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3/9【全日本】岩本が世界ジュニア前哨戦で鼓太郎と火花、ジェイクはアジアタッグ決定Tへ大森狩り

『2019 DREAM POWER SERIES』開幕戦 千葉・銚子市体育館(2019年3月9日)
○ジェイク・リー&岩本煌史vs鈴木鼓太郎&大森隆男×

 世界ジュニア王者・岩本が前哨戦で鼓太郎と火花。ジェイクはアジアタッグ王座決定トーナメントへ向け、出場者の一人である大森を破って弾みをつけた。

 2月のジュニアリーグ戦で史上初となる世界ジュニア王者の優勝を成し遂げた岩本。公式戦で唯一、黒星を喫した鼓太郎を自ら挑戦者に指名し、3・19後楽園でのV2戦が決まった。

 この日さっそく鼓太郎との前哨戦が実現。3・21名古屋でのアジアタッグ王座決定トーナメントに出場するジェイクとのタッグで大森と組んだ鼓太郎と激突した。

 序盤こそ互角のせめぎ合いを展開したが、鼓太郎がキャリアの差をみせつけるように、ローリングソバット連打、ニードロップ、ボディシザースと腹部への集中攻撃で圧倒。串刺しジャンピングニー、地獄の断頭台の連続攻撃に出た。負けじと岩本は起死回生の一本背負いで逆襲。コブラツイストで絞め上げ、ネックスクリューを豪快に決めた。鼓太郎もワンツーエルボーで反撃し、エクスカリバーで突き刺して譲らなかった。

 試合後、場外で鼓太郎と近距離でにらみ合った岩本。今月は世界ジュニア戦に加え、ジェイクと組んでのアジアタッグ決定トーナメント出場も控え、「こんな充実した月、たぶんプロレスやってきた中で初めてっていうぐらい充実感満載な1ヵ月になりそう」と高ぶるばかりだ。当然、いずれも制して2冠王となるつもり。特に世界ジュニアは雪辱戦でもあり、「チャンピオンのままリーグ優勝した俺、負けらんないですよ。負けらんない。アジアも必ず獲りますよ」と誓った。

 前哨戦が熱を帯びる中、勝負を決めたのはジェイクだ。大森相手にアックスギロチンドライバーで攻め込まれても、アックスボンバーを阻止。ニーリフトをぶち込むと、最後はジャイアントキリングを連発して3カウントを奪った。同じアジアタッグトーナメント出場者からの勝利は大きい。2・24横浜文体では崔と組んでの世界タッグ奪還に失敗したものの、「世界タッグも視野に入れたうえで、これは新たなチャレンジだ。俺にとって、岩本選手にとって、そして俺たちSweeperにとって」と言い切ったように、最古のベルト獲りを巻き返しへの足がかりとするつもり。現在無冠だからこそ、「俺は目の前に転がったチャンスをただ無我夢中につかみにいくだけだ」とアジアタッグ獲りにかけるどん欲さをむき出しにしていた。

【試合後のジェイク&岩本】
▼岩本「今月、自分は今日前哨戦組まれたように鈴木鼓太郎との世界ジュニア防衛戦がある。そしてSweeperのリーダー、俺のタッグパートナーでもあるジェイク・リーと組んでアジアタッグワンデートーナメントもある。こんな充実した月、たぶんプロレスやってきた中で初めてっていうぐらい充実感満載な1ヵ月になりそう。で、鈴木鼓太郎との前哨戦。3月12日の新木場で最後。それがいいとなるか、悪いとなるか、わかんないですけど、それまで何回もやってる相手なんでね。ましてやチャンピオンのままリーグ優勝した俺、負けらんないですよ。負けらんない。アジアも必ず獲りますよ」

▼ジェイク「先月、俺は世界タッグを落とした。ビッグチャンスをだ。だからみんな言う。もう世界タッグはやらないのか?って。そんなことはない。世界タッグも視野に入れたうえで、これは新たなチャレンジだ。俺にとって、岩本選手にとって、そして俺たちSweeperにとって。アジアがいつ世界タッグの下になった? それこそおかしな話だ、そういうこと言う人は。俺は目の前に転がったチャンスをただ無我夢中につかみにいくだけだ。何で? 俺は今、ベルトも何もないからだ。何も俺は得てないからだ。けど、俺には心強いチームメンバーがいる。そのチームメンバーと一緒にアジアタッグワンデートーナメントに向けて。大森さんもそうだろ。出場選手。その大森さんから獲ったんだ。決勝で当たることになれば、もう一回ヒザで1、3、3獲ってやる。それで俺たちがアジアタッグチャンピオンだ」


▼岩本「俺が世界ジュニア、ジュニアリーグ、アジアときて、ジェイクさんは真逆なんだよ。アジアいって、チャンカンいって、三冠を獲る。面白いよね。そういうトントンとSweeperが駆け上がっていく様を皆さん注目してみててください」

▼ジェイク「俺たちだったらそれが絶対できる。そのために俺は作ったチームでもあるから。みんなで実績を作っていく」

▼岩本「また明日」

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