」

▼植木「そうですよ。ベルトがほしくて自分たち馳せ参じてまいってきたんですよ。ということはやっぱりこの伝統あるベルト、血みどろブラザーズ、しかも大日本プロレスで三代目も続いているこの血みどろブラザーズが獲ってこそ、このベルトふさわしいじゃないでしょうか。どう思いますか? ノーコメントということはそういうことですよね。ありがとうございます。ということでこのベルトは大日本プロレス、いや三代目血みどろブラザーズが譲り受けて、もらいましょうか」

▼高橋「もらいましょうって、おかしいだろ」

▼植木「奪います。もうこれが自分ら血みどろブラザーズのものになっちゃったんでね。このあとベルトの管理は自分たちにまかせてください」

▼高橋「裏にマジックで名前書いてあるから」

▼植木「全日本プロレスの全員を血みどろにして、んでもって、その血みどろにした血でこのベルトを磨いてピカピカにきれいにしてやるんで、全日本プロレスのお前ら全員血みどろにしてやるからな。覚悟しとけよ。そして高橋さん言ってください」

▼高橋「言うことねぇだろ、もう。ほぼ言っちゃったじゃないか。岩本とジェイク・リーがプロモーションでいない? ということは俺ら1回戦でしょ。形式、俺ら勝手に決めちゃいますよ。だっていないでしょ。いない方が悪いもんな」

▼植木「こっちが決めちゃっていいですね」

▼高橋「形式決めちゃおうぜ。全日本プロレスは鉄檻と蛍光灯400本ぐらい用意しとけ。デスマッチだ、デスマッチ」

▼植木「全日本プロレスで蛍光灯デスマッチだ。覚悟しとけよ」

▼高橋「俺ら来たってことはそういうことなんだよ。来ねぇってことはそういうことだろ。俺ら勝手に形式決めていいってことだろ」

▼植木「そういうことですよ。あります?」

▼高橋「俺がしゃべってんだよ。でもそうしちゃうと、あからさまに俺ら強すぎるでしょ」

▼植木「さすが高橋さん」

▼高橋「俺はデスマッチちょっと思ったんだよ。でもかわいそう。お客さんもやっぱさ、岩本とジェイク・リーがボコボコにされる姿をみたくないでしょ」

▼植木「間違いなく血みどろになるな」

▼高橋「かわいそう。だからここはね、ハンディとして全日本にルールは任せよう。通常ルールでもいい、デスマッチでもいい、ハードコアでもいい。向こうの得意分野で勝負してやるから。それでこのベルト獲りますから」

▼植木「血みどろブラザーズは何でもできるっていうのをみせますよ」

▼高橋「デスマッチだけじゃねぇんだ。ストロングだってできるんだ」

▼植木「そういうことだ」

▼小鹿会長「ありがとうございます。僕らが期待する以上のメンバーがトーナメントに参加する。これは全日本プロレスの誠意と受け止めます。ただ、ここにいる4人はこのインタビューを聞いてわかる通り元気いっぱい。このアジアタッグ選手権のベルトに執念を持ってる。本人の持ってる実力以上のものを出すでしょう。あくまでもヨソのリング、全日本のリングでブーイングが来るでしょう。そのブーイングを背中に乗せて、応援団の声援として、このベルトを獲りにいきます。3月21日の名古屋国際大会はたぶんお客さんが大喜びするような結果になるでしょう。それは全日本プロレスのファンじゃなく、大日本プロレスのファンが。まぁ、今朝もテレビ、新聞読んだんですが、米朝会談が決裂したと。このニュースを聞いて、プロレス界の全日本、大日本がこの記者会見では決裂することはない。あくまでも正々堂々と戦う。僕も手出しはしない! コーナーでパイプ椅子に座って拝見させてもらう。相手のチームがどれぐらいの試合、どのぐらいの実力があるか、じっくり観戦させてもらう。ただ、大日本プロレスの2チームが連勝したらこれ大日本プロレスのチームだけで決勝戦やるんですか? そうなりますね。そのようになると思います。約束はしませんが、来るお客さんに対してガッカリさせないように、全日本プロレスさんもトーナメントに出るタッグチームにハッパをかけておいてください。やります。21日、名古屋国際、頑張ります。大日本プロレスこのベルト磨きます、大事にします、花を咲かせます。大日本プロレス、リングはきれいに掃除して待ってますので。21日、楽しみにして皆さん待っといてください。約束します」

――大神のお二人はワイルドめんそーれの印象を?

▼大地「そうですね。大森さんはもちろん僕ら何回か最強タッグ出てるし、試合を見学させてもらってるし、やらせてもらったことあるし。やっぱでかくて高い壁だなと思いますけど、もう一人はよくわかんないですね。駆除班みたいの呼んでおいた方がいいですかね(笑) わかんないですけどね。全然わかんないです」

▼神谷「大地さん、実はヘビ飼ってるんで」

▼大地「ヘビ飼ってねぇよ(苦笑)」

▼神谷「ハブとかは全然扱い慣れてると思うんで、僕がサポートして大地さんが決めてくれると思います。ヘビの退治は大地さんに任せようと思います。ヘビ飼ってるんですよね?」

▼大地「ヘビじゃねぇよ、トカゲだ。爬虫類やからね」

▼神谷「プロレス界で爬虫類の扱いは橋本大地か関札皓太と大日本プロレスで言われてるんで。爬虫類退治は大地選手に任せようと思います」

▼大地「危険物はちゃんとやってね、そっちで」

▼神谷「僕ガソリンとかで。あとパンとかだったら。とにかく橋本大地選手を僕が支えて、最後決めてもらおうと思ってます」

――血みどろのお二人は相手のジェイク&岩本の印象を?

