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3/17【NOAH】スターレーンに捧ぐ死闘 杉浦が潮崎ねじ伏せGHC戦線で再浮上

『Spring Navig. 2019〜さようなら&ありがとう 博多スターレーン ここに思い出の足跡を〜』福岡・博多スターレーン(2019年3月17日)
○杉浦貴vs潮崎豪×

 杉浦と潮崎が3月いっぱいでの閉館、取り壊しが決まっている博多スターレーン大会に捧げる死闘を展開。最後は杉浦が潮崎をねじ伏せ、GHCヘビー戦線で再浮上を果たした。

 ノア最後の博多スターレーン大会となったこの日。組まれた“メモリアルマッチ"は「丸藤正道vs小川良成」「杉浦貴vs潮崎豪」の2試合で、丸藤と小川は投げ技、打撃のない“感謝の技巧戦"を繰り広げ、そして杉浦と潮崎はすべてを出し尽くす“感謝の死闘"を繰り広げた。

 のっけから杉浦が猛烈なエルボー、潮崎が猛烈な逆水平を打ち合うフルスロットル勝負。勢いで勝った潮崎がマシンガンチョップでスターレーンに破裂音を刻みつければ、杉浦も殺気みなぎるマシンガン・エルボーで応戦。中盤もジャーマンやラリアットを正面から放ちあう肉弾戦が続いた。

 先に好機をつかんだ潮崎が必殺のショートレンジ豪腕ラリアット発射に成功したが、杉浦は3カウントを許さない。逆に一瞬の予選スラムで両者大の字に持ち込んだ杉浦が、鬼のエルボー乱打やビンタ、顔面へのヒザ蹴りと猛逆襲に転じ、2度めの予選スラムも繰り出したものの、潮崎もギリギリで肩を上げる。ならばと杉浦は奥の手・雪崩式予選スラムを成功させ、ようやく死闘に終止符を打った。

 試合後には大の字の潮崎と握手し、スターレーンに“死闘"を捧げた形。三沢さん急逝直後の2009年6月14日。力皇猛を破って潮崎がGHCヘビー初戴冠を果たしたのも、ここスターレーンだった。バックステージで杉浦は「寂しいよね。いろんな思い出があるし。今日やった潮崎なんかはね、(三沢さんが亡くなった)広島の次の日、ここでタイトルマッチ決まって。試合前に柔軟とかアップしてる時、泣いてんだよ、アイツ。その時『泣くなら終わってから泣け』って言ったこともあったな。いろんな思いが詰まった会場だよ、ここは」と明かした。

 ともあれ、潮崎を破ったことで若き王者・清宮海斗が引っ張るGHCヘビー級王座戦線でも再浮上を果たした形。「団体のロゴが変わろうが、マットの色が変わろうが、体制が変わろうが、新しい風が吹こうが、俺はベルトを狙うだけだから。そこはもう絶対ブレないから。プロレスラーってことは、ベルトをつかむってことだろ?。何も変わってないよ。周りは変わっても俺は変わらない。いつでもまた、タッグもシングルもベルトに挑戦できる位置にいると思うんでね。まぁ、今“新しいノア"って騒いでるけど、俺はまたぶん取りに行くから」と再び博多から頂上を見据えた。

【試合後の杉浦】
――かなり激しい試合となったが?

▼杉浦「こうなるだろ、やっぱり。お互いのフィニッシュやっても決まらないから、いくらでも行くだろ」

――潮崎に勝ったということは、シングル戦線でも再浮上のきっかけになった?

▼杉浦「おう。団体のロゴが変わろうが、マットの色が変わろうが、体制が変わろうが、新しい風が吹こうが、俺はベルトを狙うだけだから。そこはもう絶対ブレないから。プロレスラーってことは、ベルトをつかむってことだろ?。何も変わってないよ。周りは変わっても俺は変わらない」

――まずはタッグリーグという状況でもあるが?

▼杉浦「タッグリーグが始まるからな。ただ、いつでもまた、タッグもシングルもベルトに挑戦できる位置にいると思うんでね。まぁ、今“新しいノア"って騒いでるけど、俺はまたぶん取りに行くから」

――ノア博多スターレーン最後の大会となったが?

▼杉浦「寂しいよね。いろんな思い出があるし。今日やった潮崎なんかはね、(三沢さんが亡くなった)広島の次の日、ここでタイトルマッチ決まって。試合前に柔軟とかアップしてる時、泣いてんだよ、アイツ。その時『泣くなら終わってから泣け』って言ったこともあったな。いろんな思いが詰まった会場だよ、ここは」

――自身の試合で思い出深いのは?

▼杉浦「ここじゃ色々やったし…佐々木健介ともやってるし。俺としても、いろんな人とやった思い出のある会場。寂しいよ」

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