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3/8【新日本】初出場・オーエンズがUS王者ジュース食い

『NEW JAPAN CUP 2019』東京・後楽園ホール(2019年3月8日)
「NEW JAPAN CUP 2019」1回戦=○チェーズ・オーエンズvsジュース・ロビンソン×

 オーエンズがUS王者・ジュースを食って1回戦を突破。USベルト獲りにも色気をみせた。

 セミファイナルに組まれた1回戦第3試合は外国人対決。3年連続出場となったUS王者・ジュースと、初出場となったオーエンズが対決した。

 序盤はジュースのプランチャをオーエンズが自爆させたり、オーエンズのスライディングキックをジュースが不発に終わらせたりと裏の読み合いとなったが、場外戦でオーエンズが河津落としでフェンスに叩きつけて先手を取った。フェンス攻撃を連発し、リングに戻ればフィッシャーマンバスターで叩きつけ、スリーパーでねちっこく絞め上げて消耗させた。

 しのいだジュースはバックドロップで叩きつけてようやく反撃を開始。セントーン、フラップジャックで攻め立て、ラリアットも叩き込んだが、再び場外戦に持ち込んだオーエンズがフェンスへのブレーンバスターを敢行して主導権を奪い返す。ランニングニーで追撃すると、山折りは不発に終わり、ジュースがスピンキック、パンチ連打で反撃しても、変型バックブリーカーで鎮圧した。

 パッケージドライバーはジュースが決めさせない。オーエンズをエプロンに追いやって左ストレートをぶち込み、プランチャ、エプロンからのトペコンヒーロ、場外でのキャノンボールで攻めに攻めて挽回。オーエンズが場外でのパッケージドライバーを狙っても阻止し、キャノンボール、ダイビングボディアタックの波状攻撃に出た。

 粘るオーエンズもこれを自爆させると、山折りで逆襲。丸め込み合戦でしのぎを削り、トップロープに足を乗せてのスクールボーイやロープをつかんでのエビ固めで丸め込んだが、いずれもレフェリーが察知して無効に終わる。すかさずジュースがパルプフリクションで一発逆転を狙ったが、食い止めたオーエンズはランニングニーをグサリ。これでジュースの動きが鈍ると、オーエンズは腕を固めてのラリアットを叩き込んで追い討ち。パッケージドライバーで突き刺して一気に3カウントを奪った。

 初出場のオーエンズがUS王者撃破で初戦を突破した。「ジュース・ロビンソン、覚えているか? 俺が『このNEW JAPAN CUPで失うものは何もない』と言ったのを。本当に失うものは何もないんだ。得るものしかないんだ」と強調したオーエンズは「そして今日、何を得たか? IWGP USチャンピオンに勝って、次のラウンドに進むことになった」と勝ち誇った。NJC初出場・初優勝へ向けて始動した形だが、王者ジュースを破ったことで「将来的にチェーズvsジュースのIWGP USチャンピオンシップがあるかもしれないということだ。それに俺が勝てば、ベルトが再びBULLET CLUBに戻ってくる」とUSベルト獲りに色気たっぷりだった。3・13岡山大会の2回戦では中西を破ったYOSHI-HASHIと対決する。

【オーエンズの話】「(腰を押さえてコメントブースにやってくると)2日前に言ったことを覚えているか? ジュース・ロビンソン、覚えているか? 俺が『このNEW JAPAN CUPで失うものは何もない』と言ったのを。本当に失うものは何もないんだ。得るものしかないんだ。そして今日、何を得たか? IWGP USチャンピオンに勝って、次のラウンドに進むことになった。それが何を意味しているかわかるか? それが意味するのは、将来的にチェーズvsジュースのIWGP USチャンピオンシップがあるかもしれないということだ。それに俺が勝てば、ベルトが再びBULLET CLUBに戻ってくる。(腰を押さえながら)ドクターはどこだ? ドクターはどこだ?」

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