▼高橋「試合を直接見たことないんですけど、ジェイク・リーと岩本ってたぶんイキイキしてると思います。ただ、華がないですね。華がない。(植木を指して)見てください華しかないでしょ」

▼植木「華しかないですよ。存在そのものが華のよう」

▼高橋「輝いてるでしょ? レスラーってこういうことなんですよ。ウチの植木みてください」

▼植木「(額の絆創膏を指して)ここらへん華じゃないですか」

▼高橋「これ外したら大変なことになりますよ。わかります? これ、あえてつけてるんですからね」

▼植木「昨日、後楽園ホール大会、一騎当千のデスマッチがあったんですけど、それとは関係なしに」

▼高橋「会見なのに冷えピタつけてくるんですよ。凄いでしょ」

▼植木「違う違う違う……高橋さんが言うんだからそうなんだよ。冷えピタなんだよ」

▼高橋「で、優勝だ」

▼植木「優勝だよ。高橋さんが勝つって言ってるんだから勝つに決まってんだろ。会長、待っててください。相手の印象? 高橋さんが言う試合をみたことがないというのは、相手がデスマッチやってる試合をみたことないってことですよね。相手が億が一でもトチ狂ってデスマッチを要望してくる、なんてことがあったら、あいつらひよっこルーキーなんで、血みどろにしてやりましょうか。そんでもって岩本選手、凄い柔道殺法が得意って聞いてますけど、高橋さんは何と前橋育英高校の柔道部で、強い高校の出身なんですよ。その高橋さんとね、柔道勝負で合いまみえるなんてことがあったら、これ高橋さん絶対勝ちますよね」

▼高橋「お前も名門高校だろ。言ってやれ」

▼植木「自分、群馬の樹徳でした」

▼高橋「知ってるだろ。天下の樹徳高校だぞ植木は」

▼植木「高校野球とか。俺も柔道やってたんで実は。高橋さんの方が柔道凄いんで、お前、柔道殺法でこっち迎え撃つっていうんだったら、こっちだってね、自分ら二段、二段で四段だよ。四段は勝てると思ってるのか? 絶対勝てないね。そんでもってジェイク・リー。でかいですね。でかいだけ。まったくもってでかいだけ。でもあれなんですよね。凄い紳士的なんですよね」

▼高橋「詳しいな」

▼植木「それはみてますからね。もうこの会見の日のために昨日も全然8時間しか寝てないですよ自分」

▼高橋「寝てんだろ」

▼植木「紳士的ですけど、やっぱ血みどろブラザーズも紳士的なんでね。紳士的でダーティーな、ダーティープレイでお前ら全員血みどろにしてやりますよ」

▼大地「会長が笑ってる(笑)」

――大森が小鹿さんの発言に対し、その花の命は短いと言っていたが?

▼小鹿会長「そりゃ全世界この世の中見たって花があったら365日咲いてるわけがない。ピシッと水をやって、肥料をやって、土壌を作れば、来年また咲くでしょう。それを毎年咲かすのが育てる人の管理、責任。それを言ってるんだ俺は。大日本プロレスは咲かない時でも土壌を作ってピシッと。春になりゃ小さな雑草が入ったら取って土壌をきれいにしてやる。それが愛。それがやがて大日本の根っこ、実力になる。どっかのニュースで見たけど、グレート小鹿、試合当日は会場に入れないって? 何を大森選手とぼけてんだよ。今ドローンっていうのがドローン。ドローン乗って体育館の中をウロウロするぞ俺は。足で歩くんじゃなく上から。俺はそれぐらい執念深いからね」

▼植木「ドローンに乗ってって。会長の首だけがドローンにこうなってるってことですか?」

▼小鹿会長「何て言うんだ、それは?」

▼植木「それは……グレートドローン」

▼小鹿会長「俺が言ってんのは、影でこうやってビューンと飛んでくるんだお前」

▼植木「会長の体だけは残って操作して、首だけがドローンって飛んでいくと?」

▼小鹿会長「お前の首借りるわ」

▼植木「その時は、はい。会長に貸します。自分らの魂は会長とともにあるんで」

▼小鹿会長「それは冗談だけど、俺はね、門前払いされてもどっかから入ってやりますよ。このアジアタッグ僕が一番最初みたのは1966年、日大講堂でルター。レンジとリッキー・ワルドー、力道山先生と豊登さんがやった試合ですよ。そこからの縁を引き継いでるんだから。今から60年近く前にこのベルトを見たんだからね。そのぐらい僕はこのベルトに対して物凄い親しみ、情を持ってますよ。それこそどうのこうのって言ってもらいたくないし、言うんだったら最後までピシッといってほしい。それぐらい大日本プロレス、プラス小鹿の気持ちにはアジアタッグのベルトが刻み込まれてるということ。だから俺は言うってこと。その場所でどのような試合になるかわからん。その時どうするか、俺一人の考えでいきますから、それは。そんなことをしなくてもいいように、ここにいる選手たちが頑張ってくれると思う。だから今回は先ほど言ったように手を出さず、足を出さず、パイプ椅子に座ってる。そういうこと。その時の状況によって自分の考えも変わってくる部分があるだろうけど、僕は今そのように思ってます」

――アジアタッグへの思い入れの部分でかつて大熊元司さんとの極道コンビで何度も巻いたことも大きいのでは?

▼小鹿「そうですよ。僕は吉村道明選手の引退興行で近畿大学の講堂のこけら落とし、松岡厳鉄選手と初チャレンジしてこのベルトを腰に巻いた。そのあとにクマさんとのタッグチーム、4回ほど獲ったり負けたりしたんですけど、愛情といったら僕の方が情は強いと思います。僕がまだプロレス入る前だから。相撲の時からこのベルトのぞいてるんだから」

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