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3/6【新日本】BUSHI&鷹木に逆転星 RPG 3Kが1年ぶりにジュニアタッグ王座返り咲き

『旗揚げ記念日』東京・大田区総合体育館(2019年3月6日)
IWGPジュニアタッグ選手権試合=○SHO&YOHvs鷹木信悟&BUSHI×


 BUSHI&鷹木から逆転勝利をあげたRPG 3Kが1年ぶりにIWGPジュニアタッグ王座に返り咲いた。

 IWGPジュニアタッグ王者のBUSHI&鷹木は2・3札幌で前王者の金丸&デスペラードとのリマッチを制して初防衛を果たした。そんな王者組に2・11大阪で“RPG 3K"YOH&SHOが乱入して挑戦表明。今大会でのタイトル戦が決まると、RPG 3Kは2・22で前王者の金丸組を撃破して弾みを付けた。しかし、試合後にBUSHIと鷹木が乱入し、RPG 3KをKO。連続した乱入劇の決着戦として両チームが第4試合で雌雄を決した。

 まずは挑戦者組が先手。同時トペコンヒーロを決めると、鷹木の右足に集中攻撃を見舞ってリズムを刻んだ。しかし、鷹木はSHOにパンピングボンバーをぶち込んで反撃開始。連係攻撃とスピーディなタッチワークを駆使してSHOを攻め立てる。

 今度はSHOがスピアーで挽回すると、代わったYOHは鷹木のニードロップを自爆させて、ヒザ攻めを再開。低空ドロップキック、ドラゴンスクリューと畳みかけ、足4の字固めに捕らえる。ここまで右足を攻め込まれてきた鷹木は悲鳴を上げたものの、j上空ホイップ式のデスバレーボムを繰り出し、窮地を脱した。

 あとを受けたBUSHIはミサイルキック、串刺しダブルニー、延髄斬り、フェイント式バックキックとラッシュする。YOHが必死の抵抗を見せると、代わったSHOもブレーンバスターやドロップキックを決めるが、王者組は鷹木の串刺しバンピングボンバー、BUSHIの延髄斬り、合体バッククラッカーと畳みかけて決定機を掴んだ。

 必殺のリベリオンで勝負に出るが、YOHがトラースキックで阻止する。鷹木は両腕パンピングボンバーで鎮圧を狙うも、RPG 3Kはそれを受け止めた上で、ダブルジャンピングニーをグサリ。バッククラッカーからジャンピングビッグブーツに繋げる得意の連係攻撃も披露した。

 今度はRPG 3Kは必殺技・3Kで仕留めにかかるも、BUSHIは間一髪で回避する。そして、RPG 3Kの同士討ちを誘うと、2人をフランケンシュタイナーで同時に投げ飛ばして反攻した。さらに、SHOのラリアットをかいくぐり、場外のYOHにトペスイシーダを放つと、同時にリングに飛び込んだ鷹木はパンピングボンバーをSHOに振り抜き、入れ代わり作戦で王者組が巻き返す。SHOも鷹木をジャーマンでぶん投げたものの、直後にBUSHIが毒霧を噴射。視界を遮られたSHOに、鷹木がこん身のパンピングボンバーを発射すると、今度こそリベリオンもさく裂した。

 勝負あったかと思われたが、YOHのカットがギリギリで間に合う。ならばとBUSHIはエムエックスを繰り出したが、SHOは回避。BUSHIはコードブレイカー狙いに切り換えたが、その体をSHOがキャッチすると、YOHがリングに飛び込み、変型の3Kが火を噴いて、逆転の3カウントを奪い取った。

 RPG 3Kは昨年の3・6大田区で金丸&デスペラードに敗れて以来、1年ぶり3度目のジュニアタッグ王座戴冠。因縁の大田区でのベルト奪取となっただけに、「1年前に巻いてたベルトの重みとは全然違って。巻いてみてね、重いですよ、前より。ここにはいろんなものが詰まってるから」(YOH)、「メッチャクチャ長く感じた。ここまで辿り着くのにスゲエ長く感じた。体感的には孫でもできたんじゃないかっていうぐらい」(SHO)と感慨深げに振り返った。

 悲願の返り咲きを果たした今、2人に迷いはない。「59代王者として、新日本プロレスの過去とも未来とも戦っていきます。RPG 3Kを世界一のチームに。これからも3人で突っ走って行きます。RPG 3Kに、ジュニアタッグに新しい風を…」とYOHが笑顔で意気込めば、「ようやくここからが俺たちのスタートなんだよ」とSHOも断言し、気持ちを新たにしていた。

【試合後のYOH&SHO&ロメロ】
▼ロメロ「なんてこった。俺たちが勝ったぞ。YOH、SHOおめでとう。凄いよ。俺たちのアンチ、いるならよく聞け。SHOとYOH相手にロス・インゴのタッグは一切勝てるチャンスがなかったようだな。忘れないでくれ、俺たちのこの強さを。そして、SHOとYOHは世界中からサポートされているんだ。日本だけじゃない。RPG 3Kが遂にIWGPジュニアタッグのチャンピオンになった。ビューティフル。これがRPG 3Kが何たるかを証明している。未来のプロレス、未来のタッグ、オールドシルバースタンダードだ。お前たち、しっかりと歯を磨いて待ってろよ。YOHとSHOはこのまま止まらず進み続ける。この完璧な肉体を見てくれよ。俺たちはまだ終わったわけじゃないと言った。その通り、まだまだ証明することがあるんだ。これからもっとよくなる。これから3000倍良くなるんだ。それこそがRPG 3Kの名前の元。IWGPジュニアタッグチャンピオン、3000倍強い男たち、RPG 3Kだ」

▼YOH「ロッキーなんて言った? わからないよね。やっと…やっとっす。ありがとう。戻ってきてくれてありがとうって。なんかね、1年前に巻いてたベルトの重みとは全然違って。巻いてみてね、重いですよ、前より。ここにはいろんなものが詰まってるから。リングインできるかなって今はちょっと嬉しい悩みがあります。59代王者として、新日本プロレスの過去とも未来とも戦っていきます。RPG 3Kを世界一のチームに。これからも3人で突っ走って行きます。RPG 3Kに、ジュニアタッグに新しい風を…」

▼SHO「ちょうど1年前か。この1年間、体感速度っていうの、メッチャクチャ長く感じた。ここまで辿り着くのにスゲエ長く感じた。体感的には孫でもできたんじゃないかっていうぐらい。もうスゲエ時間かかっちゃった。ようやく、ようやくここからが俺たちのスタートなんだよ」

【鷹木の話】「最後にやられた。やられたな。本当に3Kは運のいいヤツらだ。本当に運がいいヤツらだ。ただよ、こういう言葉があるよな。運も実力のうち。仕方ねえ。今日のところは、今日だけ負けたということは認めよう。ただよ、お前ら。あんだけガキ扱いでボロボロにされて、ボロ雑巾のようにやられて、最後はコソ泥のように奪い取って、それで満足か? いつでも俺とBUSHIは獲りにいくからな。お前ら、今日の勝ちで満足しているんだったら、それで終わりだよ。SHO、YOH。お前らそんなもんじゃねえよな? もっと俺たちを楽しませてくれよ」

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