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3/10【全日本】『翔んで埼玉』公開記念マッチ 埼玉解放戦線が快勝、宮原&はなわさんが「埼玉最高」締め

『2019 DREAM POWER SERIES』埼玉・春日部ふれあいキューブ(2019年3月10日)
映画「翔んで埼玉」公開記念スペシャル6人タッグマッチ〜立ち上がれ埼玉解放戦線〜=○宮原健斗&大森隆男&渕正信vs諏訪魔&佐藤光留&岡田佑介×

 宮原が大森&渕と埼玉解放戦線を結成し、映画「翔んで埼玉」公開記念スペシャル6人タッグマッチに快勝。同作品の主題歌を歌うはなわさんと「埼玉、最高」で締め、野村との三冠王座V3戦へ向けて刺激を得た。

 現在公開中の映画『翔んで埼玉』(監督・武内英樹)は「パタリロ!」が代表作の魔夜峰央(まやみねお)さん原作の漫画。82年の発表から37年の時を経て映画化され、話題を呼んでいる。内容は埼玉県を、いわゆるディスったもので、通行手形なしで東京都内に足を踏み入れることができないなど様々な差別や迫害を受ける埼玉県民が「埼玉解放戦線」を結成して体制に抗う姿などを描いている。

 この日、映画『翔んで埼玉』と全日本のコラボが実現。映画公開記念スペシャル6人タッグマッチがメインイベントに組まれ、吉川市に7年在住経験のある三冠王者・宮原、坂戸市にある城西大学出身の大森、加須市在住の重鎮・渕が埼玉解放戦線を結成し、諏訪魔&佐藤&岡田のEvolutionと激突した。

 試合開始に先立ち、はなわさんがリングに上がった。佐賀県出身だが、ここ春日部生まれのはなわさんは2009年5月15日、新宿FACEで開催された『腐ァイティングライブ2009 勝つんだ!』に自身がプロデュースしたアイドルグループ「腐男塾」とともに登場したこともある。久々の全日マットとなったこの日、映画の主題歌「埼玉県のうた」を熱唱。作品中に出てくる埼玉ポーズを4人で決めてから決戦に臨んだ。

 だが、埼玉解放戦線は大苦戦。渕がEvolutionの猛攻を浴びて劣勢に追い込まれてしまう。得意のボディスラムを連発し、宮原&大森と3人でヘッドロックパンチを同時に決める見せ場を作ったが、諏訪魔と岡田に場外ハイジャックパイルドライバーを決められると、諏訪魔のスリーパーに捕まってグロッギー寸前に追い込まれた。

 それでも渕はバックドロップで諏訪魔を投げて突破口を開いた。大森がフロントハイキック、ニールキックの連続攻撃で巻き返せば、宮原も低空ドロップキック、顔面ドロップキックの連続攻撃で続く。自ら呼び込んだ渕のドロップキックが自爆に終わり、宮原は佐藤の串刺しミドルキック、諏訪魔のフロントスープレックス、岡田のダイビングヘッドバットを被弾。渕も諏訪魔&佐藤のハイジャックパイルドライバーの餌食となりかけたが、大森がアックスボンバーでコーナー上の諏訪魔を叩き落として阻止。アックスボンバーで佐藤を蹴散らすと、孤立した岡田に渕がドロップキックをさく裂。すかさず宮原が二段式ジャーマンを爆発させて3カウントを奪った。

 23分に及ぶ熱戦の末、埼玉解放戦線が埼玉・春日部の地で勝利を飾った。試合後、大森&渕、そしてはなわさんとともにかちどきを上げた宮原は今シリーズ初となる最高マイクをはなわさんとのコラボ版で披露。「埼玉、最高」で締め、はなわさんとともに埼玉ポーズを決めた。

 3・19後楽園大会では野村との三冠王座V3戦を控える。宮原は「埼玉をこよなく愛する男としては、こうやって今日はなわさんとお会いできて、リング上で最高マイクのコラボレーションができて、最高にパワーいただきました」と大一番を前に大いに刺激を受けた様子。「これで盛り上がります。埼玉ポーズやっていただいて。プロレス界にまで浸透してます」と喜ぶはなわさんとともに埼玉ポーズでV3戦へ向けて気勢を上げていた。

【試合後の宮原、はなわさん】
▼宮原「ありがとうございました」

▼はなわさん「最高でした」

▼宮原「埼玉をこよなく愛する男としては、こうやって今日はなわさんとお会いできて、リング上で最高マイクのコラボレーションができて、最高にパワーいただきました、タイトルマッチ前に」

▼はなわさん「うれしかったです。ありがとうございました。埼玉のスーパースター」

▼宮原「いやいや」

▼はなわさん「これで盛り上がります。埼玉ポーズやっていただいて。プロレス界にまで浸透してます、埼玉ポーズ」

▼宮原「埼玉ポーズ!」

※二人で埼玉ポーズ

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