プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

3/12【全日本】三冠初挑戦へ野村が王者・宮原を初フォール! 爆弾・北斗ボムも爆発

『2019 DREAM POWER SERIES〜GROWIN' UP vol.19〜』東京・新木場1stRING(2019年3月12日)
○野村直矢&ゼウス&ディラン・ジェイムスvsヨシタツ&青柳優馬&宮原健斗×

 予告していた爆弾はノーザンライトボム。野村が王者・宮原から初のピンフォール勝ちを収め、三冠ベルト初挑戦・初戴冠へ向けて最高の弾みをつけた。

 3・19後楽園の三冠戦へ向けた前哨戦が3・9銚子大会で幕開け。初挑戦となる野村が宮原の眼前で青柳を破って先勝した。2度目の前哨戦となったこの日は王者・宮原がヨシタツ&青柳、挑戦者・野村がゼウス&ディランとそれぞれ組んでの激突。「爆弾用意してるんで、次、前哨戦、新木場でその爆弾、爆発させようかなって思ってますよ」と予告していた野村が有言実行の爆発をみせた。

 先発で王者と向き合い、ショルダータックルでなぎ倒して先手を取った野村は場外戦でも会場の壁に叩きつけるなど積極性をみせる。その後、宮原が頭突きを連打するなど場外戦でお返しし、野村がエルボー連打を浴びせても仁王立ち。余裕すら漂わせながら王者の貫録を見せつけた。

 だが、野村も引き下がらない。終盤になって両者が向き合い、宮原が「いくぞ新木場!」と串刺し攻撃を狙ったところを野村はショルダータックルで突進。「いくぞ新木場!」とお株を奪ってショルダータックルを連発し、ゼウス&ディランの援護射撃を受けると、スピアーで豪快に宮原をねじ伏せる。宮原が繰り出したブラックアウトをキャッチしてSTFで捕らえると、鎮圧にかかる青柳が喧嘩腰のエルボー合戦に持ち込んでも返り討ちにした。

 宮原も後頭部へのブラックアウト、ジャーマン、ブラックアウトで巻き返しを図ってきたが、シャットダウンは野村が決めさせない。ワンツーエルボー連打で押し込み、「宮原健斗を寝かす自信がある」と豪語していたこん身のフルスイングエルボーでねじ伏せると、ノーザンライトボムを敢行。これで完全に動きが止まった宮原にマキシマムを爆発させて3カウントを奪った。

 野村が宮原から初のピンフォール勝ちを収め、前哨戦2連勝。王者からの直接勝利で三冠初挑戦・初戴冠へ向けて最高の結果を出した。フィニッシュとなったマキシマムの前に繰り出したノーザンライトボムこそ、野村が予告していた爆弾だった。宮原の師匠・佐々木健介のフィニッシュホールドでもあり、肉体的なダメージと精神的な揺さぶりをかけられる一挙両得の一撃といえた。

 会心の勝利に野村は大の字となった宮原の眼前でベルト獲りポーズを披露し、「3月19日は宮原健斗を寝かすぞ! プロレス界に入って5年、この培った5年であいつをぶっ潰す。そして俺が三冠ヘビーのベルトを必ず獲ります!」と豪語。「肉体的にも精神的にも追いつめてやるよ。あれが勝負のカギですよ。あれ出して、マキシマム決めて3つ必ず獲ります」と1週間後に迫った三冠戦へ向けて今宵の再現を予告してみせた。

 「もう獲る自信しかないですよ。19日、俺が全日本プロレスの新しい顔になりますよ」。そう言い切った野村の勢いは加速の一途。三冠初挑戦・初戴冠が一気に現実味を帯びてきた。

【野村の話】「今日、宮原健斗から直接獲りましたよ。もう獲る自信しかないですよ。19日、俺が全日本プロレスの新しい顔になりますよ。で、あと最後、フィニッシュの前に出した、あれはノーザンライトボム。宮原健斗の師匠の技。精神的にもダメージ大きいんじゃないですか。肉体的にも精神的にも追いつめてやるよ。あれが勝負のカギですよ。あれ出して、マキシマム決めて3つ必ず獲ります」

プロ格 情報局